やっと、お前を本当に捕まえられた

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表題作熱砂の炎愛

カミール,王子
新藤保,取材で訪れた出版社のライター

その他の収録作品

  • 幸福なサプライズ
  • あとがき

あらすじ

神秘の国カリデュラに取材で訪れた保は、王宮で開かれたパーティーで王子・カミールに襲われてしまう。
自分を気に入ったと、その後もカミールに淫され、そして王宮に囚われる保。
強引で我が儘なカミールに困惑しつつも、国を真摯に思うその姿に惹かれはじめるが、逃げ出すことをやめ彼のそばにいる自分に戸惑う。
そんな中、カミールの結婚話を知った保は自分の……カミールのためと離れる決意をするが……。

作品情報

作品名
熱砂の炎愛
著者
桂生青依 
イラスト
緒田涼歌 
媒体
小説
出版社
イースト・プレス
レーベル
アズ・ノベルズ
発売日
ISBN
9784781611396
3

(1)

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萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

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レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

甘いアラブもの

アラブと言う表現より砂漠の国と言うイメージでしょうか。
世界をバックパッカーしながらフリーのライターとして活動している保が
アラビアンナイトの世界だと感想を抱いた国でいい記事を書くために
その国の王宮に外国人を招いたパーティーがあると知り日本の出版社経由で
出席出来るように計らってもらい、パーティーに参加したがアクシデントで
王宮内で迷い、迷った先で男同士でいい雰囲気になっている現場を見てしまい、
気がつかれないうちに帰ろうとした時に見つかり、同性と戯れていたのが
実はこの国の王子で戯れの相手が保に見られたことで逃げてしまったからと
保がその戯れの身代わりにされ抱かれてしまう。

あらすじだとこんな感じでしょうか、なんでも自分の思い通り王子と言う立場で
特別視されるカミールが王子の自分に敬意も払わない保に興味を抱き、
一夜の戯れで抱いて何か褒美を取らせようとするが褒美ではなく謝罪だろうと言われ
またそこで興味、無理やり抱かれた保は怒り心頭ながら相手は王子と二度と
合わないだろうと思ったら保の泊まる宿に再び王子が現れる。

無理やり犯された保ですが、強引な王子と過ごすうちに王子の人となりを知り
惹かれますが、監禁されていると同じ状況で保は欲しいと言われても素直になれない、
それにカミールの結婚話があることを側近から知らされ心が揺れ動く。

カミールは王子という枷に縛られ自由に世界を旅する自由人な保に惹かれて、
自分の傍に置いておきたいと保の気持ちを無視して留め置くけれど、
保が本気で拒絶すると保のために心を砕く優しい雰囲気もあってアラブと言うには
かなり甘い雰囲気です。
保は結局王子の愛に応えるのですが、仕事は続けるみたいなので、
きっとカミールはその度に自由人だと解っていても飛び回る保にやきもきされるのかもと
想像させてくれるラブものです。

2

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