誘惑のエメラルド

yuuwaku no emerald

誘惑のエメラルド
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

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レビュー数
1
得点
25
評価数
7件
平均
3.7 / 5
神率
28.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫(小説・白泉社)
発売日
価格
¥848(税抜)  ¥916(税込)
ISBN
9784592851202

あらすじ

人買い商人に騙され、奴隷市で売られる運命に堕とされたミゲル。海賊船に捕われ、危ういところで救出されるが、それは波乱の幕開けにすぎなかった。待ち受ける公爵の城にはひとりの麗人がいて…。

表題作誘惑のエメラルド

フェルディナンド・オットー,公爵/ミゲル,小姓
エメロード,絶世の美貌を持つ伯爵

同時収録作品恋の駆け引き

オットー,候爵,/リュシアン,小姓
エメロード,破産寸前の美貌の伯爵,19才

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数1

どちらのエメロードがお好みですか?

BL界耽美の女王様と私は山藍紫姫子先生を密かに呼んで崇拝していて
この作品もかなり楽しみにしておりましたよ。
先生の作品にしては、毒々しいまでのエロスが不足気味な気がしないでもありませんが
この作品は1997年に考えられたストーリーだそうで予定テーマは絢爛豪華な王宮もの
そんな依頼で考えられた作品なのだそうです。

絢爛豪華をとイメージしたものの本人曰それほどにならなかったと、
それでも王宮もののイメージは読者にはっきり伝わりますね。
それに今作品のイラストが作品とかなりマッチしていて素敵なのです。
表紙イラストにエロスがにじみ出ているようですよね、うっとりします。

この作品には2本の作品は収録されているのですが、1本は表題作品なのですが
もう1本の「恋の駆け引き」は表題とは別作品でありながらほとんどキャラが同じと言う
同じ主役でありながらまるっきり正反対の受け像を書き分けているのです。
主役のエメロード、フランス語のエメラルドを名前に持つ主人公は表題では氷の仮面を
被っているような冷淡な女王様タイプの悪党系、もう1篇では無垢で天然なボケキャラ、
全然続き違うエメロードが出てくるのでその違いも面白いですね。

表題作は貧乏貴族の三男ミゲルが人買いに騙され奴隷市場で売られ海賊に買われ
あわや毒で命をという時に助けられフェルディナンド・オットー公爵に引き取られ、
公爵家に客人として暮らすエメロード伯爵の指名され小姓になります。
ミゲルが毒で殺されかけた原因を作った張本人がエメロードですが、
公爵家でエメロードに会った時はその美貌に一目惚れ状態で自分が毒殺されそうになった
原因を作った女だとは気がつかないでエメロードに崇拝するがごとく小姓として仕える。

でもエメロードはそんなミゲル相手に手ひどい仕打ちを毎夜するようになります。
ムチで打ち付け、何も知らなかったミゲルを犯す。
エメロードとミゲルの関係は後にリバ的な変化を見せます、そもそもエメロードは
ミゲルと快感を伴う行為をしようという意図は皆無なのです。
エメロードは公爵を密かに暗殺するために公爵家にいるのですが、
その陰謀をミゲルに知られたことからミゲルを絡め取るように調教しているのです。
もっもミゲルは自分を毒殺に危機に陥れた相手は女だと思っているので気がつかない。

この二人のリバものかと思ったらやはり大物は後から参戦する訳で、
それが公爵様なのですが、エメロードを拷問するときに用いた方法がとても怖い。
あそこにネズミが入った拡張器を入れられて、生きた鼠が動き回る!
ちょっと怖いです、想像したくありませんね。

表題作のエメロードは自分の気持ちを全て心の奥深くに閉じ込めて強固な殻に
閉じこもり、いつしか感情も押し殺し喜怒哀楽を見せない人形じみた感じですが、
それが公爵やミゲルの手によって次第に人間らしさを取り戻していくような話です。
心に闇を抱えたエメロードに魅せられてしまった公爵とミゲル。
意外にもこれから先希望が見えてくる気がするストーリーだと感じました。

もう1篇は全然違う雰囲気で箱入り伯爵エメロードが小姓にエロい練習をさせられ
生真面目に小姓に言うことを信じる天然さが可愛らしいのです。
小姓は何者にも代えられない宝のようにエメロードを崇拝し愛しく思っていて、
愛するものを養う行為はある意味健気ですが、こずるい小姓でもあります。
そこへ出てくるのがオットー候爵でエメロードを中心に候爵と小姓が駆け引き。
雰囲気も設定も違う作品でありながらキャラがほとんど同じ、面白い設定でした。




4

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