先輩! もう何があっても離れませんから!

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表題作恋する暴君 9

森永哲博,ヘタレでワンコな後輩,助手
巽宗一,ツンデレで凶暴な先輩,研究員

同時収録作品番外編 knockin' on your door

国博,森永の兄,
真崎,元同級生

その他の収録作品

  • 取捨選択
  • あとがき

あらすじ

心もカラダも通じ合ったと恋人気分で意気込む森永だが、いきなり1週間の研修で離ればなれに…。
やっと先輩と会えるとウキウキ帰ってきた森永を待ちうけていたのは、鬼のような宗一だった!
優秀な助手=森永のいない間、使えない助手にキレていたのだ。
かくしてここに、新助手の面接がはじまった――!!
国博&真崎の番外決着編も収録の第9巻、大ボリュームでお目見え!

作品情報

作品名
恋する暴君 9
著者
高永ひなこ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
恋する暴君
発売日
ISBN
9784796405539
4

(69)

(31)

萌々

(18)

(17)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
14
得点
279
評価数
69
平均
4 / 5
神率
44.9%

レビュー投稿数14

待ってました

10周年おめでとうございます。
楽しみにしていた9巻やっと読みました。

研修から帰ってきた森永くん。
森永くんの留守で大学の研究室の方がてんやわんやの先輩。
あと1年でいなくなる森永くんの後釜になる人材を探し助手の募集をかけ面接しますが
イケメンや美人、だれを見ても心配でしょうがない森永くん。
最終的に決まった2人にでさえ、先輩に選ばれた・・・という理由で嫉妬する始末。

先輩の気持ちが少しづつだけど自分に歩み寄っていることも
自分を信頼してくれていることも、よくわかっているのに
一緒に居てくれるだけで充分なはずなのに。
恋をすると不安で不安でしょうがなくなって・・・
でも、その不安な気持ちをきちんと感じ取っている先輩。
以前だったら、そんなこと言わなかったと思うけど
ちゃんと森永くんに、「言いたいことがあるんだろう?」と先輩から心配する言葉が。
一方的に怒ったり怒鳴り散らすのではなく、森永くんに歩み寄ってる先輩。

自分と先輩の気持ちの大きさが違いすぎて・・・
自分ばかりが先輩を好きすぎる。
「気持ちの大きさって、どうやってで測ればいいんだ・・・」
ちゃんと森永と向かい合おうとしている先輩の言葉だと思いました。

『一緒にいて欲しいと言った時に、自分なりに大きい覚悟をした』
『その覚悟を簡単にひるがえしたりしない、もう少し信用しろ・・・』と。
うわぁ~なんてカッコいい先輩!惚れ直しました♪
今まででは考えられない、先輩の言葉・・
これって「お前が好きだ・・・」て私には聞こえてなりません。
一緒に暮らし始めた時点で、先輩は先輩なりに森永を受け入れていたんですね。
口では『好き』とか『愛してる』なんて死んでも言わないって感じの先輩だから
森永くんは不安や嫉妬でいっぱいになってしまったけど
今回はまっすぐな先輩の気持ちが、ちゃんと森永くんに届いていましたね。
そして今までと違うのはやっぱりHかなぁ~
そこに二人の『愛』があるなって雰囲気で、今までとは違いました。
先輩ぜんぜん嫌がってないし(むしろ嬉しそう)、最中に会話してるし
先輩イクとき、森永くんの名前呼んでたし・・・(相変わらず乳首に弱い先輩でした)
愛し合ってるな~ていう感じが滲み出ていました。

後半は森永くんのお兄さんの国博さんと森永くんの初恋の人真崎さんのお話です。

ひどいことをしたのに、何度も訪ねてくる国博にとまどう真崎。
少し距離をおきたいと思っても、自分の気持ちをまっすぐに投げてくる国博に
少しづつ心を開き始める真崎。
国博のことがというよりも、自分が許せない真崎は森永くんに会って謝罪し
自分の気持ちに区切りをつけ、国博と向き合う決心をする。
真面目で正直な国博は、弟のことも含めこれから真崎と前向きに生きようと覚悟する。
長い長い時間をかけ、やっと結ばれた国博と真崎。
ここにきてやっと、今までずっと好きだったことを告白する真崎。
真崎さんの幸せそうな笑顔初めて見ました。

描きおろし『取捨選択』

森永くんんが先輩にしていることを、新しい助手の二人が見て
自分たちのこれからの参考にしようとしています。
しかし、見ていると自分たちにはできないことばかり・・・
そう、すでに森永くんと先輩はかゆいところに手が届く的な『夫婦』のような存在で
他の人がまねできるようなものではないのです。
「森永さんはMか?奴隷か?」
自分たちには、とても森永がしていることをやる自信はないと焦る新人助手二人。
森永くんはホントにMなのかも・・・
だって先輩のお世話を甲斐甲斐しくやる森永くんってすごく幸せに満ち溢れてるから。
なんだかんだ文句言いながらも、まんざらでもない先輩。
幸せオーラが君たちにも見えるでしょ?と新人2人に言ってやりたい。(笑)

4

可能なら…一気読みした?

この巻数を購入するのは ずっと読んでる方ではないでしょうか? 色々ありましたね〜兄さん カドがとれてきたって 周りが 気づきはじめて 森永くんは あわあわしてるし
新しい兄さんの助手選びの時は 森永くんが可愛くてニマニマしました

ただやっぱり ノンケの兄さんが こうなってまだ 一年程度…その視点に立つと 兄さん の気持ちを丁寧に書いてるな〜と思います。

少し余談ですが、巻数一つ戻って 8巻の森永くんの 「どうしたら この気持ち全部 先輩に伝えることができるんだろう…」
のトコ好きなんですが BGM オススメあります
SPYAIRのI miss youを聴きながら もう一度読んでみると グッとくると思います
余談すみません 森永押しなので …

この巻数で終わりではないです なんせまだ兄さんが 自覚してないので… 事実を認識したって所かと思いました。 今後どんな風に 森永くんが報われるのか楽しみな作品ですね

最近こちらに戻ってきて 色々読み漁っているのですが 10年分を一気に読めて 幸せ〜と思ってる作品です(^^)

元々の話しも知りたくて チャレンジャーズも読んでみたんですが 兄さんの でかめの覚悟って 弟にチラッといってるセリフにリンクするのは 深読みしすぎですかね?

「じじぃになるまで くっついてるわけにいかないんだからな!」と
弟に 友情と愛情を ごっちゃにしてるんじゃないかとも 言ってて 自分でこんな事言った後 森永くんと こんな状態ですよ。
一年程度の時間で 簡単に この性格が素直になれないでしょ〜
人間そんなに すぐ変われないから 兄さんの気持ちに寄り添うと この巻数は妥当かな〜

兄さんに とって 森永くんは 信頼してる存在で そばに居て欲しい人と認識はした 。 それを 兄さんに、どう自覚してもらうんだろう…
ここを、あくまでも森永視点で描くんだろうなという高永てんて〜
… に萌えている。……あら⁉︎




2

やっとキタ~

前々からお兄ちゃんカップルの続きがとても気になって、ちゃんとくっつく二人がほっとしました。カバーの裏表紙でテレながら渡した初めてのバレンタインプレセントの真崎の表情、それを受け取った国博の微笑む表情が、二人の幸せオーラを散らかしました。生真面目な国博からのホワイトデーお返しは気になります。二人の話をもっと読みたい~。

甘えん坊な森永が鬱陶しくてたまらない。巽くんにラブラブな甘い~恋人ライフを期待するのは間違いましたよ。「先輩と幸せになるために一切欲を捨てよ」とヒロトくんのアドバイスを賛成したわ。それでも不器用な巽くんは森永の欲を頑張って答えた。機嫌がよくなった森永が巽くんの周りにうろついて何かも世話をやいてしまう。公私混同しないって言った次の日にいちゃいちゃ二人を見た後輩たちは戸惑ってしまった ヽ(\'◇')ノぅわぁあ。

国博x真崎、巽x森永、両方永遠に読みたい~ o(^-^)o ワクワク。

1

暴君シリーズ10周年!!

本屋さんでBL新刊コーナーになく、店員さんに確認するとなんと一般新刊コーナーに大量に積まれてました!
作品の人気と本屋の本気を感じました(笑)


さて、8巻で完結かと思いきや、まだまだ続きます。
受け入れてもらえただけで満足すべきなのに、ぐるぐる嫉妬して同じように自分を好きになってほしいと思う森永くんの葛藤が切ない。
でも、少しずつだけど先輩が歩みよっていて微笑ましかった。
先輩からの積極的!なシーンもありましたが、いかんせん公共の場で読んでいたので読みたいシーンを飛ばすしか(笑)
帰宅したらしっかり読まなきゃ(´・ω・`)

後半はほとんどお兄ちゃんと真崎さんのお話。今まではいまいち踏み切れないお兄ちゃんでしたが、今回ですっきりしたみたいです。


えちシーンも大ボリュームで、それぞれのカップルもどんどん近くなっている。
本当にすてきな作品だなぁ。

ただ、あれだけあからさまにしてたらいつか助手'sに二人の関係バレちゃうぞ(笑)

次巻への期待を込めて、萌×2評価にいたしました(*^^*)

4

「でかめの覚悟」って…!(*ノωノ)

実はこのシリーズ。
あまりに先輩がツンツンしすぎてて、すごーく苦手な作品でした。
きっと随所随所にデレがあったのかもしれないのですが、私には見つけられない
というか、足りなさ過ぎて。
しかし!
8巻で無事くっついて終了したと思っていたのですが、その後の続きがあると
いうことで、思わず購入!
しかも、森永の兄・国博と真崎の話が収録されていると知って、本当に楽しみに
していました♪

【恋する暴君】9巻。
…ありましたありました、ありましたよ先輩のデレがー!!
いよいよ私自身が見つけられるようになったのか、はたまた先輩のソレが
分かりやすいデレだったのかは分かりませんが(笑)、このシリーズ9巻目にして
初めて先輩にときめいちゃったかもしれません〃

森永が卒業すると共に足りなくなる人手(=助手)を、面接と称して募集
したわけですが、久々に【恋する暴君】を読んで、
「あれ?森永ってこんなにおばかっぽかったっけ?」
と思った私がいます(笑)
本当、先輩のことが絡むと周りが見えなくなるというか、冷静さが失われると
いうか。
それでいて物凄く暴走するし、けど本当の思いは抑え込むしで結構厄介人物
ですよね(笑)

けど何が違うかって、そういう微妙におかしい雰囲気を、先輩がしっかりと
キャッチできるようになっているということ!
それって、ちゃんと森永を見ているということだし、気にしているからこそ
ちょっとした違いを感じ取れるようになっている。
だからと言って頭ごなしに叱り付けるわけじゃなくて、
「何でも言って欲しい」
って思えているのが、読んでいてとても嬉しくなりました。
(聞き入れる、聞き入れないは別問題として・笑)

それでいて、あの発言…!!!
なになにっ、でかめって!でかめの覚悟って!
(思わず本を持つ両手に力が入り、ちょっと紙がよじれかけたのは内緒)
いや、確かにそうなんですが、高永さんの言葉のチョイスと、それを先輩が
言ったという事実にきゅんきゅんしちゃいましたっ♡♡

まぁまだ森永が大学にいるうちは安泰…な二人なんでしょう♪


国博と真崎のお話も、何と言うか、ちょっと感動してしまいました。
ずっと好きだった男が、何故か自分に好意を持ち始めたことに戸惑いを
隠せない真崎。
確かにそうですよね、彼がしたことと言えば本当は許されざることだと
思うので。
けれど、国博はそうではなかった。
時間をかけてでも、真崎に自分の思いを真っ向から伝えて、分かって貰いたくて、
そして自分と心を通わせたい一心で。
そんな男だからこそ、真崎はずっとずっと、国博を好きでいたのかもしれない。
本当は純粋で真っ直ぐな男だからこそ、国博は真崎に惹かれたのかもしれない。
長い年月があったからこそ繋がり合えた二人に、心が締め付けられました。


これからも、この2組のお話がちょこちょこ読めたら嬉しいなぁと思います♪

4

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