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表題作魔法使いのその前に

羽川,蓮の隣室に住む古書解読や翻訳を営む作家
佐久良蓮,欧州の輸入雑貨を扱うショップの店員,25

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

あと5年で三十歳になる佐久良は未だ童貞の、いわゆる魔法使い予備軍だ。
そんな佐久良の隣人・羽川はいつも女性を部屋に連れ込んでいる大人の男。
縁遠い存在だった羽川とひょんなことから食事を共にするようになり、気に入られてしまう。
だがある日、風邪をひいて寝ている佐久良の元へいつものように羽川がやってきて
「男は好みじゃないけど、君は特別」と、そのまま押し倒されてしまい――! ?

作品情報

作品名
魔法使いのその前に
著者
火崎勇 
イラスト
乃一ミクロ 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
発売日
ISBN
9784796405997
2.6

(11)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(2)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
3
得点
25
評価数
11
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

魔法使い!

魔法使い!と聞いてw
これはあれだよね~30歳になったら・・・ってやつですよね~と
ニヤニヤしてしまいながら購入(;´Д`)

あらすじにもあるように童貞の受け様で
お隣さん(違う女性が出入りしている)のイケメンの事が気になっています

知合いになりたくて、受け様が攻め様をご飯へ招待します
少し親しくなったところで、受け様が風邪をひいてしまい
意識がもうろうとする中、攻め様からキスされて・・・
夢だと思っていた受け様ですが本当の事だとわかって
余計に攻め様の事を気にします

前半と言いますか話の3分の2ぐらいまで
攻め様のノラリクラリといいますか、世の中からずれている感覚
イケメンと言うか綺麗でかっこいい!のですが
どうにもこうにも行動や発言が、読み取れなくて受け様も
読んでるこっちも「どんなんじゃい!」てなります

ですが後半・・・こういうことだったんですね・・・
ほうほう・・・これなら納得です
せっかく理由が分かったのにもう少し先が知りたいのですが・・・

あとがきに今後をざっくり提案してくれている先生w
その後が気がまた面白い!

前半のあの私のもやもやを一気に吹き飛ばしてくれる後半の追い上げはすごかったです

1

ココナッツ

だんさま

解説くださってありがとうございます^_^
なるほどー、作品情報に偽りなしなんですね。
あ、もちろん偽りありだと思っていたわけではないのですが、あらすじ読む限りですとそんな展開ものだとはまったく思わなかったもので…;^_^A
まるっきり異世界創作系でないものは好みなので、読んでみたいと思いました!
ありがとうございます(*^o^*)

だん

最後の「これか!」がしれてもいいならどうぞで~す
ネタバレしまくります・・・

ココナッツ様の自己紹介のところで
異世界は望まないという事でしたが
これは現実社会モノで、ファンタジーというよりは
都市伝説みたいな「マジ!こんなの本当にあるの!?」寄りだと思います

↓↓















ココナッツ様

こんにちは。はじめまして!
だんです (*´∀`*)

『外国人』や『人外』、『推理ミステリー』・・・
間違いありません!

「推理ミステリー」というのはたぶん攻め様の正体が
後半にならないと全く分からないということだと思います
最初読んでいるうちに上にも書きましたが・・・攻め様が
不明過ぎて、あれ??あれれ??だったんです
それが吸血鬼(生気吸い取る人)・ヴァンパイアだったんです
結果的に受け様・・・ヴァンパイアの花嫁になりますw
なので「外人」だし「人外」となります

Hしながらの正体バレで話が終わっていくのですが
あとがきで今後の流れを描いてくれているのでそれが面白かったかなw

ココナッツ

だんさま

だんさま、こんにちは。
ココナッツと申します。

こちらの作品、発売直後でまだまだレビューつかないだろうなあと思っておりましたので、楽しく拝見いたしました。

情報には『外国人』や『人外』、『推理ミステリー』などが登録されておりますが、この作品てファンタジー風味なのでしょうか?
買おうか迷っておりましたので、教えて頂ければ嬉しいのですが;^_^A

魔法使い VS ???

VSといっても、戦うわけではないのですが、なんとなく(笑)
1冊丸ごと表題作です。蓮(受け)の視点でストーリーは進んでいきます。

蓮は25歳ですが、美人の姉と半同居していることもあり、童貞のまま30歳を迎えて「魔法使い」になるだろうという都市伝説を笑いながら思っています。そんな中、妖しい魅力あふれる隣人・羽川(攻め)と知り合い、胸をときめかせますが…という内容です。

ネタバレしますと羽川は「吸血鬼」のようなもので、人間から血でなく生気をもらって長く生きています。

羽川は冒頭から怪しさ満点でしたので、唐突感はありませんでした。そういう点では、無駄のような「魔法使い」伝説が布石にもなっていたかもしれません。題名もインパクトありましたし、童貞もポイントではありました。

しかし、題名とあらすじでした予想とは違った内容でした。
私は楽しかったですが、がっかりされる方もいたかもしれません。

魔法使いは冗談に過ぎず、羽川の魔力がメインです。
羽川は生気をもらうために美女を部屋に連れ込んでSEXします。直接な場面はないですが、攻めが受け以外とするのを臭わすだけでも嫌な方はご注意ください。女を抱いた後に同じベッドで蓮と初エッチですからね…。
結構早い段階で両思いになったかと思ったのに、童貞だと分かると羽川に突き放されて、連絡もしてもらえず連は哀しい思いをさせられます。

作者様の作品の主人公は、どこか自分に冷静な部分を残しており、普段は大人しいのに時々勇気を出して行動をするという人物が多く感じるのですが、蓮もそうでした。
自分は羽川を好きなのか、羽川は自分を好きなのか、友人や姉の助言を参考にしつつ冷静に判断をします。ただ、羽川はうるさく詮索しないところを気に入ったと言いますが、それって単に他人に興味ないだけのでは…?
また、羽川に突き放されてから、泣き寝入りで終わらず、理由を質しに部屋に行きます。そんな姿勢に共感できるかは読む人次第ですが、少なくとも好感はもてるキャラだと思いました。

日常にちょっとファンタジー、怪しい攻め、ピュアかつ冷静な受け、サブキャラは美女好きな方にお勧めです。蓮の吸血鬼イラストも可愛かったですよ。

0

思てたんと違う……(泣)

火崎さん、久しぶりに読ませていただきました。
あらすじと、帯の“君は一生、童貞のままでいい”で
イケメンの年上モテ男に、DTくんがメロメロに愛されちゃうお話かな!?って
勝手にわくわくしたのです。
乃一ミクロさんの表紙も美しかったので♪

魔法使い前の蓮は、美しすぎる姉が自分の魅力をフルに活かして
自由に生きている姿が好きらしいんですが
私にはあまり好ましい印象が無くてですね…。
でも姉を口説こうとしている金持ちの男が
姉を繋ぎとめたいため高いマンションに住まわせてくれたから
イケメン羽川が隣人というシチュエーションになるわけなんですけども。

蓮はゲイじゃないけど羽川があまりにも魅力的すぎて
恋愛感情なのかどうか戸惑います。
羽川は掴みどころがなくて、生活感も無くて
いつも違う女性を部屋へ入れている男ですが
蓮の作る料理は美味しいと言って何度も一緒に食べるようになり…。

ここまではふむふむ読んでいたのですが
いざ肌を重ねるとなった時に
蓮がとても覚悟を決めて羽川の部屋を訪れたというのに
途中で「自分で処理して帰れ」って……ナニソレ!!??
その後も連絡もとってくれずフォローのひとつもない!!
勿論後で事情が明かされますけども
そこでも「……えっ!!??」とおったまげましたよ私は……。
まさかそういうオチだとは、と、どんでん返し的な内容をお好みの方には
もしかしたら楽しめるかもしれませんが
もう勝手にチェリーが甘やかされる話と勘違いしていた私は
扉を開けたらクリームパイが突然飛んできて
鼻穴にまでクリーム入ったくらいの驚きだったのです。
(例えが陳腐でスミマセン…)

蓮が見栄を張って、姉が恋人だと羽川に勘違いされたままいたのに
付き合う事になっちゃってその辺二人はいーんスかと思ったし
他の言動でも羽川が勝手な男に思えてしまって…。
蓮に対する愛も感じ辛かったし。

あと、蓮がバイト仲間や姉にアドバイスを求めるのも
そりゃ恋愛経験乏しいからしょうがないだろうけど
なんとなくいちいちだとイラッとしたというか……。

私が苦手だっただけですので、
こういう攻めと受け好き!!という方もいらっしゃると思います。
色々言ってしまってすみませんでした;;

6

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