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まさか続きが読めるなんて幸せだ~っ!!
このレビューを書くまでに、何度再読したことか(笑)
今回も秋成の試練でしたね。
前作でつらい思いをしてきて、やっとイズディハールと幸せになれた矢先
まさかのイズディハール死亡?!(実際はちゃんと生きてましたが。)
前作で出てきたテロリストを今度こそ根絶やしにするため
イズディハールが自分の死を利用しいろいろと動いていました。
そのせいで弟のハミードと秋成がっ…
いやいや今回は本当に読みごたえありました!!
まさかハミードが秋成にそこまで想いをため込んでいたとは?!
兄の死で抑えていた感情も爆発したんでようね。
本当に亡くなっていたなら、すぐにとは言わずとも秋成を幸せにしてくれ
とも思いますが、やっぱりね(^^;)
いい奴だけに切ないよ。
秋成のように静かだけれど芯の通った人物もいいけど
結構やんちゃで、手のかかるような子とくっついてもいんじゃない?
文句言いながら、世話焼いてそう。
スピンオフか何かで幸せにしてあげて~っ!!
腐海にずぶずぶ入るきっかけとなった前作に2巻があるということを
知った日の幸福感ったらありゃしない!
ドツボなんです、このシリーズ。
紳士、でも押すことを決してやめない、真綿でじわじわ攻め続ける?的な
攻めさん。
悲運にも耐えて耐えて耐えまくり、ようやく幸せになった受けさん。
その二人の続きを、ちと間延びした?的な記述もありながら
読めて幸せ! と思ってたら、
いきなり秋成(受けさん)に降りかかる悲劇ーーーーーーー
まじか、やめてよ、まさかの悲恋もの?????????とびっくりした巻でした。
この巻でも 秋成の美しさ、凛々しさは全開です!
特に軍服姿ーーーーーーーーーー神だわっ 額装したいぐらい好き。
円陣先生、本当にありがとうございます~
11月に3巻が出るとのこと、待ちきれない!
どんなお話になるのか、今から楽しみです。
もしやもしや今作で振られたハミード(双子弟)にいい話?わくわく!
予約して絶対発売当日に読むぞー!
前作、とても好きだったので、イズディハールと秋成のその後が読めて嬉しい(≧▽≦)
両性具有であり、孤独の中で生きてきた受け様の秋成と、秋成を得るために皇太子の位を降りたイズディハール。
イズディハールの元、惜しみ無い愛情を受けて、秋成はますます神秘的な美貌に磨きがかかっているようです。
今回はイズディハールの双子の弟であるハミードの婚約が決まった、という朗報から始まり。
ハミード視点も早々にあり、そこで実はハミードも秋成に恋情を抱いていることを知って、あらら〜ハミードってば(´Д`)
不器用にも程があるわ‥。
私は、ひねくれた攻め様よりは、気持ちを素直に示してくれる攻め様の方が好きなので、イズディハールの方が好みではあるのですが、苦しい胸の内を抱えるハミードは大変萌えでございましたσ(≧ω≦*)
そんなハミードの気持ちに気付きつつも、秋成だけは渡せない、と独占欲も露なイズディハールの気持ちもいいσ(≧ω≦*)
ハミードの婚約者に階段から突き落とされ、怪我をしてベッドで静養している枕元で、イズディハールとハミードが、お互いに内心を隠しながら話す様子とか、イラストと相まってよかった(*´∇`*)
そんな中、外遊に出掛けたイズディハールが乗った飛行機が墜落、というショッキングな事故が。
秋成のショックを思ったらたまらなかった。
イズディハールが亡くなったと思われる中、自分の気持ちが押さえられなくなるハミード。
早急過ぎで、ちっとも紳士的じゃないんだけど、これまで押さえつけてきた気持ちなだけにその必死さににまにま。
秋成のピンチに、イズディハールが颯爽と現れた時は、ドラマチックで、まさにドラマのワンシーンのよう( ☆∀☆)
敬愛する兄と、信頼する弟。
イズディハールとハミードの双子だからこその葛藤がとてもとてもよかったです(///ω///)♪
そしてまた、イズディハールと秋成のますます高まる愛情や幸福感。
えちシーンも、普段紳士的なイズディハールの強引さ、男臭さがとてもステキでした(///∇///)
イラストは変わらず円陣闇丸先生。
相変わらず、垂涎もののステキなイラストの数々でした(///ω///)♪
「砂楼の花嫁」の完全続編でふたなりものでは最高部類になる作品ではないかと
個人的には密かに思っているのです。
既刊「砂楼の花嫁」よりも続編のほうがかなり好みでしたね。
攻めのイズディハールと秋成のその後を描いていますが、甘い後日談ではなく、
結婚後の大きな試練とイズディハールの双子の弟、ハミードの切ない恋が胸を打つ。
そしていつも思うのですが、遠野作品に出てくる女性はろくなのがいませんよね。
女性の1番醜い嫉妬心などをまざまざ見せ付けられると同性でありながら嫌悪です。
でもそれがあるから受けの秋成の凜とした高潔な雰囲気が際立つのかもとも思います。
ハミードの切ない恋心、秋成のイズディハールへの思い、国を揺るがす事件。
続編ですがこの1作で読んでも十分に面白いと思います。
自身の性に秘密を抱えた元大尉・秋成が中東の地シャティーラで皇太子のイズディハールに見初められ、嫁入りしてからのその後の話。
前巻では秋成の境遇が可哀想ってのが第一にきて感情移入しづらかったが、続篇ではちゃんと秋成の心境の変化に目を向ける事ができた。
イズディハールに気を使わせるばかりで新たな環境に馴染もうとしないのを反省して、妃として前向きになったし、芯の強い所も伺えた。
二冊続けて読んだ結果、秋成のふたなり設定について萌えたかどうかってのは正直微妙だったな…。
話の焦点がふたなり故の葛藤に絞り切れていないし、シャティーラの内情やハミードがどう動くかってのも話の行く末に含まれていたから。
ふたなり云々ってより、男性でも女性でもなく『花嫁』として頑張っていこうと決心した秋成の選択が、自らの性よりも精神を重視したっぽくていいな、とは感じた。
今回は再びテロ騒動が起こってイズディハールが巻き込まれた中での秋成、ハミードの関係に焦点を置いた展開でもあった。
でもどちらかと言うとハミードの婚約者の女性キャラが出しゃばって秋成、イズディハール、ハミードの関係を掻き乱す波乱のほうが読みたかった、かも…。
せっかく、清々しい位のヒールキャラの登場だったのに勿体ない(笑)。
もう一点勿体ないと言えば、理性的で包容力のある兄イズディハールに対して、情熱があって刺激的な弟ハミードが霞んでしまった事かな。
遠野さんの当て馬キャラって、せっかく受けに迫って押しの強さを見せても、いざとなるとあっさり引きさがってしまうってパターンが何度かあるんだよなぁ。
今回のハミードもそうなってしまい何とも残念だ。
王道なハッピーエンド重視なら当て馬が涙を呑むのは仕方がないとはいえ、いつかは相思相愛の花嫁が見つかるといいね…。