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富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 銀の匙のサンバ

gin no saji no samba

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表題作富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 銀の匙のサンバ

桐ノ院圭、指揮者、29歳
守村悠季、バイオリニスト、30歳

その他の収録作品

  • 母親たちの午後
  • わが道
  • 海辺にて

あらすじ

久方ぶりに変人倉を訪れた圭。時の流れとともに変わりゆく人生を思い、圭は自分のオケを持つよう老人から啓示を受ける。珠玉の短編を束ねたアンコール外伝集。

作品情報

作品名
富士見二丁目交響楽団シリーズ外伝 銀の匙のサンバ
著者
秋月こお 
イラスト
後藤星 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
寒冷前線コンダクター 富士見二丁目交響楽団シリーズ
発売日
ISBN
9784041013069
2.7

(4)

(0)

萌々

(1)

(1)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
9
評価数
4
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

外伝という名で続く……

本編終了後、締まりの悪い蛇口よろしく
チョロチョロと外伝が続いている「富士見シリーズ」、その4。
そのやり方にムカつきながらも、ああ!やっぱり読んじゃうんだよねぇ。

表題作をはじめ書き下ろしの短編が3つ+小冊子からの再録が1つ。

「母親たちの午後」
桐ノ院が逮捕された時、彼の母と高嶺のマムが
サムソングループ総帥、妖婆ミランダを訊ねた時の話。
本編では具体的には明らかにされなかった、女性陣の尽力の中身。

「わが道」
「第五の運命」の後、久しぶりに変人窟を訪ねた桐ノ院。
彼が大人になったように、老師匠達にも時間が流れている。
彼らのそれぞれの人生、と、その終わり。
思わず涙が出そうになった。

表題作「銀の匙のサンバ」は、「わが道」での出来事をきっかけにして
桐ノ院が自前オケを作ろうと考え始める話。
飯田さん視点なのが、脇役達に愛着のある読者には嬉しい。

しかし、これって外伝でちょろっと描くような話ではなく
本流も本流の話に思えるのだが……
続きは次巻ということだろうか?

小冊子からの再録「海辺にて」は、フジミのメンバーで海に行く話。


2

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