探偵青猫 2

探偵青猫 2
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
4
得点
27
評価数
6件
平均
4.5 / 5
神率
50%
著者
 
媒体
コミック
出版社
芳文社
シリーズ
花音コミックス(コミック・芳文社)
発売日
価格
¥562(税抜)  ¥607(税込)
ISBN
9784832281455

あらすじ

世界一わがままな探偵・青猫男爵と世界一優秀な助手・虎人少年の運命的出会い。そして青猫を愛する怪盗硝子蝙蝙と青猫の秘密の過去を暴き挑発するマタタビが登場。若き日の青猫の活躍とともに謎がまたひとつ解明!?
(出版社より)

表題作探偵青猫 2

硝子蝙蝠(怪盗)
青猫恭二郎(探偵)

同時収録作品青猫への挑戦状(上・下)

魔多々美(マタタビ)
青猫恭二郎(探偵・男爵)

その他の収録作品

  • 僕の先生
  • 贋作家族(上・下)
  • あとがき

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レビュー投稿数4

青猫の家族

洵と虎人。
両手に花の青猫の姿に至福の喜び。
そうして始まるお話しは不穏な気配がしますが、軌道修正された洵との新しい関係に悲しくも優しい気持ちになります。
ただ、その分蔑ろにされてしまう虎人に何を意味するのか。
蜂王子の人情にややこしく思いめぐらせてしまいますが、虎人の堂々とした発言に納得の「僕の先生」
そして「青猫への挑戦状」では噂の華報倶楽部で私生活を晒され続けるモテモテな青猫へ降りかかる災難。
少しだけ紐解かれる青猫の過去にそこはかとなく漂ってくる耽美の芳しさ。
本編以上に気になってしまいます。
主人公なので、そうなる前になんとかなるだろうと思っていたのですが、あっさりとやられてしまっているのが新鮮に感じました。
「贋作家族」では話しは少し遡り、青猫と虎人の出会い編となります。
娼館に通い詰めの若かりし青猫。
鶯に体を預ける甘えっぷりに親密な関係を連想させるくせに、昼から女とナニしてる両刀使い。
そんな下半身の緩さも、子どもの様にきらきら輝く顔を見てしまうとつい仕方ないと思ってしまいます。
ここでも硝子蝙蝠の弟子が関わってきますが、虎人の壮絶な過去が精神続き年齢を老成させたのだと納得。
現在の、毒舌と悪態が青猫との絆の証みたいで胸が熱くなる読後感となりました。

0

家族とは…

強さの秘密。
有能なる助手:虎人少年との出逢いと青猫に執着する男にまつわる3篇を収録。

【僕の先生】
タイトルのインパクトだと虎人→青猫loveのイメージですが少々、趣がちがいます。
前巻で恋人としての想いを封印した洵くんに対する青猫の『猫かわいがり』が眼に余ると蜂王子刑事を始めとする周囲は青猫を批難、虎人には同情的。

仲良し同士の同じ年頃、小さな子ども…人は目に見える条件で同じ括りにしてしまいがちですが、子どもとはいえ個々の単体。
青猫はそこのところ、わかってるのかわからないのか(いや、勿論わかっているはず)それぞれへの接し方をしているだけなんですが。

虎人の真意が明かされて「ハァァ!?」となる方もいるのでは(笑)
その数ページ前で広がる荒涼とした土手で思慮を重ねる虎人の横顔を見たなら余計に。
あれでこそ虎人!

うってつけの家族を得た青猫と虎人。
口撃だけでなく、猫が虎にしてやられる日も遠くないことを想像させられます。

【青猫への挑戦状】
硝子蝙蝠を名乗る挑戦状が青猫を煽ることに世間は騒ぎますが、当の青猫はニセ者とわかっているからまともに続きとりあいません。
しかし青猫は何にも屈しない気質なれど大切なもののためには膝をおることができる男です。
硝子蝙蝠の名誉のため、わざと敵に拉致され監禁されます。そこで自分がナニをされるかわかっていても。

この話で好きなのは普段は大人然としている青猫が助けに来た硝子蝙蝠の前では幼くなってしまうところです。
口調すら拗ねて甘えたものになって可愛い!

虎人にしても硝子蝙蝠の前ではシニカルな半眼がなりをひそめ、お目眼パッチリです。
ホンモノの大人の前では子どもでいることを許されるということなのでしょう。

不在の青猫を通して、虎人たちは青猫と硝子蝙蝠の絆を、硝子蝙蝠は青猫が寄せる虎人たちへの信頼感を感じて行動する姿に気持ちが熱くなりました。

【贋作家族】
孤児だった虎人少年と青猫の出逢い、そして鶯の初登場。
オルゴール付き懐中時計をモチーフに虎人の両親への想いと彼の気丈さの秘密が明かされます。

一芸に秀でている人たちはどこか自由で飄々としています。
それは彼らが自らをとりまく厳しい現実から距離をうまくとれているからではないかと虎人を見て思いました。
虎人の強さは自分だけのものさしを持っていることにあって、青猫は彼の中に自分と同じ匂いを嗅ぎとったのではないでしょうか。
亡くした家族の想い出を共有していた爺やを亡くし鶯の膝で甘えていた寂しがりの青猫ですが、虎人に惹かれたのは彼の強さだったと思います。
出逢いは偶然、しかし必然でした。

虎人、青猫、鶯がそれぞれの役割を果たし収まるところに収まり、青猫の手は虎人の頭に優しくおさまります。
髪を整え手袋をとるさりげなさが青猫の青猫たる姿です!

『ミソウ』に懸けた言葉が洒脱です。

懐中時計にまつわるカラクリも青猫の推理も素晴らしいのですが、虎人の両親への想いこそが家族という彼の大人びた芯の強さと、その象徴である時計の入った袋をギュッとして奏でられる調を大切そうに抱き締める姿に涙腺が決壊してしまうのです。
この作家さんは本当にラストページの演出が巧い方です。
寄り添うふたつの懐中時計を見て、揃った家族にまた新たに涙が溢れてしまいます。




2

クールでニヒルで眇目の小林少年が主役の2巻め。

「6巻は本当に出るのかな?」疑心暗鬼を拭えないままですが、希望を持って♪(ずっと前からAマゾンに6巻は有ったんですよ)

≪第5譚 僕の先生≫
小林虎人、探偵青猫の助手で同居人。
喜怒哀楽の無いクールな顔に眇めた目、少年ながら青猫に意見し常識を問う人物。
虎人は青猫にとってどういう存在かを語った、ツンもデレもないけど、大好きな作品♪
可愛い洵くんが遊びに来て有頂天ヘラヘラの青猫(うざ可愛い♪)を、平坦に見守る大人な虎人に、蜂王子が余計な心配のチャチャ入れます☆

≪第6譚 青猫への挑戦状≫
長髪・黒マントの執着キャラ登場で、青猫の過去が開かれる。
美貌の青猫青年に跪く硝子蝙蝠(がらすこうもり)オジサマ・・・萌え殺しの頁がありまーすっ!必見!

≪第7譚 贋作家族≫
虎人の過去編。
鳥ガラの手足に、汚れ傷付きボロ雑巾のような虎人を偶然助けた青猫。
虎人を追う美術品窃盗団の悪い輩から、青猫は、虎人と美術品を守る為に動きます!
小さな虎人の母の思いの残る品を巡り、孤独で似た者同士、相手の才を使いあう(?)妙が素晴らしい!
心にずんと来て、最後の温かいシーンで続きホッとする話です。
それにしても虎人の顔・・・古賀新一氏絵のような様相で、ちと怖いです。
青猫の友人+の女衒・鶯(うぐいす)初登場。(嬉々)

自分の【探偵青猫】の中で1番綺麗じゃないのは2巻なんです。
吹きだしの中や説明も多い巻だからかな?
新しいの買おうかな?買えるかな?
読むのに時間掛かります、じっくり読んで下さい!^^

1

小林少年が大好きだ

めっちゃ面白い!
王道BLからは激しく逸脱したストーリーですが、オススメです。
ユーモアとシリアスの匙加減が素晴らしい。

『僕の先生』
この作品の萌えどころの一つが小林くんの存在なんですよね。
偉そうなガキんちょですが、青猫の保護者のような存在です。
「小林」という名字はたぶん江戸川乱歩の少年探偵団シリーズの小林少年からとった名前じゃないかなと思うのですが、かつて乱歩の小林少年にときめいてた私としては、こういうオマージュは嬉しい限りです。
こっちの小林くんの頭の良さ、大好き。

『青猫への挑戦状』
青猫探偵がアホ男にレイプされました。計算の上でのことですが。
頭の良さにシビレました。
探偵青猫と怪盗硝子蝙蝠の過去が小出しにされてましたが、気になりますねぇ。

『贋作家族』
過去編。
小林虎人くんと探偵青猫の出会いが描かれてます。
これホント素晴らしかった。
涙出そうになりました。

こういう、恋愛に特化してないBLも、もっといっぱいあっていいと思います。

2

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