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表題作その夜、ぼくは盗まれた

PC部・宮下孝之(高校二年)
PC部・岡田歩(高校二年)

あらすじ

PC部に所属する歩は、同じく部員である孝之の過剰なスキンシップに危機感を覚えていた。そんな折、PC部に届いた1通のメールに男と絡み合う歩のエロ画像が!?身に覚えのない歩だが、孝之の誤解はとまらない。孝之に縛られ、剥かれて身体を調べられ、歩は茫然自失。画像は合成写真と孝之にわかってもらえたものの、メールの発信人の真意はわからない。調査に乗りだした歩と孝之の急転直下なラブコメディ。

作品情報

作品名
その夜、ぼくは盗まれた
著者
佐々木禎子 
イラスト
金ひかる 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
ラピス文庫
発売日
ISBN
9784829652305
2.2

(4)

(0)

萌々

(0)

(2)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
3
得点
7
評価数
4
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

おちゃらけた俺様

真相が序盤から気付いてしまうところ、やや無理がある展開がすごくもったいないのですが、登場人物が全員魅力的!

攻めの孝之は、かれこれ五年も歩に片思いをしていて最初から歩への愛を隠そうともせずオープン。いつも飄々とした態度でセクハラまがいのスキンシップをしている。
受けの歩は、年々悪化している孝之のスキンシップに辟易しているが本気で嫌がってはいない。

歩が誰かと肉体関係にあるという誤解から、いつもおちゃらけている孝之が嫉妬で怒りをあらわにし、歩を拘束してからの流れで告白するシーンはゾクゾクしました。
普段なら、受けを信用してあげなよーと思うのですが、孝之はまだ高校生ですしふざけている男が真剣になったときのギャップが好きなのでOKOK。
歩が自分に惚れているのを確信しているので、すごく上から目線の告白なのですが孝之が言うとカチンとこない。

「最後まで手出ししなかった俺が悪いのか?身体に覚えさせとかなきゃ誰が好きなのかもわからないのか?目を離してた俺も悪い。いまさら他の野郎となにしてても怒らないから、答えろ。ほら、言ってみ?歩は俺のこと好きだろ?」
これずるいわー!!!!
久しぶりにドストライクな告白シーンを見せていただきました。ありがとうございます。
しかも、孝之も本当は誤解だということに気づいているという。この野郎(笑)

歩が状況に流され続け、いつもの守られるタイプの受けねと思っていたので、最後の「殴れ。殴っていい」にはすごく痺れました。
孝之も「カッコイイ!惚れ直した」と言っていますし(笑)

耕平×真琴の女房役×女王様もとても気になります!馴れ初めが知りたい。

0

んー…真相がバレバレなのが

プロット自体は好きです。
ただ、ミステリータッチなストーリーなのに真相がバレバレなのと、読者サービスのようにエッチシーンがてんこ盛りにあることに、辟易してしまいました。
書き方によってはもっと面白くなったんじゃないかなァと残念。
真相が簡単に読者には分からないような仕掛けにするとか、エロシーンをもう少し削るとか。

いちばん最初の、『嫉妬に目がくらんだ攻めが、受けを椅子に縛り付けて凌辱する』ってシーンはめちゃくちゃ好きだったんですけどねぇ…。

なんか惜しいな。
もったいないなー。

1

いつでもどんな時も

攻めのヘンタイ振りというか、受けへの愛がすごかったです。
常に流して流してなんとかエロに持っていこうという攻めの情熱が、エロオヤジちっくです。

PC部・宮下孝之(高校二年)ヘンタイ単純攻め×PC部・岡田歩(高校二年)天然元気受け
孝之と歩はくっつきそうで、くっつかない関係。
PC部のPCに歩が裸で男と絡み合うメールが届いて、ぶつんとキレてしまった孝之は調査すると言って、椅子に縛りつけて身体をチェックする。
合成写真とはわかったものの符に落ちなくて、犯人を探すことになって。

学園物のラブコメなはずが、調査の過程で保険証を落としてしまった歩のミスで、非合法な手段で使用されそうになったり、友人のカップルが犯人の脅迫に屈したりと、中々にハードな展開に、驚かされます。
PCを使用する椅子にガムテープで拘束しての調査は、エロかったです。
こんな椅子も使い方次第であんないいものになるとは、新発見です。
調査中でも、どんな時でも、その気になったら、即座にH!という方向に、若さを感じました。
俺の所為だから俺も一緒に頑張るという歩の健気さと、怒っていても食べ物をおごられるとすぐに孝之に騙されちゃう歩が、可愛らしかったです。
歩が初々しいので、友人カップルの上級者具合に驚かされます。

エロ:★3 拘束、69、攻めのHがエロオヤジちっくです。
総合:★3 もっと素直な方法で頑張って欲しかったので、この評価で。

0

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