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表題作さよならチカちゃん

大代将也(高校生 17歳 チカの恋人)
赤木泰周(チカ)(高校生 17歳 将也の恋人)

同時収録作品おやすみチカちゃん

大代将也
赤木泰周

同時収録作品だいじょうぶなふたり

大代将也
赤木泰周(チカ)

同時収録作品チカちゃんのともだち

寺口佳英(高校生 元ヤンキー 航の恋人)
稲本航(高校生 佳英の恋人)

同時収録作品春がくるから冬はすき

大代将也
赤木泰周(チカ)

同時収録作品思いでほたる明日ほたる

名取宗仁(サラリーマン 幼少期に朝柊と面識有) 
朝柊

その他の収録作品

  • 天使と水平線
  • あとがき

あらすじ

大代将也とチカこと赤木泰周は十七歳の恋人同士。田舎町で同性同士でこっそり付き合う幸福感と、スリルと、ほんの少しの罪悪感を共有し…
地方の海沿いの町を舞台に少年たちのままならない恋愛模様をリリカルに描く連作集。

作品情報

作品名
さよならチカちゃん
著者
平喜多ゆや 
媒体
漫画(コミック)
出版社
白泉社
レーベル
花丸コミックス・プレミアム
発売日
ISBN
9784592720683
4

(69)

(25)

萌々

(28)

(14)

中立

(1)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
12
得点
280
評価数
69
平均
4 / 5
神率
36.2%

レビュー投稿数12

田舎方言BL。です。

宮城だそうで…方言弱くってなー…かわいかった。
最初こっち向いてる子がチカちゃんなのかと思ってたんだけども、涙拭ってる黒髪の子がチカちゃんでした。
タイトルに思いっきり名前入ってる上に受け(花形)なのに、受けの顔を見せずに攻めがこっち向いて泣いてるっていう構図が斬新だなぁと思って表紙買いしたんですが、わりとありふれたネタであるあるな展開なのかなと思いきやわりと個人的には新鮮な展開で、絵柄も相まってほわ~ふわ~ほろって感じの一冊でした。
このチカちゃんじゃない方の、攻めの将也君がすごーく素直なんだよなぁ。
というか将也君だけじゃなくてチカちゃんもそうだし、途中出てくる航君とかえー君もなんか擦れたところがなくて純粋で綺麗なんだよなぁ。
すごく魅力的なキャラ作りなされるんだなぁと思いながら読んでました。
田舎BLの鉄板である村八分展開も違う話の方で盛り込まれておりましたが、やっぱりキャラクターの純粋さに引かれてかあまり重くもならず。いや重いんだけど、この宗二君の真摯な想いがまっすぐですっごく救われるというか。

なんかきれいだなぁ、て思える一冊でした。凹んだ時読みそう。

5

もっと注目されてもいいのに!

テンポがいいです。
省くところは省いて(くっつくまでの葛藤とか、初めて関係持つところとか)、主題がはっきりしていて間延びしてない!
BL 作品って( )内に重き置きすぎてどれも同じになりがちだから、新鮮でした。でも浅くならなくて、表現の仕方がすごく上手な作家さんだと思います。

キャラクターもそれぞれ魅力的ですよね。
チカちゃんの転校先での航君達との関係性も素敵です。
この後どうなっていくんだろう…
わたし的には、いつもランキング上位の◯◯◯◯◯◯コンプレックス(同じく高校生もの)より、続きが読みたいです。

別の短編も収録されていますが、こちらもよかったです。
こっちも続き読みたいなあ…

2

なんかいい雰囲気

ネタバレ有です。
地元の宮城に居続ける将也と東京に行ってしまう泰周。
方言の将也と基本、標準語の周泰。 
方言萌えの方にはお勧めです。
時間軸が、順番通りではありませんが、
章ごとに変わるだけなので、読みやすかったです。

航、佳英カップルの話が出てきてからが、おもしろかったです。
航は、転校してきた泰周を見て、佳英とのある共通点もあってか、
彼に近づいていきます。
2つのカップルを例に、遠距離と近距離の恋愛について、少し触れられています。
佳英は、少し危ない雰囲気のあるキャラなんですが、
外見とは別に、たぶんのんびりな性格で、少し口下手。そして寂しがり屋。
意外な一面も見られ、なんかいいわこのキャラと萌え。
こういう寡黙なキャラって、可愛いわ。
唐突に出る、泰周の方言もよかったです。
彼自体、少しマイペース感があり、そこも良かったです。

思いでほたる明日ほたる
悲しい過去を持つ朝柊。
正義感の強い子供だった名取。
そんな二人が、偶然、大人になってから再会します。
人の噂というものは、恐ろしいものだと改めて感じる作品でした。
噂に流されないためにも、ある程度、
自分の考えを持って行動した方がいいなぁと思いました。

全体的に、地方と都会を、行き来する描写が多く、
その二つの状況を使って、
キャラクターが描かれており、面白かったです。 萌×2で。










6

確かに決定版!!

ご当地BL決定版とかかれた帯文句。偽りなしだと思います!
…なんて、偉そうに言いますがあんまり方言とか地方を舞台にした作品を読んでないので他と比べようもありません…すみません。
でも、このほのぼの感!純粋な感じ!正しくスレてない青春の純愛できゅんきゅんしました!!素敵な秘め事です。
当方、地方住まいですが地方都市で普通に栄えているのでこんな純な恋愛に憧れ、地方恋愛はこうであって欲しい!!と切に願います!! 


平喜多さんの作品は前作の「ここにおいで、お兄ちゃん」でピシャーンっときまして。昔のまで遡って集めました。ふんわりとしたとても魅力ある表情を描く方だなぁという印象で作品の内容とマッチしているので更にほんわかするような気がします。

基本的に人間はどこかしらスレて育っていくと思ってます。いつまでも純な気持ちは持ち続けてなんていられないと。だからそういうキャラクターに出会った時はとても違和感を覚えてしまいますが平喜多さんの絵にはそれを感じさせないものがあると思います。違和感なくスムーズに自然体にキャラクターが可愛い!だかはこのご当地BL作品がきゅんきゅんなのか!!このほんかした絵をいつまでもお願いします!

平喜多さんの描くちゅーシーンが大好きなので、それが少なかったように思えて唯一の残念ポイントです…
チカ、チカ!とプリティスマイルの将也くんはとってもすてきでたけどね…

最後まで純粋な気持ちでお互いを想い合い揺るぎないもので繋いできた2人をもっと見守りたかったです!(母目線)

リアルなベッドシーンはありません!お互いの気持ちを寄せたシーンはありましたが、切なくなる感じでドエロとかではないです!本当にほのぼのとした純なお話が読みたい方にオススメです!

6

方言にきゅん

地方高校生の純愛。
チカが両親の離婚により東京に行くことを決め、めったに会えなくなることを
本当は寂しくて悲しくて仕方ないのに、笑って強がる将也。
だけど、ホントに別れが近づくと「どごさも行がねでや、お前がいねぇど寂しいっちゃ」
とかわいい本音が出る。
このお話の一番のポイントは、この方言。
高校生二人が、この方言で愛を語るんだからもうきゅんきゅんきます。
本当は一緒に居たいのに、離れなければならない泣いても泣いてもどうにもならない現実。
でも、さすが現代のお話。メールやチャット、それにPC使ってスカイプなど
遠く離れていても電話以外の手段がたくさんある。
二人も早速毎日のようにPC使って話すんだけど、「触れられない」悲しさを
近くに居ればこんな思いはしないのに・・・と感じます。

離れてわかる、お互いの大切さ。想いの強さや深さ。
次に会う時の喜び。
すべてを二人が伝えてくれていました。
チカが東京で仲良くなった友達を将也に会わせたり
そこからまた、新しい出会いがあったり。
東京のカプも、雰囲気は違ってもやっぱり高校生。
4人とも、相手を想う気持ちに変わりはありませんでした。

男同士だということに、若干の後ろめたさはあっても
お互いを好きだと想う気持ちは、揺るぎ無く
自分は長男だから魚屋を継ぐんだという強い意志を持ちながらも
跡取りを残してやれない、結婚はできない・・と17歳の高校がちゃんと考えてて。
高校卒業後、将也も東京の大学に合格し上京することが決まり
東京に出てきた将也とチカがこれからどんな生活をしどんな大人になっていくのか
大人になった2人が故郷をどう考えていくのかなど
この先のお話にも興味があります。続き、読みたいです。

6

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