ボタンを押すと即立ち読みできます!
アパートのゴミ出しで再開した、杉本と妹尾の物語。
個人的に、関西弁ならではの世界観があると感じました。
特に、独特なノリ。
杉本は、おかんキャラで、少し神経質。
妹尾は、とってもマイペースで、甘えた。
そうかと思えば、関西弁でないとたぶん表現できない、
独特な恐怖を感じさせる発言を唐突にしたりと、
カラフルなイメージを持つ明るいキャラです。
とにかくかわいい。なんか和むわ。でも、なにか不自然さも感じる明るさなんです。
二人は、ボケと突っ込みの漫才コンビをイメージさせる雰囲気の会話をします。
私は完全にはまりました。
まず、アパートのゴミ出しという、ありふれたシチュエーション。
二人の再開が、ここというのにまず拍手。
個人的に、”再開”という言葉は、
結構プラスのいいイメージがあるんですが、そこにゴミ出しwww
いいわこのギャップ。
関西弁好きです。しかも、今回は笑える。
コマ割りも、時間の流れの雰囲気がわかりやすく、読みやすいと思いました。
会話のテンポとうまく混ざり合っていて、とっても楽しめました。
ストーリーの方ですが、
この二人、それぞれに、過去の問題を抱えています。
が、つらい話もなぜか笑いに変えたり、
軽い感じにしてしまうのが、関西独特のノリの凄いところ。
結構暗い話よそれ と心で突っ込んでおりました。
つらい過去から逃げてきた妹尾。
その過去を、思い出さないようにするために、
明るいキャラを演じてきたのかなぁと思いました。
でも、杉本の応援もあり、一件落着後、彼の雰囲気が、落ち着いた感じがしました。
本来の妹尾が戻ってきたのかなぁと思いました。
杉本は、-思考に偏りがちだと思うんですが、
妹尾の謎のノリで、少し元気が出た所もあると思います。
妹尾ほど深い展開はありませんが、
ページが進むほど、前向きに進んでいる感じがしました。
最後まで読み、今までの、二人の面白いのやり取りには、
意味があったんだと感じました。
互いが支えあっている感じがして、いいカップルでした。
妹尾 黒髪受け 神になりました。
私が読んで個人的に感じたことなので
違うなと思われる方もいらっしゃると思いますが
これが私の感想です!
読んだ後の感想が「BL漫画にしてしまうのは勿体ない」でした。
BLというのは読む人が限られてしまいますが
この作品はもっと色んな人に読んでもらっても良いようなお話です。
キャラクター達は本当にかわいいです!!
会話にもテンポがあって妹尾くんの性格が本当かわいい(笑)
でもいつもまったりな彼らにもお互いに悩みがあります。
家族関係、仕事関係、過去の友人関係
それぞれとても重い話なのですが
なんというか、リアルだなと感じました。
妹尾くんのはびっくりするけど理由がわりと現実的で
「そんときはもう必死で」という妹尾くんの言葉がすごくリアルに感じます。
どうしようもない状態って冷静に考えたらあり得ないことでも、これしかない!ってなってしまう、思い込んでしまう、それが大きな間違いだって終わってから気づく
そういう事ってありますよね。
逃げても逃げられない現状であるのに逃げてしまう
その問題の大きさは違ってもこういう状況や感情は誰にでもあるんじゃないかと思いました。
彼らの悩みがリアルというより、彼らの感情と行動がとてもリアル。
人間の弱いところが出てます。
わりと自分と歳も近いので少し杉本くんの家族や仕事の話は少し考えさせられました。
甘々なBLが読みたい方にはあまりお薦めできません。
「好きっていうより いとおしい」ですから(*´`*)笑
お互いがお互いを必要としていてじゃれあっているに近いなと私は思います(*^^*)
そしてもしかすると好き嫌いというより苦手が分かれるかなと…
皆さん書かれていますが内容のわりには印象的に暗くありません!
妹尾くんのボケと杉本くんのつっこみはすっごくおもしろいので(笑)
シリアスな空気かと思ったら妹尾くんがボケたりします(笑)
元気でかわいくて憎めない妹尾くんいとおしい!
淡々としたシーン運びと静かでシンプルな画面処理で、なんだか薄荷の匂いがしそうな世界だな、というのが第一印象でした。
読み始めてみると、登場人物たちがネイティブの関西弁でまずちょっぴり驚きがあります。
気兼ねのない男同士のカジュアルなやりとりにもくすっとしたりしつつ更に読み進めていくと、攻めの抱えている物も受けの抱えている物も、第一印象からは想像もつかないくらいずっしりとリアルな人生のしがらみでまた驚きました。
この筆致・導入で、なんて重いテーマを扱うのだろうと思いつつ、特に何かが浮いているというわけではなく、自然に物語に入り込んで読み進めることができました。
生きていくために、選んだ職業。だからどんなに真面目に努力をしてきていても、自分の中の情熱の欠如みたいなものへのコンプレックスを拭うことができない。
攻めのバックボーンも、カジュアルな導入からは想像がつかないくらい緻密でリアルだと思いました。
受けの抱えるしがらみも言わずもがなで…
妙に飄々として見える受けの根底にあるものが、自分の人生に対する諦観だと知った時の切なさはとても胸にきました。
こんな二人が出会って、惹かれていく。
自分の中だけにとどめて、うずくまってじっと耐えていたものが、一緒に過ごすうちにお互いにだけそっと漏れでてしまって綻んでいって、お互いを救いたいと思うようになる…というのが、
攻めと受けの出会いに、お互いを救えるのはお互いしかいない…という相互補助的な必然性があるというか…
とにかく萌えという一言では言い表せないのですが、二人が出会ったこと、深く互いを知り、繋がれたことへの感動がありました。
一つ一つの言葉選びもとてもよかったです。
「すきっていうより、いとしい」
攻めの台詞からは、身体も性も容姿もその他の何もかも飛び越えて、ただひとりの人間として君のことを好ましく想っている、という真摯な気持ちが伝わってきてぐっときました。
なんだかぜんぜんうまくこの読後感を説明できた気がしないのですが、
ただの雰囲気漫画ではない、確かな重みのある一冊だったと思います。読めてよかったです。
恋愛なんて、読み進むうちにそっちのけになってしまう。
二人の関係はたしかに重要なエッセンスではあるけれども、彼らが抱える問題のリアルさ、それに向き合う感情の流れ、一つ一つ逃さず、拾い集めて描きこまれていると感じます。
男性同士の恋愛模様の楽しみだけのBL作品からは一線を劃す、人間の弱さ、強さ、汚さ、健気さ、愛おしさが詰め込まれた名作です。
2人は偶然同じアパートのゴミ捨て場で再会します。それからご飯を一緒に食べたり、TVを見たり、杉本は美容師(修行中)なので妹尾にシャンプーをしてあげたりとまったりとほのぼのと毎日が過ぎていきます。
でも2人には現在もそれぞれ消化できていない過去があります。
仕事と家族の事で悩む杉本。ややこしい三角関係?の恋愛から逃げてしまった妹尾。
暗い話になりそうなんですがなぜか暗く感じない。これが関西のノリかなと思います。
2人が再会して少しずつお互いに前に進んでいく。大きい派手さはないですが、コマ割りもわかりやすくて、2人も可愛くてほのぼのしてて、会話のテンポもよく関西弁。
とても癒されました☆