秀良子先生推薦帯付き!

マリアボーイ

maria boy

マリアボーイ
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神50
  • 萌×234
  • 萌20
  • 中立16
  • しゅみじゃない9

--

レビュー数
30
得点
462
評価数
129件
平均
3.8 / 5
神率
38.8%
著者
 
媒体
コミック
出版社
東京漫画社
シリーズ
MARBLE COMICS(コミック・東京漫画社)
発売日
価格
¥657(税抜)  ¥710(税込)
ISBN
9784864421485

あらすじ

心に言いえぬ寂しさを抱えて生きるヨシキは、最愛の弟に執拗に執着する傍ら男たちに体を売り、嬲られ、それでも求められることに縋る毎日。そんな中、偶然出会った年下のイケメン・加藤に頼られ、振り回されるうちに――。ヨシキの弟・なおとと同級生のシュウの等身大ラブストーリーも同時収録。
力強く味わい深く、木村ヒデサトワールド集大成!

表題作マリアボーイ

加藤玲太,助けてくれた謎のイケメン,23歳?
ヨシキ,美容師,28歳

同時収録作品マリアボーイ

西原,元パトロン
ヨシキ,美容師、28歳

同時収録作品好きだよ、秘密だよ

町田なおと,高校3年生
岡本しゅう,高校3年生

同時収録作品好きだよ、秘密だよ

岡本しゅう,高校3年生
ヨシキ,美容師,27歳

その他の収録作品

  • マリアの秘密(描き下ろし)
  • カバー下:草稿劇場 マリアの自白は字が汚い

評価・レビューする

レビュー投稿数30

彼の名はヨシキ。

表紙で病んでる系の痛い系だろうと決めつけてたけど、それだけじゃありませんでした。
もしこの表紙がなければ、読み始めはただの青春もの。あら可愛い、高校生の初恋かしらって読んでる途中でいきなり、脇役の年上イケメン美容師ヨシキが主役なんだと気づく。
お、面白い!しゅうちゃんの悶々やパニックや爆発も爆笑だったけど、主題作の2人には終始吹きっぱなしで、ラストの「クソやろう・・・」でまたブハーッ!次回作きっと買います!!

0

ヨシキくんの再生物語

美貌の美容師・ヨシキ(受け)は、最愛の弟に歪んだ執着を抱きながら、相手かまわず男と寝る生活を送っていた。そんなある日、部屋を追い出されて行き場がないという若いイケメンと出会う。深みにハマるのが嫌で関わらないようにしても、かまわず距離を詰めてくるその男・加藤(攻め)に惹かれていくヨシキだったが…。


美容師のヨシキと高校生のなおと、という兄弟を中心としたスピンオフ作数点が1冊にまとめられた本でした。
表題作は、兄ヨシキ(受け)がイケメン天然ヤング(攻め)を拾う話。ヨシキはゲイであるため家を出ていて、弟とのみ連絡を取っている状態です。そして弟が大好き。弟とは身体の関係はありませんが、相手選ばず男を入れ食いしていて、その際に引っかかったDV男にストーキングされたり危害を加えられたり、そんな日々を送っています。
そんなときに出会った、妙だけどとても精神的に健やかなイケメンの年下攻め。色々病んでる受けが、攻めに付きまとわれて過ごすうちに、少しずつ少しずつ浄化されていきます。料理している攻めにたまねぎを剥かされるシーンが印象的でした。いろんな男のtnkを握った汚い手がたまねぎを剥いてい続きる。そのことで浄化されるような気持ちになる受け。ここで、どうせこんなものだと諦めていた人生が、まだ取り返せるものだと気づいたんじゃないかな、と思います。
受けが思っていたより歳の差のあった2人ですが、受けよりも攻めのほうがずっと大人だったんだろうな。くっついたあとはバカップルみたいなかんじで、微笑ましかった。深夜に弟の家に突撃したエピソードでは笑ってしまいました。
幸せなエロが少なかったのはちょっと残念。十代の性欲もっと発揮して欲しかった。

そして、そのヨシキ弟・なおとと、親友のシュウくんの話。カップリングはなおと×シュウです。
こちらが好きな方もいるんだろうな、と思い、こちらが好きな方は兄の話はあまりツボらないかもしれないな、とも思いましたが、私個人としては兄の話のほうが好きでした。でも弟の話も可愛かったです。
そして弟のお相手のシュウくんは、兄とも関係がありました。これは弟好きすぎる兄が、弟と仲の良いシュウくんを引き離そうとして仕組んだのかな? シュウくんは結果として兄相手に攻め、弟相手に受け、兄弟丼を果たしておりました。

2

元・高尚な売女の、初恋

私をBLの世界に引き戻した、三大ドストライクBL本のひとつ。

「好きだよ、秘密だよ」「マリアボーイ」「マリアの秘密」と、収録作全てを通して凄まじいのは、お兄ちゃんヨシキ(本名フトシ・笑)の魅力でしょう。

元・高尚な売女で、足を洗って美容師としてマトモに生きようもがく30才近い男。
とはいえ、落ちぶれた感じはせず、何か美しくて、「マリアボーイ」っていうのが、本当にしっくりくるんだよなあ・・・
壊れっぷりまで美しいっていうか。

10年間近く、寂しさを我慢して、適当な男にはなびかないで生きてきた感じが、凄くいい。(いや、美容院の客のしゅうくんと寝たり、昔の男にやられちゃったり、色々あるんですが、心はひらかず、ふんばってる感じが尊い。)

木村ヒデサトワールド、凄く好きなんですが、何だろう?ネームのリズムがすごく良いんですよね。
言葉にするのが難しいことでも、ヒデサトさんが書くと、スッと入ってくる。

あと、凄いだけじゃなくて、面白いです。
ヨシキが、弟のなおとのことをしゅうくんにお願いするシーンで、(うちの子をよろしくおねがいします)って、正座で頭を下げな続きがら、「クソやろう…」って声に出しちゃってるのが、やたらとツボにはまりました。
笑いのセンスも、ハマる人にはハマると思います。

0

お兄ちゃんの名前

お兄ちゃんの名前フトシって。
これは弟から後から明かされるわけだから笑っても良いんだよね。

しゅうは名前を聞いて「フトシ!!」と3回も叫んでる。
ヨシキだと思っていたのにフトシだったらそれはびっくりだ。

傷だらけ情緒不安定で美人な美容師の名前がフトシ。
笑っても良いんだよね。

ご飯が美味しくてボロボロ泣き出すフトシことヨシキが可愛かったです。
監禁されて目隠しと後ろ手に手錠されてる状態でメロンパンを袋から取りだし床に転がったメロンパンをボロボロ泣きながら「おいしくない」と言いながら食べるシーンはなんかそそる物がありました。

ご飯を美味しく食べるシーンとのギャップに。

表紙裏のあとがきがびっしりでびっくりしました。

1

胸糞悪い話だな…(褒めている)

胸糞悪い話だな…(褒めている)

最初は絵にびっくりして「この絵はアリなのか?」と思いつつ読んでいたら話も超展開で…
なんと、まあ。

ゲスやクズというより、くだらない人しか出てこないの!
ウシジマくんや古谷実まではいかない普通のくだらない人。

読んでいて苛々するというのは描き手の思う壺ですよ、上手いんですよ…。

1

読み味さわやかな歪んだ愛BL

ネタバレ無しで書きます。

東京漫画社さんは当たりが多いのと、表紙につられて手に取りました。

表題作の「マリアボーイ」より先に同時収録の「好きだよ、秘密だよ」から始まりますが、
どの作品が一番良かった、というのはありません。
と言うのも、主人公は違うものの、お話自体はは一巻通して繋がっていてとても良くまとめられています。

表紙をご覧の通り、歪んだ愛ゆえの暴力描写は少しだけあります。ですがその愛については良い方向へは取り上げられていないので、表紙で平気ならどなたでも読めると思います。

絵柄は粗めのタッチですが、私自身これが大好きなのと、東京漫画社さんではよくあるテイストなので、
ヤマシタトモコさんや、草間さかえさんのような絵柄が好きな方には大変オススメです!!


かわいいだけでない、色んな愛がこんがらがったBLが読みたいと思っている方は是非手に取ってみてください。

0

ヨシキさんをめぐるおはなし

緩急がある独特なシーン運びと、エッチシーンの人物の表情の色っぽさや、ふとした拍子に垣間見えるキャラの生々しい表情や行動の描写のディティールなどが大好きな作家さんです。
(本作でも、「治して」の所の煙草を吸うヨシキさんの表情がとてもよかったです…後ろ手で開封したメロンパンに泣きながらかじりつく辺りも印象に残ってます)

前半の「好きだよ、秘密だよ」ではちょっぴりスレた一面もありつつ親友を一途に想い続けるしゅうくんの恋愛が軸になって進んでいくのですが、大人の男と火遊びを楽しむ中で自分を取り巻く環境を冷静に俯瞰して醒めたモノローグを進めていくしゅうくんが、ふとした拍子に親友のなおとくんに「マジで好き」と勢いで告ってほろりと泣いてしまうあたりが本当に愛しくてかわいかったです。
一話目では純朴な天使に見えたなおとくんの意外な本質にもぐっときました。ヨシキさんとなおとくんの兄弟としての複雑な距離感というか、不思議な依存関係はどういう所から生まれてるんだろう…と読みながらすごく気になっていたので、カバー裏のお話はとても面白かったです。

しゅうくんの部屋でエログッズがなだれてきてなおとく続きんが「する?」と聞いた時にしゅうくんが気が狂ったように笑ってしまう所のテンポが凄く好きで、その後の心とは裏腹に「抱いて」とお願いしてしまう所まで含めてお気に入りでその辺りを何度も読んでしまいます。
しゅうくんの背伸びしてスレた感じの価値観と、なおとくんへの一途な恋心の二面性みたいなものがすごく好ましかったので、この先のしゅうくんの色々な葛藤やときめきももっと見てみたいなと思いました。

後半からの「マリアボーイ」では、ヨシキさんに視点が移ります。
「好きだよ~」の一話のしゅうくん目線での浮世離れしてソツの無い大人なヨシキさんはどこへやらで、とてもネガティブで人間的なモノローグがまずぐっときました。
(飼いならされてるんで~のくだりとか、ヨシキさんの残念な部分が愛しすぎます。玲太くんを泊めた夜にしっかり無駄毛処理とパックしたのに空振りに終わるあたりとかも…)
不意にあらわれたヨシキさんの難儀さを深く知らない玲太くんが、怒涛のテンションでヨシキさんを作り替えて許して、自分のものにしてしまう流れは非常に爽快感があってよかったです。
この後のヨシキさんと玲太くんですが、適当な距離感で案外長いことうまくいくのかもしれないし、別れたりくっついたりを繰り返すのかもしれないし、それかすっぱりと別れてしまうこともあるのかもな…と思いつつ、
それでもこの時玲太くんがヨシキさんを治したことは事実で、ヨシキさんにそれが必要だったことも事実で、それでこの二人が出会って身体をつなげた必然性としては十分なのかな、と個人的に思いました。
何より第一にヨシキさんが救われたことが嬉しかったのですが、カバー裏を読んでもやっぱりどうしようもないヨシキさんなので、一筋縄では行ってほしくない…!という個人的願望もちょっぴりあります。笑
良くも悪くもちょっとゆがんだ形で愛情を持たれるキャラクターだなと…ヨシキさんは。そこがとても好きです。
(カバー裏エピソードのなおとの同級生ショタを性的に慰めてあげるヨシキさんに興奮してしまったので、その辺りとても漫画で読みたかったです…!)

作品の中に一読目では気付かなかったディティールや独特の読後感があるので、クセになって何度も読んでしまいます。次作も、とても楽しみにしております。

2

マリアボーイってすごいネーミング

表紙の子は誰だろうと探りながら読み始めたんですが、中盤まで誰か理解していませんでした。皆同じように見えてしまって・・・話には入り込めるし、面白いんですが、なぜか髪の色でしかキャラが判別できませんでした。
お兄さんがシュウの事を知っていてセフレになったとか、弟のバッグに盗聴器しかけたり、元彼に暴行を受けるところが病んでて好みです。
マリアボーイでお兄さんメインの話はいまいちでした。弟とシュウがくっついてあぶれたお兄さんを救済って事なんでしょうが、相手がまた高校生って・・・アラサーのお兄さんをどうしたいのか。と冷静に考えてしまいました。

カバー下すごいですね!びっしり文字で埋まってました。読み応えありました。漫画で読みたかったです。作者の意気込みからしたら一冊でまとまる話じゃなかった気がします。

1

惜しい

絵の色気すごいし初期設定はめっちゃ萌えるのに各所微妙にかゆいところに手が届かない……こんな惜しいBL見たことない。二次創作したい。

登場人物は、兄と弟と弟のカレシ(以下A)と兄のかれぴっぴ(以下B)と兄の元カレ(以下C)。兄→→→弟→←Aの状態で、2人が兄弟の関係にあることを知らないAの童貞を兄が奪うところから話が始まります。
兄(27)が生粋のゲイで身体を全く大事にしていないクソビッチで家族と縁が切れていて純粋な弟を信仰する勢いで愛していてタイトルが『マリアボーイ』ってもうある種のフェチのある人にはヤバいと思うんですが、この冒頭の高校生Aの童貞を奪うシーンのおねショタ感もヤバいです。ほんとビッチかわいい。
あと、ビッチはむかし被害届出したら実刑免れないレベルのSMプレイをCに強いられていて、逃げ出したんですが、結局またよりを戻して暴行を受けるシーンがありましてリョナ好きにはたまりません。ビッチかわいい。
その後、できればAも兄に惚れてもらって弟はすごく病んだ性格でいてくれるとありがたかったんですが、全くそうはならず弟×Aの常識人カップルは無事にくっつきます。無念。ここに全続き然興味ないのでこのカップルに割かれたページ数がほんともったいない。
ここまでが「好きだよ、秘密だよ」。その後、表題作「マリアボーイ」に続きます。
「マリアボーイ」では何を考えているのかよくわからん年下男Bと兄がくっつくんですが、もう絶対Bは兄のことを真剣に好きなわけではないんですよね。完全にノリ。でも作品としてはいちおうはっぴ~えんど風に終わっていて、絶対不幸になるのにちょっとやさしくしてもらっただけでBに目をハートにしてる兄の愛に飢えてる感がたまらん。かわいい。最高です。がんばって生きてほしい。
あ、「マリアボーイ」にも監禁罵倒レイプシーンがあります。親との和解はしてほしくなかったんですけど監禁レイプシーンと相殺された……。

2

青春BLも楽しめる一作

小説ばかりで漫画はあまり読まないのですが、インパクトのある表紙をみて思わず購入しました。

表紙もあらすじも本編のマリアボーイについてですが、本自体は同時収録である「好きだよ、秘密だよ」から始まります。マリアボーイの主人公であるヨシキの弟、なおと、と彼の同級生でヨシキと関係を持っている、しゅうちゃんの物語です。

表紙みたいな話を期待して買ったので求めているものとは全然違ったのですが、これが可愛かった!!
高校生らしいというか、なおとを好きなことに悩むしゅうちゃんと、見た目より大人な考えのなおと。お互いに真摯に向き合おうとしている感じが凄くいいです。
ヨシキが介入してきて途端にシリアスになる場面もあるのですが、大筋はたいへんいじらしい青春BLです。

本編のマリアボーイは面白い・・・のですが、私は表紙裏の草稿から漫画で読みたかったです。そこがヨシキの原点というか、ヨシキ自身の苦しみや歪みの発端なので、ここをじっくり堪能してから加藤くんと恋愛して欲しかったなぁと。そこでどうしても星三つかなぁと。
それでも、ヨシキが加藤に惹かれたり、心を許している過程は短い物語の中にとて続きも綺麗に纏められていました。なにより、加藤のペースに巻き込まれていくヨシキの姿がいろいろぶっとぶ位可愛いかったです。それこそ眼がハートになる一コマだけでも買う価値あるってくらい。本当に可愛いです。

2

好きです!絵も設定も!

まず少し痛い系の表紙に惹かれました
絵も綺麗とか上手い訳ではないけど、人物の表情が細かく描かれて思いが伝わるのと、柔らかい線がとても好みでした

設定も痛い系で男前で弟執着兄ヨシキと天真爛漫だけど多分辛い生い立ちの弟なおと、そのなおとをこよなく愛するグルグル思考系でヘタレで、でも純粋で優しい同級生のしゅう君、超適当で口からでまかせイケメンでも陽だまりの様な暖かい加藤

この濃厚キャストがまたいいんです
其々に個性満載で何処か憎めない愛あるキャラ達

そしてこのキャラが混沌と交わる話
血の繋がらない弟なおとを襲おうとして親にばれて家出して高尚売女として暮らした過去を持ち現在は美容師をしなから生計を立ててる弟を盗聴している兄のヨシキとか相当複雑に病んでます笑
高尚売女の時の飼い主がドSで監禁されたり
でも痛いだけでなくそこにはセンスある滑稽が含まれ笑えるんですよ
ここが素晴らしい!
そして愛があります 萌えもあります
なおと&しゅうカップルは愛おしい萌え甘可愛いです
優しさが故のヘタレしゅうと可愛すぎるなおととの恋愛模様に胸キュンです
リバかな?と思わせるセ続きリフにより惹かれました
だってリバって同性愛だからこそ成り立つ設定ですもん
これを描けるなんてBLしかない醍醐味ですよ
表題作のヨシキと加藤の恋物語はクールで斜めから見てるヨシキを振り回す適当男の加藤とのやりとりがいい
加藤は適当にみえて、実はなかなか大変な生い立ちみたいだし、でも真っ直ぐ人を愛せる心良い青年です
加藤に出会いほだされほぐれていくこじらせヨシキに萌えました

通俗設定に飽きた方には是非お勧めです!!
痛い系、萌え、愛、執着と複合要素盛り沢山のマリアボーイ
サイコーでした

1

好きな設定のはずなのに・・・

何だろう。
しっくりこなかった。。。

たしかこの作品はちるちるのインタビューを読んで
気になって買ったのですが、私には合わなかったようです。
まず絵が苦手な部類なので
正直に言うとこういう作品はマイナスから入りますね。
そうやってマイナスから入ってもそれを覆す作品があったりもしました。
なので絵が苦手な作品は、
絵以上にストーリーが良いこともあるので期待していました。
でもしっくりこなかったんです。

たった1ページなのですが、
色んな道具を使った痛々しい流血プレイの描写が印象に残ってます。
私は基本ビッチが好きなのですが、
あまりに病みすぎてるビッチは苦手なのかなぁと思いました。
(他の作品でもそういうのあったし)

1

話の大筋は面白いのですが…

表紙の痛々しい美青年に惹かれて読んでみましたが、なんだか整理されてないなぁという印象です。

表紙の彼<ヨシキ>が主人公と考えてよいのでしょうが…
「好きだよ、秘密だよ」はヨシキの弟<なおと>と友達<しゅう>の二人が軸のストーリーになっていて、しゅうの視点で進むのですが、その割にしゅう不在のヨシキのエピソードがやたらと多く、かと思えばまた急にしゅう視点の二人の話に戻ったりと、根本的なところがぐちゃぐちゃ…
話の流れがスマートじゃないので拙く感じてしまいます。
「マリアボーイ」はヨシキ視点でヨシキが軸のストーリーなので、弟カップルの方に比べるとまだ幾分か読みやすい気はしますが、こちらもちょいちょい第三者視点が紛れ込んできて気になります。

登場人物についてもよく掴みきれませんでした。
玲太が特に情報不足過ぎて…想像しようにも出来ず。
彼がヨシキに近付いたきっかけが結局最後まで不明です。
彼がゲイだったならまだしも、そうではないのになぜ男性のヨシキに??
上手くはいったものの、もやもやが残ります。
ヨシキについても、弟にストーカーばりのことをしていた割にはあっさり玲続き太に惚れていて、病的な依存設定は一体なんだったのか?とか。

弟のなおとがふにゃふにゃキャラかと思いきや、予想外にしっかりしていて芯のある少年だったのでビックリしました。
弟編のラストはすごく良かったです。

2

綺麗な表紙に惹かれるも……

綺麗な表紙に惹かれ購入しましたが、最初のお話のCPがそもそも守備範囲ではありませんでした。
コロコロ変わるお話の雰囲気にもついていくのが大変でしたが、よく考えると高校生らしい気もします。
些細なことでオーバーに喜んだり落ち込んだり。
そして好きだよ、秘密だよでのヨシキさんは色々な意味で痛々しく、あまり好みではありませんでした。
しかしボールギャグを装着しているカットがあるんです!
好きなんですが、中々見つけられないんですよ。

マリアボーイのお話の方は楽しめました!
駄目なお兄ちゃんだったヨシキさんの痛々しさも、こちらのお話ではそこまでではありません。
そして何より攻めの加藤くんの謎の男っぷりが素敵でした。

大きな萌えはありませんでしたが、最終的に皆幸せそうで読後の気分も悪くならなかったので萌えの評価にさせていただきます。

3

思ったほど痛々しくはないが…

「マリアボーイ」において加藤玲汰のことについて、よくわからないことが多すぎて残念…。
個人的には年下攻めとなる玲汰×ヨシキのほうが気になるのですが、
お話としては「好きだよ、秘密だよ」のなおと×しゅうの高校生カップルのほうがうまくいってる気がします。

「好きだよ、秘密だよ」において
しゅうとなおとの必死に相手を思いやる関係がとっても可愛らしくていい。
爽やかな方向では全くなくて(笑)、青年誌風な泥臭く下世話な方向なんだけど、
そこがまた高校生の男の子らしくっていいではないか!と思うんですよね。
必死に背伸びをして大人になろうとしている姿にきゅんときます。

そんななかでヨシキの存在が異質すぎる。
弟のなおとの日常を盗聴するほどなおとに依存し、かつ誰かと身体の関係を結ばずにはいられない。
そんな彼があっという間に公正するのかが、さらに疑問。
ちょっとキャラ設定をやり過ぎたのでは?
そもそも彼が何故なおとに執着し、盗聴するまでに至ったかが、少しは語られるものの真に迫って響いてこなかったのですよね…。

そして「マリアボーイ」
ヨシキは強引な隣人・玲汰の存続き在に徐々に癒されていくのですが、
前述したように玲汰のことがいまいち解り図らくて話に入って行けず。
玲汰が10代というのも、少々無理があるような気がしますし…。
このヨシキのことを描くのであれば、コミックまるまる使ってくださったほうがよかったのではないかと思います。
コミックのカバー裏のストーリーをぜひ漫画化して欲しかった!
でも、ちょいちょい差し込まれる笑いがとても好きで、手放すのも惜しくなると言う困った作品なのでした(笑)
それにしても、暖かい食事というのはいいものですよね。

1

なんていうかなあ………

表紙が気になり購入しました。
元々痛い話が好きな上に、自己犠牲や、情緒不安定なキャラが好きなので、
マリアボーイというタイトルもグッときました。

ですが、、、開いてみて、まず絵柄が予想と少し違っていました。
へろっとした少ない線での、まあ、今どきといえば今どきな絵柄です。
そして話の内容はというと、まず最初の話で、特に萌えは感じなかったものの、会話のセンスはあるなあ、という印象を受けました。
そして、この後の話でマリアボーイことヨシキが素敵な相手と巡り合って話が明るい方向へ向かって行くのかな、という期待を抱いて読み進めました……が……その通りだったのですが、なんというか……あんまりキャラクターに入れ込めないままに話が終わってしまいました。
攻めのキャラが問題なのではありません。むしろこういうタイプのキャラ、結構好きです。設定としてもヨシキとは相性がいいと思います。ですが、話全体がなんだかふわふわっとした話で、変な心持のままに終わってしまいました。
最後にカバー裏を眺めながら、なんとなく、その違和感の正体がすこしわかりました。作者がキャラクターそれぞれの人生やら設定や続きらを色々決めているのだろうなあという予想はできても、その設定をマンガの中で感じることができなかったのです。
正直言って、カバー裏を全部読んで、……で、だから何なの?と思ってしまいました。
なんだか、口調がキツくなってしまいましたが、微妙に一瞬だけ描写されるSMシーン(暴力シーン?)は良かったので、中立です。

2

痛々しいけど……

木村ヒデサトさんの2冊目、表紙からして私の苦手系だったので
手にするのをためらっていました;;
内容もストーカーだったり(前コミックスのストーカーは明るかったですがw)
暴力で征服欲と自分の快感を得るような男がいたりと、
やっぱり苦手でした……。
(後半は嘘ばっかりの怪しい男も出てくるし!w)

それでも萌なのは、寂しさを埋めて欲しい心がすごくわかるし
好きな人に縋ってでも外聞なんてどうだっていいから側にいて欲しいと願うほど
誰かを想う気持ちってよっぽどだよなぁ…って思ったからです。
愛のかたちはそれぞれで、どれが悪いとか正しくないとか一概に言えないですよね。
ただ、好きな人を悲しませるようなことは良くないなぁ…。

何を許すかも、受け入れるかも自分次第だけど
幸せになれるように逃げださずに努力するのは大事だと思いました。(作文)

子供っぽいと思っていた町田弟が意外にも大人の考え方していたり
他の男と初キスも初Hも済ませちゃったしゅうが
泣けるほど町田弟が好きだとかピュア!!!
美容師志望でカットセンスがまるでない町田弟に
好きなように切らせて続きあげるのも愛だ…。

『マリアボーイ』で信用ならないような登場の仕方の加藤くんが
実はいいヤツで良かった!!!w
ごく普通の愛され方、ごく普通の献立でとろかされる町田兄よ…。
年の差はそんなに問題ないからずっと甘やかされてたらいいよ!!

あと、やっぱりヒデサトさんの「ふはっ」と笑えるところが好き。
「理想としない朝チュン」とか町田兄の本名とか!
「お前は夜しかち○こついてないのか」とか
しゅうに本音しか出てない町田兄も楽しかったw

ヘビーなのに笑いどころもあって、純情と欲情がうまく絡んでて
更には泣けてくるようなお話ってすごいな!
ヒデサトさんの作品じゃなかったら手放していたかもしれない。
萌ですが萌×2寄りです!!

2

聖母になれないマリアボーイ

表紙に惹かれて買ってみました。
木村ヒデサトさんのお話初めて読みます。


【好きだよ、秘密だよ】

――好きな人がいる

高校生のしゅうは同級生で友だちのなおと片想い。

――でもだめなんだ。悲しいけど、だめ。俺じゃ無理。

男同士で、まだまだ子供で、人として未熟な自分。好きな人には幸せになってほしい。
叶うことのない気持ちを抱えていくつもりだったが、なじみの美容師であるヨシキに誘われ体だけの関係を結ぶことに。ヨシキもまた、気持ちを伝えることのできない相手がいるという。それはなんとしゅうの想い人でありヨシキの弟であるなおと。

家族として、母親として、兄弟として。弟なおとを盲目的に愛する兄のヨシキ。
純粋に家族を想い、敬愛する兄を心配するなおと。
弟への異様な執着をみせるヨシキだったが、しゅうとなおとが親密な関係になっていくのを知るや、ある行動に出る。

ヨシキ・なおとの兄弟についても絡めていますがこのお話の主人公はしゅう。

実はなおともしゅうのことを好きで、両想いとなるわけなのですが……セックスに至るまでのしゅうの体を張った頑張りと言動が続き面白いです。

なおとのことが本当に好きで、好きで。これからたくさんのこと知っていきたい。大事にしたい。でも、エッチもしたい…!という、なおとを想う一途な面と性欲に忠実な面のバランスが絶妙です。
さっきまで真剣な話をしていたのに、ひょんなことからするしないの流れに!本当はタチになりたい。だけども「抱いて!」と決心するしゅう。
展開がはちゃめちゃなようですが、この勢いがむしろがむしゃらな高校生らしいくらい。

とにかくなおとが好きで、だからこそ一つになりたくて。それになおとが痛い思いをするくらいなら自分が、としゅうなりに気遣ってもいて。彼の健気さと不器用さがなんだかきゅんときました。

晴れて恋人同士になれたものの、見えない先の未来を不安がるしゅう。そんなしゅうの背中を押すように、なおとはあるがままの本心を伝えてくれます。

「多分俺はね、明日もしゅうちゃんにすきっていうの」

少しふわふわした雰囲気をもつなおとですが実は彼が一番落ち着きと大人思考をもった子です。
飾ることも隠すこともないなおとの言葉と、なおとを想うしゅうの一途な気持ちと心の変化。
ラストのシーンとモノローグから浮かぶ情景は、何も語らずただ手を繋いで歩く二人の姿。好きだよ、秘密だよ。とささやくように。

とっても好きなラストでした。


表題作【マリアボーイ】
「好きだよ、秘密だよ」のその後のお話。
今回は表紙も飾りましたなおとの兄、ヨシキの物語。

なおととしゅうが恋人同士となり、今度こそまっとうに生きると決めたヨシキ。
ある時彼は根無し草の若者加藤と出会う。
出会ったばかりのヨシキを不思議な魅力で振り回す年下の加藤。
ついには自分の寂しい心を見透かされてしまい一夜を共にしてしまう。実は加藤、ヨシキの住むマンションのお隣さんだった(居候)。

ヨシキの部屋に入り浸るようになった加藤は、自慢の手料理を振舞う。
加藤の温かいご飯を食べてぽろりと涙を流すヨシキ。いつでも作りに来てやるよー、と笑って頭を撫でる加藤。
自分とは正反対の生き方をする加藤の存在にヨシキは穴だらけだった自分の心が少しずつ満たされていくのを感じる。

ラストに向かって明るくなっていくヨシキの表情がこれまた良いです。
「初恋」宣言をするヨシキのシーンは暗さから一転して清清しいくらいで気に入ってます。

幼い頃から自分がゲイだと知っていて。
誰かに体を求められることはあっても、寂しい心だけは誰にも理解されることはなくて。
一人で生きようとしても結局は誰かに縋るような運命で。

不純な生き方と穢れた身体で寂しい心に救いを求める続けるヨシキ。
我が子のように愛しんだ弟を手放し、今度は慈しまれることを知る。
決して聖母になれないマリアボーイに訪れた幸せに思わず「おめでとうっ!」と祝福したくなりました。

その後には後日談の「マリアの秘密」
ヨシキと加藤。そして高校を卒業したしゅんが出てきます。

そしてそして。この本のカバー裏には「草稿劇場」という漫画にできなかったヨシキの過去を書いた小話のようなものがあります。これを読むと何故ヨシキがなおとに異様な執着を見せたのか。自らの過去を語るヨシキという人物の一片を知ることができて、これもまた「マリアボーイ」をぐっと楽しめる要素となっております。

この本の物語はよくある恋のお話、ではないです。
ただ結ばれるというハッピーエンドへ向かって進んでいくのではなく、彼らの目の前にふいに現れた幸せ、今まで知ることのなかった幸福を得るその瞬間までを味わい深く描いた一冊です。
展開や表現はいい意味で泥くさいような。生生しさを感じつつ面白さもあります。
一瞬読み手を惑わせるかと思えば、それでもちゃんと魅せてくれる展開。
作者さんの世界観の引力に引っ張られるような感覚。初めは吃驚しましたが、個人的に大好きです。不思議と魅力ある本でした。

2

独特のテンポと空気感

弟に盗聴器を仕掛けるほどの歪んだ愛と執着、元カレからの性的暴力。
根は純粋な一面を持っているのにいろんな要素から歪んでねじれてある意味病んでしまったヨシキさんと、ヨシキさんに振り回される弟カップルをめぐるお話。

絵柄はなんだか懐かしい感じのタッチでビックリしたときに目玉が飛び出る昭和的表現がでてきたりしつつwストーリーは抒情的でポエミーな、今話題のいわゆるリリカルホモの分類にあたるのかなぁと思いました。

ゆったりしているかと思えば突然スピーディに超展開になったりと、独特のテンポでストーリーが進んでいくのと、個人的に身体的に傷を負うDV表現が苦手なため、今一歩ハマりきれなかった印象ですが、お好きな方はきっと引き込まれるのだろうなぁという作品です。

1

表紙の彼の痛々しさに。

表紙の彼はヨシキさんと言うのですが、どうもセックス依存症のようで
心から愛する人を見つけられない。
さらに本気で痛いことをする彼と縁が切れていないご様子。と

いろいろな思いを抱えている人が3人ほど出てくるのですが
ちょっとついていけなかったかな。
今誰が中心なのかとか、結局今どういう関係…?
という個所が多々あったものですから…
私が木村ヒデサト先生の作風についていけていないだけなので、
好きな人はどっぷりハマると思います。

1

高校生は迷う

表紙の絵が気にはなっていたんだけど、なんとなく後回しにしていたこの本。
ようやく読んでみて、で、改めて他の方のレビューも読んでみての、感想として、
私は前半の「好きだよ、秘密だよ」の方が好き。
この、ぐちゃぐちゃにとっちらかっちゃったような、がむしゃらな感じが、
初々しい、高校生の初恋って感じで、いいなぁって思った。
確かに、この前半の作品だけだと、ヨシキさんの背景が謎すぎて、お話の焦点が結びにくい感はあるけど、とりあえず、ヨシキさんのことはおいといて、高校生のなおととしゅうの二人が、いろいろ迷って、寄り道しながらも、最終的に結ばれる話として、かわいくてよかったわ。
むしろ、後半の「マリアボーイ」の方が、加藤みたいなキャラも苦手だし、テンションについて行けなかった。
それでも「神」にしたのは、カバー下の「草稿劇場」がおもしろかったから。
お兄ちゃんメインの、このドーンと重たい話、ドシリアスで読んでみたい。

1

方向感覚を掴みにくい前半、霧が晴れた後半

「好きだよ、秘密だよ」と「マリアボーイ」の、一連作品を収録。

どうやらセックス依存症らしい美容師のヨシキ(27 表紙絵)と、クラスメイト(町田)への想いをひた隠しにしているしゅう(高3)のセフレな関係から始まるオープニング。
ヨシキのいい感じの病みっぷりと、高校生のしゅうの背伸びした言動・・・互いに愛情なんて求めてないと豪語する二人がこの後どうなっていくのか、期待感が高まります。

ところが――町田が登場してくると、ストーリーの流れが当初予想していたのとは微妙に変わってしまった気が。

もちろん、町田はこの作品に必要不可欠な存在。ヨシキ・しゅうのベクトルが町田に向かっているという意味で、彼は人物相関図の真ん中に位置しています。
でも、かたやDV・弟への実らない愛・セックス依存症というシリアスな問題を抱えるヨシキの物語が進行する中で、しゅうと町田の恋愛にもかなりのボリュームが割かれていることで、ストーリーの焦点がぼやけてしまったような。
しかもそこに、しゅう目線の大人への憧れと失望や、初体験のドキドキやらも詰め込まれていて、BLというより青春白書?的な色合いもプラスさ続きれてる。
「こっちじゃないんだけどなー」と思ってる方向にずんずん引きずられていくような心もとなさとモヤモヤ感が、読んでいる間終始まとわりついてきて、「好きだよ、秘密だよ」では全くテンションが上がりませんでした。

しかし「マリアボーイ」に入ると、一転して面白くなっちゃったんですね~これが。
ひとつには、玲太とヨシキの物語に軸が絞られて読みやすくなるせいもあるんですが、嘘つきな玲太と騙されまいとするヨシキの駆け引きが楽しくて!
個人的にはそこが大きい気がします。
BLを読んでる気が全くしなかった「好きだよ~」に対して、「マリアボーイ」はぐっとBLっぽくなったと感じるのも、恋愛の駆け引きがしっかりと描写されているせいかもしれません。

最愛の弟・町田はしゅうに奪われ、腐れ縁のDV男につきまとわれたせいで職も失ったヨシキの前に現れた、超うさんくさい男・玲太。
ヒモ同然ながら一緒に食卓を囲む幸せをくれた玲太に、驚くほどあっけなく心を浄化されていくヨシキ。しかし、初めて幸せを掴みかけたヨシキの前に再びDV男が現れて――という「マリアボーイ」。

彼にとって罰を下す存在でしかない神に怯え、人生をあきらめて生きてきたヨシキが、初めて心を満たされた瞬間に握りしめていたもの――それは、タマネギ。
彼に人参でもじゃがいもでもなく、タマネギを握らせたところに、木村さんのセンスを感じます。
天に向かって渾身の力で芽を押し出そうとしているかのようなタマネギの造形って、可能性や未来を感じさせますよね。

秀良子さんの推薦文のとおり、心を掴まれるセリフやモノローグも、この作品の魅力です。
作者のペン先から泉のように湧き出る言葉たちが惜しみなく詰め込まれた中から、宝探し的に好きな言葉を見つけてみるのも、楽しみ方のひとつかなと。

玉石混淆の中から玉を掘り出す手間をいとわない、むしろ掘り出すことが楽しみという人にはうってつけの作品だと思います。
(きっと玉を見つけられるという意味で)

7

ついて行くのがやっとかも

初読みの作家さん。
初め表紙を見たとき、ボクサーに見えて
ボクシング関連の話かと思いましたw

初めての作家さんなので、この方の物語の作りの
クセとか雰囲気とかわからないのですが、
終始テンションは高めで苦手な分野でした。

1冊丸々関連のお話で兄弟のそれぞれの
お話が展開しているのですが
素材足らずで、話がよく掴めませんでした。

兄と親との関係の悪さの原因とか、
兄の執着になぜ弟は我慢しているのかとか、
あとがきや書き下ろしで付け足して
描いている分、読み進めてると
わからないことがドンドン出てきて
残念でした。

これ、連載で読んでたら
確実にモヤモヤしてたと思います‼︎w

あと、そこまで激しくはないけど、
バイオレンスなシーンがあるので
苦手意識がある方は要注意!

話自体はよくできているので
足りない部分や急ぎ足感は
本当に残念です。

もう少し話の構成がうまかったら
神評価だったかも。

3

愛されたい人のお話

兄を軸に、弟の恋愛、兄弟愛などを描きつつ
人物の成長を追ったストーリー。

一見しっかりした人間でも、秘密や孤独があり…
ぼ~っとした男の子でも、実はちゃんと考えがあったり…

痛いことに目を背けず、真正面から向かっていく登場人物達に心を動かされる。
愛されたくてたまらない人間の、試行錯誤の人生。

色んな事を諦めて頑なになっていた心を解す存在と出会い
光を掴みかけるも、やっぱり己で招いた過去に囚われてしまう。
自分へSM行為を働く昔のパトロン、ゲイである事で傷つけた両親、不憫な弟、
周りの人物全てを「俺がいるせいで可哀想」と考え自分を貶める事で
孤独の深淵に再び自ら身を委ねてしまいそうになっているところに
太陽光が差し込んだかの様に届く攻めの声。

ハッとするようなシーンの連続でした。
独特のテンポで切なく苦しく、
柔らかで味のある絵柄でほっこり萌えて大満足の一冊です。

また、人間にとって食事とはとても重要なもので、
恋人の美味しい手料理や、その逆に虚しく孤独な食事。
それらを通して心の変化がよく伝わってきます。
同じ食事でも、好きな人続きと食べている時、辛い時、全然味が違う事あるなあ。
そう思いながらついつい登場人物と一緒に涙が…


人間同士の繋がりってこんなにも温かいものなんだなあと改めて感じました。
ハッピーエンドで本当に良かったです。

4

嫌いじゃないけれど、何となく入り込めないお話でした。

一応、丸々一冊兄弟(?)の話。
ちるちるさんであらすじ読んで面白そうなので買ってみたのですが、最初開いて絵柄があまり好みでないので一旦閉じてしまいました。好みじゃないというか、こういう荒い絵は好きな筈なんですが、ごちゃごちゃした感じが読み辛く感じて。

もう少し整理されて読みやすい画面だったらいいなあと思いつつ、再度チャレンジ。
読んでいくうちに絵はさほど気にならなくなりましたが、話も少々乱雑だった気がします。
そのまま描いたらDV絡みの陰鬱な話なのでギャグを交えて描くのはいいのですが、そのシリアスとギャグの境目が整理されていない印象です。ちょっと読みながら混乱。
で、そのまま話が終わってしまったような。

個人的には弟と同級生の話の方が読みやすくて好きです。
ただどっちのカプが好きとか、ときめいた!とか、なかったです、残念ながら。
考えてみれば、これも自分が大好きな「ゲイの年上美人受け」なんですが、全然ときめかなかったのは何故なんだろう。
攻めくんがイケメン設定なのに、イケメンに感じなかったからかしら。人に迷惑かけても憎めない子って思えなかったのです。あと、いま続きいちこの子の素性がはっきりしないまま(いや、はっきりしたんですけど分かり辛いというか、「そうか!」という爽快さがない。16歳でモデルが正解?)なので、もやもや。

嫌いじゃないけれど、何となく入り込めないお話でした。

5

奥深い・・

すごく内容のある考えさせられるストーリーでした。
軸となるのは、同級生のなおととシュウそしてなおとの兄ヨシキ。
ヨシキはシュウ行きつけの美容院の美容師。
シュウはなおとが好きなのにヨシキと体の関係をもっている。
本当に好きな人の未来を考えると男同士で恋人という関係が
終わりを告げるのは時間の問題。
そう考えると大好きな人には何も告げず、性の欲望だけを他で満たす。
そんな心も体も中途半端な高校生と、29歳の兄の複雑な関係。

1冊分になおととシュウ。シュウとヨシキ。
そして最後に出て来る年下のイケメン加藤とヨシキ。
それぞれのカプのそれぞれの愛の形が表現されていています。
特に特定の人を作らず数えきれない男と寝てきたヨシキにとって
初恋ともいえる加藤とのストーリーはちょっとうるっとくるかも・・・
人それぞれの人生があって、それぞれの思いがあって・・・
その時その時で、いろいろ考えるからずっと同じではいられない
いい意味でも悪い意味でも。
未来を信じて前向きに進むか、あきらめて普通の道を選ぶかは
その時のその人の、思い一つなのかなぁ・・と考えてしまいまし続きた。

すごく好きな場面は・・・
「人のチンコを数えきれないほど握ったこの汚い手が・・・
自分で傷つけて勝手に休養しているこの手が・・・
なんと、今玉ねぎをむしている・・・」
加藤と一緒に『まるごと玉ねぎグラタンスープ』を作ってるヨシキ。
普通に、幸せそうでした。

本当は神にしたいところですが
途中、ちょっと痛そうな場面がいくつかあるのでそこだけ私的にはマイナスで・・・
萌×2とさせていただきました。

5

玲太が足りない

「好きだよ秘密だよ」から「マリアボーイ」へと
時系列道理に進んでいくんですが、
前半「好きだよ秘密だよ」は天使のような弟君 なおと とシュウちゃんメイン。
ヨシキの事よく分かるためには必要な場面なんですが…
いかんせん、なおととシュウちゃん好みでは無かったので
しゅみじゃないな~と思っていました。

「マリアボーイ」でやっと
加藤玲太登場!カッコイイです!!
玲太で1冊全部埋まっていたら 神 だったのに…
私も「●●の性欲知らねぇの?」キュンでした。
甘々でカッコよくてこれからどんないい男に育っていくんだろ。
玲太サイドからの続編読みたいです。

4

もしかしたらこれから読むかもしれない方のためにネタバレ控えめ(当社比)

 絶叫したい気持ちを抑え、できるだけ穏便にレビューを済ませよう思います。この作品でしか味わえない味がたくさんあって、ハマる人にとってはこの上ない神作品になるのではないかと思いました。
 「球が止まって見えるぜ」って方には神でも何でもないのかもしれませんが、私にとってはすべてが魔球で、打ち返す事も受け止めることもできませんでした。燃えます。メラメラです。

 完全ではないストーリーに、完全ではないキャラクター。えっ、ここでそれ言っちゃうの? という台詞の数々。美しくない勃起シーン(いつの時代の少年漫画かと!)。
 全部ひっくるめて大好きになりました。

 些細な事を気にしていてはお腹がいっぱいにならない、泣いて痛みが消えるわけではない、複雑に見えるけれど、一部一部を切り取ってみると単純なものでできている。
 ダークな要素も見せながら難しい事は考えなくていい雰囲気が頭に優しく、ありのままに生きる登場人物達の強さに元気づけられました。

 漫画を読んでいて一番嬉しくなるのは予想もしなかった展開や台詞を見る時で、そういった意味では嬉しい事だらけの内容でした。
 

 ↓続き↓↓この先、心揺さぶられた展開をいくつかネタバレです↓↓↓




1.可愛いあの子が!
「しゅうちゃん…俺○○じゃないよ」「う…うそお…」
「でも●は ●●めて…」 「ヤッター…」
 しゅうちゃんの台詞と自分の心の声が見事にリンクしました。

2.大人っぽいあの人が!
 次々と明かされる彼の素顔。本当の素顔は普通の顔で、そこは唯一泣きそうになりました。

3.「●●の性欲知らねぇの?」
 ぎゃーーー。知らないです、教えて下さい! でもは…、犯罪…!!

終わります。

8

うーんちょっと違うかな

秀良子の推薦帯を見て購入
わたしは思っていたのと違うかなと思ってしまいました
題材はおもしろいけどシリアスな場面で男性向けな感じの下ネタ的ギャグがどうにも目に付く
この本一冊に好きだよ秘密だよっていう話とマリアボーイっていう話が二つ入っているんですけどそのキャラが繋がっていて各話で幸せになってくれるっていうのはいいなと思いました。ただ一人のキャラにスポットを当てるとそのキャラの複雑な心情が複雑のまんま描かれているのでどうもキャラに共感ができない…
でもシュウちゃんのこの幸せは誰にも教えてやんない!なんか減りそうだから!ってセリフにはいいなと思いました
シリアスとギャグが住み分けを気にしない人にはお勧めします

4

新しい感覚

好きだよ、秘密だよ
ヨシキ、シュウ、なおとの三角関係の物語。
束縛をテーマにした、少しサスペンス的な話でした。
三人の関係
シュウはなおとのことが好き。
しかし、シュウはなおとの兄ヨシキと、体だけの関係をもっています。
そして、ヨシキ曰く、「なおとは俺のだから」弟への異常な独占欲。

なおととのイチャイチャをヨシキには喋っていないのに、彼はそのことを知っています。
気付かずに、なおとを彼から奪った感覚に喜ぶシュウ。
そして、弟を、盗聴して自分の監視下に置くヨシキ。シュウの行動も筒抜けです。

主にヨシキの歪んだ弟への愛が描かれています。
しかし、最後にシュウが受けになるとは想定外でした。玩具の演出が生きてきます。
男性向け?な発言や行動も多い気がしました。

マリアボーイ
ヨシキに付きまとう玲太。
最初は適当にあしらっていたヨシキでしたが、
ある日、彼とイチャイチャしてから、彼が気になり始め…
ヨシキが胃袋をつかまれる話。
そして、懐っこい玲汰により、彼は変わっていきます。
やはり、手料理って大事だなぁと思いました。
個人的にはこっちのほう続きが、読みやすかったです。

アンダーグラウンドな世界観といい意味でふざけた演出。
昼ドラと深夜ドラマを足して2で割ったような雰囲気でした。
面白かったので、萌×2。

9

この作品が収納されている本棚

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