絶え間なく与えられる快楽という名の刑罰

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表題作快楽刑

高梨一鷹、清春、類
星川瑞季

あらすじ

被害者が加害者に対してどのような罰も自由に与えられる権利「私刑権」によって、星川瑞季は自分がお金を騙し取った高梨一鷹・清治・類の三兄弟の住む離島に幽閉される。
彼らが瑞季に下したのは快楽刑。連日連夜、三人の男に快楽を与えられ身体を作り変えられていく瑞季。
「お前を喜ばせてやる。それが快楽刑だ」
罰と言うにはあまりにも甘い快楽を瑞季に与え続ける彼らの真意とは――?

作品情報

作品名
快楽刑
著者
西野花 
イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
レーベル
B-PRINCE文庫
発売日
ISBN
9784048664943
3.3

(64)

(11)

萌々

(19)

(18)

中立

(12)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
15
得点
197
評価数
64
平均
3.3 / 5
神率
17.2%

レビュー投稿数15

素敵な罰でした

4Pとかうわーと思ってたんだけど、レビューいろいろ見て読んでみた(*´ω`*)
えろえろなんだけど、愛があって読んでよかった(*´Д`)
三兄弟がすごく好き。
瑞季もすごくいい子で良かった。
どうして三兄弟を騙したのか釈明言い訳は一切せずに罰を受け入れるところとか。
あれで言い訳するような子だったら一鷹はじめ兄弟はきっと瑞季のために動いてくれなかっただろうなって思う。

4

快楽刑は溢れんばかりのエロ愛でした

タイトルを見るだけでもエロ度が高そうだと感じますが読んでみればどこぞの
ブラック文庫かと感じるほどのエロエロ作品。
でもさすが西野作品ですよね、エロだけで終わらないものをしっかり描いてる。

今回登場する受けの瑞季はかなりお可哀想な身の上で、強欲な叔母夫婦に
ハイエナのように妹を人質にされるように売春をさせられる青年です。
実の叔母は瑞季の亡き母親への歪んだ嫉妬からかなりつらく瑞季に当たり
瑞季の両親の保険金まで掠め取るような強欲ぶりで人間の醜い面が前面に出てますね。

もっとも売春のきっかけを作ったのは瑞季本人で妹の為に必要なお金の為に
1度だけ身売りをしてしまうのですがそれを知られてズルズル展開。
拒めは妹がどうなるのか、この辺はお約束の展開です。

そんな時に瑞季は事故に遭い、その加害者3人と知り合い仲良くなっていきます。
叔母夫婦の家で苦しい生活をしていた瑞季はその3兄弟との付き合いの仲で
癒されていきますが、そのせいで売春をしなくなりお金を搾取する叔母たちに
今度はその3兄弟からお金を騙し取るように脅される。

そして瑞季は攻め3兄弟をだまし詐欺で警察に捕まり新しく法改正されたあだ討ち方の
ような加害者が被害者に仕返し出来る法案の元、瑞季は攻め3人へ身柄を渡される。
3人が瑞季に与える刑がタイトルになります。

3兄弟から罪を償わせる行為として3人からエロ攻めされるのですが、
罰と言うより愛を感じてしまいます。
もっとも瑞季は自分のしたことに罪悪感を感じているので3人への贖罪の意味で
逆らおうとすることもなく諾々したがう。

そして裏設定みたいにこの3兄弟には母親とのことで若干こだわりがあるのですが、
表面的には可愛さあまってで瑞季に刑の執行をしているように見せていますが、
結果的には瑞季を救う為にとった究極&3兄弟にとってお得な方法みたいでした。
3兄弟から愛される瑞季のエロ甘ラブといったところですね。
エロが苦手でないならかなり楽しめる作品だと思います。

11

設定はとんでますが…

快楽を与え続けられるという社会的罰を受けることになった主人公…という飛んだ設定ですが、西野さんの作品なので問題なし。エロに特化した作品を書かれる作家さんで大好きな作家さんの一人です。

官能的なシチュエーションを多く盛りこめるお話を作る中で、よくこんな新しい設定を次々思いつくなぁといった感じです。
「罰」といっても主人公が「悪人」という設定でもないのでそこも一安心。(悪人なら悪人で面白いかもしれないけど)

ごく普通の現代社会に見えるの中で「刑罰のしくみ」だけ変わった社会というのがちょっと説得力に欠ける気もしましたが…やはりお話やオチやバックグラウンドは目を伏せても素晴らしい官能世界を堪能できるのでそうと割りきって購入する方には納得できる本かなぁと思います。自分も含め。

相手が3人いる分、もう少し掘り下げて欲しかった気もしますが(特に多人数でしかできないプレイというのもないし)エロい描写や台詞がここ最近出た西野さんの作品の中では一番好みでした。

5

タイトル買いです。

タイトルに引かれて購入。だって「快楽刑」ですよ?!どんなエロエロな展開が待っているのか、届くまで妄想が膨らむばかりでした。
そして、届きました。
読みました。
結果、大満足!!
サクサクっと読めるのに、エロも満載で読後はある種の清々しさすら感じました。4Pもエロエロなのに、ドロドロとした感が無く、ご馳走様です。主人公の生い立ちは悲しいものもありましたが、最後には主人公とその妹も救われて良かったです。
多分、攻め3人がギスギスと受けを奪いあわず、仲良くシェアしているのが良かったんだと思います。
でも、実際に仇討制度が復活したら嫌だなぁとも思いました、まる。

4

快楽に果てなし!

兄弟と受けの3Pは既読ですが、3兄弟と受けは初めて読みました!
後書きにもあるように誰も遊んでる人がいないようなフォーメーション!さすがです!

途中までは瑞季だって不幸な環境で逆らえなくてしたことに本人も罰を受けることを望んでいるからってひどいっ、誰か瑞季のこうなった事情を調べなかったの?と可哀想に読んでました。

受けさんは感じまくりでしたね。なぜ3兄弟相手だとあんなに感じまくるのかちょっと不思議でした。
でも屈辱的ではなく刑といっても大切に扱ってくれる。罰を受けることを望んでいる受けさんがだんだんこの刑を苦痛と思わなくなったら兄弟は自分を解放するのか不安になる気持ちを持つように。

叔父叔母が突撃してきた時に兄弟が受けのやらされていた事を知っていたことがわかります。
罰を受けたい受けの気持ちも尊重してましたしね。

最後は大団円!妹の瞳も海外留学させてもらった先で大変充実して生き生きと生まれ変わり、受けに守られていたことも知らされていました。

3兄弟が受けを取り合わないのも新鮮でした。最初は揉めたようですが。均等に愛し合ってるようですね。
私はつい長男さんが印象的です。やっぱり長男だからか代表して色々直接手助けしてくれましたし、描写も長男が一番詳しかったように思います。

初めは辛かったけど受けの救済と3兄弟の実益も兼ねての快楽刑。なんと平和なことでしょう!本当に良かった。
受けさんはこれからみんなと一緒に自分の人生を生きて欲しいです。

4

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