底なしの不幸こそ、君がもっとも美しく咲ける場所だ――。

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表題作紅い椿と悪い虫

貝柄,高校生
白椿,高校生,転校生

同時収録作品紅い椿と悪い虫

日向,教師
白椿,高校生,転校生

その他の収録作品

  • カップリング座姿【カラー頁】
  • 先生とお昼を
  • 日向先生の昔の話
  • カバー下表紙1【表】:4コマ漫画『貝柄くんと白椿くん』I・II
  • カバー下表紙4【裏】:4コマ漫画『日向先生と白椿くん』、『貝柄くんと白椿くん』III

あらすじ

同性愛者の転校生・白椿は、
転校早々にクラスメイトの変人・貝柄に目をつけられてしまう。
美しいものに固執する貝柄の歪んだ愛情表現でイジメられ、
大人も同級生も信用できず、一人で堪え忍ぶ日々。
そんな中、いつでも真っ直ぐ向き合ってくれる
日向先生の存在が次第に大きくなっていき……。

作品情報

作品名
紅い椿と悪い虫
著者
博士 
媒体
漫画(コミック)
出版社
プランタン出版
レーベル
Cannaコミックス
発売日
ISBN
9784829685518
3.1

(116)

(40)

萌々

(9)

(17)

中立

(23)

趣味じゃない

(27)

レビュー数
16
得点
310
評価数
116
平均
3.1 / 5
神率
34.5%

レビュー投稿数16

狂気

すごく歪んでる。本当にどす黒い内容だと思う。

レイプ映像を全校生徒にまで見られたら、普通なら自殺物だと思います。

BLでこの話を描き上げた博士先生に拍手を送りたいです。

貝柄がどんな人生を送ってきたのか知りたいです。
美しい物を汚すことが美と思っているだけで性癖ではないんですよね。

5年後の白椿はハッテン場で人を待ってます。その唇は紅い。

白椿にはお互いに愛せる存在を見つけて幸せになってもらいたいが、5年後のその後がどう頑張っても妄想出来ません……。

校舎の窓から、プールに飛び込んでキスするシーンはめちゃくちゃ好きです。

博士先生、後書きで絵が下手と仰ってますが……この内容にこの絵はすごく魅力的です。
この筆圧感がすごく好きです。

神かしゅみじゃないか迷うところですが……神にするかな。
萌えは一切ないと言って良いかも。衝撃だけがまだ残ってる。

描き下ろしの先生とお昼とかカバー裏の4コマはなんか可愛くて好きかな。
4コマだと貝柄も可愛く見えるからね。

こんな、狂気染みた作品は好きなんでね。
博士先生の次回作も気になります。
けど、主人公を救って愛を注いでくれるキャラもいたら良いななんて思う。

一言にこれはBLですとは言えないです。とは思うんですが、表現力足らないので何とも言えません……。

17

ラストが最高でした。

他の方も書かれている通り、かなり後味悪いです。
内容も暗いですし、なかなか衝撃的でした……。

なぜ神評価にしたのかというと、ラストシーンにものすごく萌えたからです。(萌えとは少し違うのかも?)
逆にラストシーン以外に萌えた箇所があったかといわれるとあまり思いつきませんが……しかしそれでも神評価にしたくなるくらい最高のラストだったのです。
あくまで私の好みストライクの終わり方だった、というだけですので他の方も同じようにラストで萌えるとは限りませんが……。
私はとても好きな作品でした。
良くも悪くも人の心に衝撃を与えられる作品は素敵だと思います。

9

傷つく白椿くんは確かに美しい

後味悪くて救いようのない結末は決して萌えられなかったんだけど、
その対比として白椿くんの先生への恋心や二人きりの和やかな時間がとても儚く幸せで素敵でした。

美しいものが傷つき不幸になると更に輝きを放つという貝殻の思考は同意できますが、
ここまでやり切ってくれるキャラクターをBLで見たのは初めてです。

しかしこういう思考は妄想に留めておくに限りますね。
現実に描写されると心が苦しいです。(フィクションですけど)

最後に白椿くんの心が病んで先生との縁も切れてしまったのが悲しかったので評価は悩みましたが、
先生への恋心の描写やレイプ動画大公開の流れは最高だったので神評価です。

こういう振り切った作品を面白く描ける人は貴重なので今後の作品も期待しています。

あとがきで主人公可愛く書けなかったと言ってますが短髪まつ毛くんめちゃくちゃ好みなのでこの路線続けて欲しいです。

4

変質者が主人公

☡ ストーカー被害の経験者は、読まないほうがいいです。フラッシュバックします。

「同性愛者の転校生・白椿は、転校早々に」
・・・自己紹介で「最初に言っておきますが、僕は同性愛者です」と告れば、目立たないほうが不自然。凄いキャラを持つ美少年、白椿君。白椿君は、美輪明宏系の風貌。性格のモデルは摩耶先生の「パ★リロ」の殿下らしいです。

「クラスメイトの変人・貝柄君」
「美しいものに固執する貝柄の歪んだ愛情」
カイガラムシ君が気に入った白椿君は、カイガラムシ君が求めた握手を無視。
粘着性気質の狂人カイガラムシ君は、クラスメイトを買収。呼び出して、複数名に暴行、凌辱される様子を録画する。

担任教師から初っ端のカミングアウトは良くなかったと、助言を受けたら、白椿君は「あんたみたいなやつは一番嫌いだ」と拒絶。
最後に教師が貝殻君の狂喜に満ちた行動に気づいたけれど、楽観的で鈍感な教師の存在はとても非力。

貝殻は陰湿な変質者! 陰湿ないじめはエスカレートしていって、暴行場面の動画は教室で公開、教師も標的に含める。
ついに、暴行は最悪な形に及びます。最期、カイガラムシは最悪な方法で白椿君の心を握り潰して消えることに。

カイガラムシの存在は物理的に消えたけど。白椿君の心は呪縛されたままになってしまう。・・多分白椿君の呪縛を解くことが出来るのは、担任の日向先生だけじゃないの?
バッドエンドです。白椿君と日向先生は、会わないまま。


最初のタイトル案は「コチニール」だったそう。
白い椿を染める染料。コチニールは、カイガラムシからとる赤紫の染料です。

なんとなく見つけて読んでしまった。初秋のホラー。
後味悪い。
趣味じゃないけど、インパクト強。作品構成は成功してるんじゃないかと思うので、神に変更。

実際に、こんな変質者は意外と多いのでは?変質者が妄想を実行に移せる力を持ってしまうと、どうにもなりません。美しい魅力的な人はどうぞ気を付けて。



4

良作

暗くて後味も悪い作品でしたがそこがいい!!
特にラストの「先生って呼んでいいですか」のセリフに思わずゾクゾクしました

1

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