戀のいろは

koi no iroha

戀のいろは
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神32
  • 萌×27
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない7

--

レビュー数
9
得点
219
評価数
57件
平均
4 / 5
神率
56.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
幻冬舎ルチル文庫(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784344831353

あらすじ

高利貸しの冬吾の元で奉公することになったほたる。けなげで一生懸命なほたるは、冷血と噂される冬吾の心さえも溶かし…。

表題作戀のいろは

藤邑冬吾,鬼と噂される高利貸し
ほたる,借金のカタに売られ冬吾の使用人に

その他の収録作品

  • いちご日和
  • あとがき

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レビュー投稿数9

ショ、ショタじゃないもん!

面白かったです。面白かったですがテクノサマタさんの絵がショタ感を倍増させていてショタ苦手な身としてはつらい。ほたるは推定16歳だし、18歳まで成長するからショタじゃないもん!宣言しておいて…。

改めて、とても面白かったです。和風ファンタジーかと思って手に取ったら時代劇でした。

舞台は大正七年の東京。日本橋の大店・青戸屋で奉公している少年・ほたるは橋の下で拾われてから十数年、店の者達に虐げられながらも恩に報いようと身を粉にして働いてきましたが、ある日、浅草の高利貸しである藤邑冬吾のもとへ使いへ出されます。ただ手紙を届けることが目的だったはずのお使いは、しかし、借金のかたにほたるを藤邑に売り飛ばすためのものだったのです――。

健気受の極致と言っても過言ではない作品だと思います。特段、健気受が好きってわけでもないのですが、思わず涙ぐんでしまいました。しかも序盤で笑 惚れた腫れたは抜きにしても、ほたるが幸せになっていく様子に胸が温かくなりました。恋文のくだりはもう…なんですか、名作ですかこれは。

また、鬼と呼ばれた冬吾がいつほたるに惚れたのかが明確だったのもとても良かっ続きたです。体格差、年齢差のある健気受モノの場合、攻はいつの間にか絆されていて、いつの間にか庇護欲が恋情になっている…みたいな作品が多いので、冬吾のそういう言動にも芯の通った男らしさを感じました。

時代考証も、素人の自分が違和感を覚えない程度にはしっかりされているし、言葉遣いも自然で(ほたるの台詞の変化に注目です)、何よりも序盤からぐいぐい読ませる筆致に惹き込まれました。紫乃先生や槇巡査も魅力的なキャラクターで好きでした。

唯一気になったのは、攻には忘れられない女性がいるんですよね。なんかちょっと…うーんしっくりこない。でもお見合いのくだりを考えると「忘れられない男性」では不自然だし……あ、受が女の子のほうが物語としては自然なのか、と気づいてしまったので評価は「萌x2」です。

初読みの作家さんだったので、別の作品もぜひ読んでみたいです。

0

まって( ; ; )ごめんなさい八重邪魔です地雷です!

辛辣なコメ失礼します。。

趣味じゃない!ではあるんですが、私不憫受けめちゃくちゃ好きで、途中までは良かったんです。萌えツボピンポイントだったのですが。。
受けの扱いが酷ければ酷いほど、幸せになった時に萌えるので、最初攻めが傲慢で俺様鬼畜だったのに、受けの可愛さに絆されていく過程がとっても好きです。本当に!
ちなみに体格差もいい感じでした。
しかし他の方がおっしゃるように、ご都合展開も多く、攻めの行動にツッコミ所も多かったです(笑)

更に最悪だったのは、攻めがずっと昔の女を忘れていないということです!しかも最後まで受けも大切だけど、昔の女(亡くなってる)も大切。これからも想い続ける的な感じで、後味も悪かった。もはや八重生きてたら受けのこと好きになんないじゃんw受けも受け入れてるしw

申し訳無いのですが、攻めor受けに忘れられない想い人がいる設定が大っ嫌いなので、ここで一気に萎えて流し読みになりました。相手に大切な忘れられない人がいるって、主人公cpに感情移入してるのに本当邪魔だと思うんです。たとえ亡くなったとしても同情できない、邪魔です。スパイスを入れたいなら、お続き手軽に扱えるキャラ出すんじゃなく、もっと違うパターンでよくないですか?こうやって切ない雰囲気出すんじゃなくて、違うやり方で切なさを出して欲しかった。なんだか作者さん、楽しましたねって感じでした。すみません。
前半いい感じだったので、八重の存在に余計腹立たしくなりました。…>_<…あー本当残念!あらすじに書いてて欲しいレベルです。

すぐ他の小説読んで、お口直しします。

0

古典は偉大なり

昔の少女雑誌は、継母にいじめられても気高い心を失わない美少女が、最後に幸せをつかむ話であふれていた、と母に聞いたことがあります。
本当にそんな話ばかりだったのか、真相は定かではありませんが、母の心に強く残ったことは確かです。

私の母の思い出話を持ち出すまでもなく、「小公女セーラ」や、「シンデレラ」「おしん」など、古くから洋の東西を問わず、この手の話は多くの人の心を捉えて離さない、黄金パターンだと言えます。

そしてここにまた一つ、古来から愛されてきた伝統の物語が、BLという新しい姿をまとって、現代によみがえりました。

主人公ほたるが、非の打ち所のない良い子であればあるほど、そして継母の仕打ちが酷ければ酷いほど、ほたるが幸福になる過程で、いっそう読者がカタルシスを得られると、御堂先生は心得ていらっしゃいます。

その気持ち良さに、私などはエクスタシーさえ感じました。

1

おにぎりが食べたくなったw

大好きな設定やらがこれでもかとてんこ盛りで本当にありがとうございましたw
テクノサマタさん大好きなのでほたるがホントに可愛かった(*´ω`*)
出来ることなら「いちご日和」の成長したほたるが見たかったー!!

冒頭のほたるがおにぎりを食べるシーンはなんかもらい泣きしそうになりつつ、おにぎりが無性に食べたくなりました。

2

気になる点に邪魔されて……

昭和の少女小説……っていうか、いえ、舞台は大正なんですけれど。
つまり、王道の健気もの、っていうことが言いたいのです。


ほたるは赤子の頃に橋のたもとに捨てられていた子。
拾って養ってくれた茶問屋から騙されて
鬼と言われる高利貸しの冬吾のところに、借金のかたに差し出される。
そんな彼を使用人として拾って、人間らしい暮らしを与える冬吾。

自分に温もりを与えてくれた冬吾を一心に慕うほたると、
そんなほたるに心を溶かされて行く冬吾。

可愛らしいほたるはどこまでも健気で、
そんな彼が恋に目覚めていく様は確かに愛おしい。
過去に深い心の傷を負った冬吾の、剛胆さや暖かさも魅力的。
文字を学び始めたほたるが、冬吾の名前を最初に練習するエピソードなど
とてもいいのだが……

身分違い、事件に巻き込まれての負傷と看病、身を引いて姿を隠し……と
王道ながら切ない展開が続き、
雪の中で倒れているほたるを見つけて抱きしめ、温め、
そして結ばれと、感動的な物語。


ただ……気になる点がいくつかあって、浸りきれなかったのが残念!

その壱:
ほたるの年続き齢はいくつなりや?
15歳くらいかと思うが、だとしたらあまりに幼過ぎはしないか?
それほど聡明だったら、学はなくとももっと色々分かるはず。
挿絵も含めて、苦手なショタ……って感じになっております。

その弐:
こんな虐待のような育ち方をしたら、こんな子には絶対育たない。
例えば使用人の中で密に庇ってくれる女中がいた、とかならば分かるが
周囲の全ての人に虐められて、ろくに食事も与えられなかった子が
こんな子に育つ訳がない!

その参:
出会ってから二月足らずで、こんなスピード展開って!
恋ってそういうものかもしれないけれど、いくらなんでも……
恋だけじゃあなくて、ほたるが文字や算術を覚えていくのにも
冬吾の鬼の心が溶けていくにも、もっと時間が必要なはず。

二ヶ月じゃなくて二年かけてゆっくり描けば、もっと説得力があったのに!
そして、脇役の悪人達をこんな一面的な極端さじゃなく
もうちょっと厚みのある造形にすれば、物語に奥行きが出たのに!

ほたるが文字を覚えていくにつれて、彼のセリフの漢字が増えていく書き方は
すごく面白かったし、可愛らしい。
ただ、言葉の使い方はもっと年齢相応で、それが平仮名で書かれていたら
もっと萌えたのに!

健気受けがお好きな方には、ツボな話だと思う。
が、ショタっぽさにはご用心!という感じか。


6

健気受けキターーー!

久々の大ヒットです!腐女子魂に火が付きました!
あらすじを読んで気になったら、手に取って損なしですよ~
王道だけど萌えました。。

舞台は大正、鬼と呼ばれる高利貸し×借金のかたとして捨てられた純真無垢な少年!
この受け君が本当にいい子なんだ!小賢しくなくて好きだ!!

テクノサマタ先生のイラストもあってる!受け君の健気さと小ぶりさが
すごくよく表現されていると思います(笑)

受け君にメロメロな攻め様も可愛いかった(^q^)

5

泣いちゃいました

ときどき泣いてしまう話はあるのですが、
これは泣けた!とはっきり言える作品でした。リピ読ありですね!

可愛い感じの受けが好きな方必見です!ww

受け様は、下働きでかわいそうなぐらい酷い仕打ちを受けている子です
勉強もさせてもらえず学がありません
攻め様は、鬼とも言われる高利貸しですが、根はやさしい男前です

とにかく受け様の学がないので世間ズレしてないためか
とにかく一生懸命で泣けてきます
攻め様の事が好きになっていきますが、その好きの意味さえも曖昧です

攻め様は、鬼と言われるぐらい返済が滞った相手には容赦ありませんが
心根はとても優しいひとです

受け様が攻め様のおかげで学べることができて、
どうやら、やはりの展開で受け様は頭が良かった!wwww
どんどん字や漢字を覚えると受け様のセリフも最初は「ひらがなだらけ」だったのが
「漢字」が徐々に増えていき
読んでいるこちらにも受け様の成長がうかがえます

最後の最後で 橋のたもとのシーンは涙涙でした

8

いとしいとしという心

ピュアですね、幼い心が徐々に恋を知ると共に切なさと苦しさを覚えるような
時にうるっとされられながらも読み終えると心の底にほんのり温かさが沸き起こる。
それに時代背景が大正時代で大正デモクラシーな感じもしてどこか懐かしさを感じ入る。

もっともそんな時代に生まれた訳ではないけれど激動の時代を過ぎて自由な時代の
到来を感じさせる年号な気がするのです。
もっともそんな時代も長くは続かなかった訳ですが、そんな時代に捨て子で子供のいない
商家にもらわれたのもつかの間、子供が居なかった家人に待望の子供が授かり
主人公のほたるは跡継ぎから一転最下位の使用人に成り下がる。

それも人並みの扱いをしてもらえず食事も満足にもらえず寒い中で休み
事あるごとにいわれの無いことで折檻を受けて最後は主人にだまされ鬼と呼ばれる
高利貸しに訳もわからぬ間に借金返済の利息分で売られてしまう。
可哀想な健気受けにランクイン出来そうなピュア&心優しき少年です。

鬼といわれる高利貸しの冬吾ですが、ピュアで多くを望まないほたるにいつの間にか
ペースを乱されて何度も鬼を返上してしまう展開になりま続きす。
ほたるみたいに甘ちゃんでは高利貸しとしてはやっていけないだろうと思いつつ
攻めになる冬吾の琴線に触れる何かがほたるにあるような感じです。

満足に字の一つも解らなかったほたるが冬吾と暮らすようになり心身ともに健康になり
冬吾への気持ちも少しずつ形になっていきますが何せまだまだお子さま。
冬吾の気持ちも実はほたるに対しては簡単な恋愛感情とは違うものがあったりします。
過去に失った冬吾の大切なもの、その内容も痛々しく切ない話でした。

個人的には、好きになった相手の心の中に一生消えない別の人間が住んでいるのは
実は苦手だったりします、死んだ相手にはどうしても叶わないそんな風に思えてしまう。
それがほたるは全てを受け入れて心の底から死を悼むことが出来る心根を持っていて、
優しく健気で心を暖めてくれるような感じもします。
後半で相手を思うが故に身を引こうとしてあわやの展開になりますがもちろん最後は
ハッピーエンドで終わります。
いとしいとしという心、そんなフレーズが心に残る作品でした。

10

切なく温かい恋物語

ときは大正初め。
年の頃一五、六の少年ほたる(受)は、奉公先の茶問屋の遣いで、高利貸しの冬吾(攻)の屋敷を訪れる。
そこで自分が借金のカタに売り飛ばされたことを知り…。


冒頭、鬼のような大男がドーンとほたるの前に現れ
「とりかえず生皮でも剥いでみるか」
なんて言い出したときは
どうなることかと思いましたが・・・

なんのことはない、お風呂で体の垢を落としてくれるだけでした!
さらにほたるを妾ではなく使用人として雇い
読み書きまで教えてくれるという。
金の取り立てには厳しい冬吾ですが根は優しく
決して茶問屋を悪く言わないほたるの心の美しさや
聡明さを知ると、益々ほたるを可愛がる
…と、ベッタベタに甘いお話です!!


ほたるはとても健気で純粋。
まだ読み書きを習って間もない彼の
台詞やモノローグはほぼひらがなで綴られ、
それが何とも素朴な愛らしさ。
その中で「冬吾」の二文字だけは常に漢字というところに
冬吾への特別な感情がこめられています。

あるとき銃で打たれ寝込む冬吾の熱を冷ますため
自分の体を雪まみれにするなんて
一歩間違続きったらコントになりかねない行動に出ますが、
ほたるのあまりのひたむさに
何てイイ子なの~!と素直に感動してしまいました。

そんなほたるを嘗めるように可愛がる冬吾(攻)。
実は自分の方がほたるを必要としていて
その意外な執着心の強さに萌えました。
大切な人を守れなかった過去、
高利貸しとして人に恨まれることはざらな現在。
気の休まらない日々を送る冬吾にとって
ほたるを可愛がることが
自分自身を癒すことにもなっていたのでしょう。


巻末の、数年後を描いた「いちご日和」は冬吾視点。
すっかり聡明な青年に成長したほたるに
デレデレ&尻に敷かれている冬吾がとても幸せそう。
ほたるがひらがな喋りでなくなったことは寂しいけど
成長しても変わらない健気さ、可愛さに
読者としても思わず目尻が下がりますv


短くても濃密な歴史をもつ大正時代の魅力や
ひらがな文字の愛らしさ、二人のラブラブっぷりなど
すべてが大変に好みな作品でした。

13

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