制服と王子

seifuku to ouji

制服と王子
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神12
  • 萌×213
  • 萌13
  • 中立1
  • しゅみじゃない3

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レビュー数
9
得点
152
評価数
42件
平均
3.7 / 5
神率
28.6%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥600(税抜)  ¥648(税込)
ISBN
9784199007545

あらすじ

人気者の「王子様」と、素直になれない後輩の、全寮制学園を舞台にした瑞々しい青春ラブストーリーv

全寮制男子校に入学した遥は、女の子のような名前と顔が密かな悩みの種。
その世話係として同室になったのは、2年生の先輩・篠宮だ。
眉目秀麗で成績優秀、 周囲から尊敬を集める「王子様」だなんて、あまりにもできすぎだ──
篠宮に「裏の顔」があるんじゃないかといぶかる遥だけど…!?

表題作制服と王子

篠宮和彦,寮長で高校二年生
遠山遥,外部入学の高校一年生

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レビュー投稿数9

攻めキャラが王子様

学園もので寮の同室で先輩後輩という、寮もの、先輩後輩ものとして王道な設定でした。
寮長であり王子と呼ばれる篠宮と同室になった遥には、前の学校で秘密にしたい過去があり、精神的に不安定。ストーリーも割りと王道というか、期待を裏切らないものでした。

しかし期待を裏切らず、予想も裏切らないので、こういうの好きな自分には楽しめる半面、寮ものを沢山読んでいる方には真新しさは感じられないかもしれません。
篠宮が優しくほんとに王子というキャラだったために、ラブストーリーとしての困難さとか、面白みもいうのは少し薄めに感じました。あまり障害はなく結ばれた感じです。

遥は寮をまとめるリーダーに抜擢され、そのせいであちこち奔走しますが、お話の半分はそちらにもっていかれた感じです。ラブストーリーが薄めかなと感じた分、友人たちは多くいて、寮ものの醍醐味である個性的なメンバーに囲まれて暮らすわちゃっとした感じはよく出ていたと思います。
良くも悪くも王道の寮ものだなあという感じでした。

1

全寮制

閉鎖された環境とか好きです。

全寮制の学校に進学する人たちは皆何かしら訳あり何ですって。
確かにそうだなって思う。他の全寮制の話を読んで。

設定も面白い。寮 若葉は1年2年で2人1部屋で三年になると1人部屋になるらしい。
良い先輩、後輩ばかりじゃなくて厄介なやつもをいる。
その1人が橘。何かと遥に構ってくる。イラッてするほど。ビラ事件は橘、マジで最悪と思ったほど。

美人な副寮長の御園と遥と同じく学年リーダーに選ばれた朝倉の関係が気になる。

篠宮先輩が3年になって、離れ離れになったあとを想像するともどかしい。
せっかく、恋人同士なのに毎夜イチャイチャ出来なくなるんです。
なんか、残念です。

4

高校生の初々しさが光ってました

高校生の寮ものと言うと、橘紅緒先生の『私立櫻丘学園高等寮』シリーズが自分の中で印象的な作品ですが今回の杉原先生のお話も印象に残るとても素敵な作品でした。高校生の初々しさと、真っ直ぐさ。どこか清廉さを感じさせる空気感にドキドキしました。

進学校の男子寮。周りからは坂の上の囚人と言われるくらい外部から切り離され、携帯などを没収されてのアナログ生活。今の時代、高校生にアナログ生活ってそうとう厳しいな!そんな中だとどんな生活になるんんだろ!?と始めからワクワクするスタートでした。
そうした規則の中だからなのか、主人公たちは一昔前のような素直さや真っ直ぐさがある子たちが多かったように感じます。

そうした男子寮に入寮した主人公の遥は、中学時代に男子寮生活を挫折した過去がトラウマになり、人との距離感に怯え自分に自信の持てない子でした。先輩と2人1部屋の寮で同室になったのは、周りから王子と呼ばれる寮長の篠宮先輩でした。
寮長、副寮長と同室になった1年生は1年のリーダーに指名されるしきたりのため、静かな寮生活を始めたいと思っていた遥の思いとは裏腹に寮生みんなから注目を集めるなか1年のリー続きダーに抜擢されることに。

おとなしい性格で友達1人作るのにもドキドキしていた遥が、リーダー役なんて大丈夫なんだろうかと心配しながら物語を読み進めていたら篠宮先輩との寮生活を頑張るという約束と共に遥は本当に1つ1つを一生懸命頑張って乗り越えていきます。

そんな中、遥のことを丁寧に見守り、遥の負担にならない距離感を保ちながら甘いキャンディと優しさで遥をいつくしむ篠宮先輩はカッコ良かったです!
行事ごとの多い若葉寮での日々は、遥も篠宮先輩も少しずつ成長させていき、ふたりの関係も自然と深まっていくところが読んでいてとても楽しかったです。何気ない日々の中で、相手を見つめて惹かれていって好きがどんどん大きくなるところが恋の楽しいところだよね~と読んでる間、ずっと顔のニマニマが収まりませんでした。

篠宮先輩の過去を、先輩はサラッと遥に打ち明けますがその内容はそうとう重い話でした。幼いときからこうした境遇のなかで周りの人のために自分を作り上げること。その心の底にたまっていく本当の自分を見てもらえない、必要とされない寂しさや悲しみはどれほどだったのか。それを強く受け止めている篠宮先輩は高校生とは思えない強さと優しさがあることを少し切なく感じながらも、今は遥がいるから!とふたりが出会えたことが本当に嬉しくなりました。

ふたりが出会ってからの1年という時間が、とても丁寧に描かれているストーリーです。お互いが胸に抱える孤独やトラウマ、それがどうやってほぐされていくのか。読後はほんわりとした幸せに包まれてほっこりできますよ。

また、この寮でのお話が読みたいな~と思います。寮長として奮闘する遥の姿を見てみたいです。

5

森の奥の学園に咲く百合の花……的な?

清楚で綺麗な、高校生もの。

舞台は全寮制男子高。
木々に囲まれた煉瓦作りの名門全寮制男子校……
って、BLファンタジーの定番だよなぁ……と思いながら
ページを開く。

日本にはこの類いの学校は実際には存在しないのだけれど、
原型はイギリスのパブリックスクール物や、
ドイツのギムナジウム(トーマの心臓とか)なんだろうね。


新入生の遥が同室になったのは、寮長でもある王子と呼ばれる二年生。
共に過去にトラウマを持ちながら、惹かれ合っていく二人。

タイトルや表紙の色彩からして、レトロなイメージだが
典型的な王子さまキャラというのも、またレトロかも。
でも、レトロではあるが、これぞ王道!
杉原先生らしい、繊細なタッチでゆっくりと流れる時間、
その中で少しずつ変わって行く関係や感情。

うーん、こんな熱量低い(暑苦しくない)10代男子はいないから!と
突っ込みたくなる優しく綺麗な少年達。
女の子同士…というか、女の子の脳内の男子達というか……
そんなイメージのお話だった。


読んでいる途中細部ではかなりキュンキュンしたが、
全体とし続きてはユルいファンタジーな印象で
ぼんやりしたインパクトの弱さは否めない。

個人的には攻めの王子の相方の御園先輩が気になります。
杉原さんはあまりスピンオフを書かない作家さんだと思うけれど
どうでしょう?

評価は迷ったのだけれど、かなり好きだった同じ杉原作品
「恋を綴る人」を萌×2にしたので、同じはないでしょー、と萌。

4

高校生と寮モノは苦手だけど。。。

正直申して、高校生モノの小説は苦手の傾向があります。
高校生のかわいい系のコミックは耐性がついて萌えを感じるようになったものの、まだまだ小説は苦手。しかも寮モノも若干苦手。
なので好き作家さんかよほど興味を惹かれなければ読まないのですが、
今回も迷いました。
題名がベタだったし、でも刹那系雰囲気系で割と好きな作家さんであったので清水の舞台から飛び降りてみました。(怖くても肝試しはしたい、ホラーハウスには入りたい、絶叫系マシンには乗りたい人w)

そんな自分を覆す萌えが待ってました。

杉生さんらしい色々を秘めた、とても静かな展開。
本当はまだまだケツの青い浅はかな年齢の高校生のはずなのに、何、この老成さは。
それは主人公・遥の同室になった王子と呼ばれる篠宮に感じたモノですが(笑)

遥も中学の寮で何やらあってPTSDを患った様子。
なのにどうしてわざわざ再び寮のある学校に?
やり直したいならわざわざ寮でなくても、と思わなくもないがそれほどの強い意志を感じさせる描写はなかったのものの、彼の形成された性格と、彼なりの決意があったのでしょう。

チャチャを入れ続きるのはそれくらいにして。


レトロ感溢れるプロテスタントだけどミッション系の坂の上の趣ある寮制男子高校
端正な容姿の上級生と新入生の出会い。
もらったキャンディーの効果。
篠宮が初めて遥と手を繋ぐシーン、
初めて唇にキスをしたケーキの甘い味がしたシーン。
とかく、篠宮の相手を傷つけないように気遣う優しさとそれへの遥の初心い反応に
ちょっぴりキュン萌えをもよおしました。

主人公2人がそれとはなしに抱えたモノがあり静かで落ち付いた雰囲気があった分、
周囲が年齢らしい様子を見せて、そこで高校生らしさを感じる事ができました。
そんなに寮モノをこなしてはいないのですが、展開は多分王道なのでしょう。
皆良い人にまとまりました。
それぞれのキャラにカラーがあるからこそ、色んなカラーの話に発展するんだな。
と個性を見たような気がします。

欲を言えば井上ナヲさんの雰囲気を感じさせるイラストが好きなのですが、もうちょっとイラスト欲しかったな~という感じです。

7

学園物の決定版

山の上に建つミッション系の全寮制男子高校を舞台に、杉原先生が紡ぎ出した物語は、

入寮の日、学校の敷地内で迷ってしまった遥が一番最初に出会った上級生は、
めったに見られないような美形で、、、。

レンガ造りの寮舎、二人一部屋の同室の1年先輩。
寮の自治組織、生徒会、学園祭。
お互いが抱えている心の問題.

王子のような先輩と、寮生活の中で、少しづつ距離を縮めて、
夏休みのがらんとした寮で初めて触れ合って、
年末、みんながもう帰ってしまった寮で初めて身体をつなぐ。

舞台の情景から、エピソードの1つ1つまで、繰り返し、何度も使われてきた、
正に、大定番の王道ですが、だからこそ、決定版と呼ぶのにふさわしい。
神です。

3

雀影

セルフつっこみです。ちょっとネタバレ込み

この作品にを決定版と言い切った個人的な趣味。
まず、何と言っても、
学校の場所が特定されていない。
次に、
深刻な肉体的イジメ(レイプとかね)は登場しない。
全体的に上品で、成金趣味や家の資産や格による特権意識がない。
もちろん、学力的に偏差値が高いのは当然。
あとは、、、
後は、後ほど

積み重なっていく日常

これはもう、杉原先生というだけで買いました。
久々の作家買いです。
しかもイラストが井上ナヲ先生。
井上先生は、非BL作品も読んでいる好きな先生。
最近何冊か買った小説から、ど~うしてもこれが読みたくて、すぐに読んでしまった作品です!

ストーリーは、最近読んだ別作家さんの作品と設定がよくにていたりして。
いわゆる王道な、全寮制男子校の寮生達のお話です。
しかもミッション系で、優秀な学校で。
日本とは思えないような不思議な空気の漂うお話でした。
脳内ではずっと、旅行で長崎に行った時にあった山の上の美しい男子校を思い出しながら読みました。
昔住んでいたところにあった、近所の山の中の男子校とかも。

主人公の遠山遥は、物静かで控えめで。
ガラス細工のように美しくて脆いイメージの新入生。
でも気になる事はハッキリ聞くため、不思議にわかりやすい一面もあります。
寮で同室の篠宮和彦先輩は二年生で寮長さん。
物腰やわらかで美しい王子様のような人。
しっかりしていて行動力もありますが。
ふとした時に見せる陰が気になる人です。

そんな二人の寮内での活動や出来続き事が、杉原先生らしい優しい文章で綴られています。
男子校独特の日常の小さな出来事たち。
一つ一つ積み重なって、新しい形になっていきます。
物語は遥の目線で書かれていて、主人公の繊細な心情と変化を手に取るように感じました。

違う作家さんが書いたら、同じ設定で同じ人物だったとしても、まったく違うお話になっていたと思います。
副寮長の御園先輩とか、変わり者の橘くんとか。
三年生の竹内先輩とかも。
いくらでもどぎつく書けるし、濃~く深~く関わらせる事も出来るのに。
ある意味そういうわかりやすい展開にならないところがいい!

この綿菓子のように優しくて、氷細工みたいに繊細であぶなっかしくて。
砂糖菓子みたいに甘~い。
この世界観がとっても大好きです♪
実を言うと、この作品はエロ無しでもいいなぁ~と思いました。
それくらい遥を大切にしたい。
そんな作品です。

5

一人称でなければ神!

王道中の王道ですが、『待ってました!!!』と拍手喝采です。
本当、まさか杉原さんが学生寮ものを今書いて下さると思わず、きゃーと飛び上がるほど(大袈裟でなくー)嬉しかったです。
予約が始まると同時にポチり、到着を今か今かと待っておりました。


受けの遥は森園学院の新入生で、外見は優等生風の綺麗系。
中学時代も寮生活を経験しており、その時の痛い教訓で目立たず過ごしたいと考えています。

攻めの篠宮は、若葉寮寮長で生徒会執行部役員の高校二年生。
『王子』と称される現実感のない美形でありながら、その呼称には自分自身苦々しさを感じている様子。


先にも書きましたが、かなり王道の寮ものです。
攻めは寮長で完全無欠(傍目からの感想で)。
受けは過去の傷に苛まれる少年。
ちょっとコメディにしたら、かなりゴージャス設定となりそうです。
しかし、ここは杉原作品ですので、そういう感じは皆無です。

最初パラっとめくった時、受けの一人称(苦手です)にガクッときたものの、やっときたコメディ路線でない寮ものにお尻を叩き、一人称が『僕』だからまあ大丈夫だろうと読み進めました。続き
ただ、やっぱり杉原さんの一人称はなんだか合わないかな?とも思わされましたが。
一人称だとどうしても個人日記のような文体になりがちかと思いますが、この作品もその雰囲気がして、せっかくの杉原さんの文章の魅力半減どころか激減かなあと。
一人称にせずとも普通に受け視点というだけでも遥の気持ちは伝わってきたと思いますし、その方が胡散臭くなくて良かったように思いました。
それに、妙に少年たちの序盤の盛り上がり方(三年のヤジや、寮長たちのコメントなど)が空々しく感じて、これって杉原さんだよね?と確認したくなりました。
ただ、中盤からの甘い雰囲気やゆっくりとした関係の進め方はさすがでした。
特に三章は甘々トロトロでございました。
ああ、やっぱり王子様攻めは最高だわ!と再認識いたしました、わたし。
一人称ですから遥の内面がメインなのですが、篠宮の台詞がいちいち素敵で遥と一緒に恋してる感覚でした。
わたしの大好きな台詞である「おいで」もご登場し、きゃーと身悶え致しました。
やっぱり王子様攻めには欠かせない一言ですね!

杉原さんはあまりスピンオフは書かれない作家さんなのかな?とは思いますが、寮ものということでなかなかに面白そうなキャラも多く、ぜひシリーズ化して頂きたいなあと思います。
ただ、その時は一人称は避けて欲しいのですが(苦笑

7

氷細工のような世界。

久々に繊細な杉原作品でした。
全寮制の高校に入学した受けと、その同室の寮長たる攻めの話しです。
可愛い容姿の受けは中学も違う学校で寮に入っていたが、ある事件があってからは退寮し、トラウマを抱えながらも次こそは上手く出来るはずと勢い込んで入学して来ます。そこで早速発作を起こしてしまうのですが、攻めに励まされ寮生活頑張れます。そこで攻めに憧れを抱きつつ、思いを膨らませていきます。
攻めは王子と呼ばれるような佇まいで、でも実はその「王子」には意味があり、最初の頃の受けの何の気なしに発言があとでじわじわ効いてきて、攻めが受けに思いを寄せるようになるのを違和感なく思わせてくれます。

寮で同室の先輩後輩なんて、王道といえば王道、悪く言えばありきたりだけど、それを丁寧に、でも高校生というみずみずしさを描き、輝く繊細な世界観を創り出しています!もちろん萌えもあります☆
大きな出来事があるわけではないのに、でも読ませる作品です!
願わくば、これで終わってしまうのではなく、これからも2人がずっと一緒にいられますように。

3

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