百日の騎士

hyakujitsu no kishi

百日の騎士
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×26
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
54
評価数
17件
平均
3.4 / 5
神率
11.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
シリーズ
リンクスロマンス(小説・幻冬舎コミックス)
発売日
価格
¥870(税抜)  ¥940(税込)
ISBN
9784344831773

あらすじ

イギリスを旅行中の寿音の前に、突然西洋の甲胄を身に纏った大男が現れる。彼は、円卓の騎士・ランスロットだと名乗るが…!?

英国に住む日英ハーフの大学生・寿音は、ストーン・ヘンジをバイクで旅行中、突然の爆風と共に現れた西洋甲冑を着た大男と出会う。言葉も通じず、周りの状況すべてに驚きを露わにするその男を見捨てられずに、素性の知れないその男を家に連れ帰った寿音。身振り手振りと、わずかばかり聞き取れる彼のラテン語らしき言葉から分かったのは、ランスロットという名前と、彼が円卓の騎士の一人で魔術師により異世界に飛ばされてしまったという内容だった。百日経てば元の世界に帰れるという彼の言い分に、半信半疑ながらも一緒に過ごすうち、紳士的な彼の内面に寿音は徐々に惹かれていく。いつか別れがくると知りながらも、その気持ちは止められず―。

表題作百日の騎士

ランスロット 円卓の騎士を名乗る 28歳
安城寿音 服飾史を学ぶ大学生 22歳

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レビュー投稿数7

ブラボー!

我ながらびっくりですが剛しいらさんの作品を初めて読みました。最初がこの作品で良かったなぁと思える面白い物語でした。

一言で言うなら、とても良く出来たタイムトラベルものです。イギリスを舞台にしたファンタジーですが、寿音とその家族が暮らす現実世界と歴史にまつわるお話のバランスが良くて読みやすかったです。ランスロットを始め寿音や彼の両親のキャラクターが素敵で、会話もテンポが良く、映画やドラマなどの映像で見てみたいと思いました。…でも実写化されたら寿音は女性に変換されそうだな…。

中世欧州系ファンタジー作品は攻がやたら傲慢で受がやたら健気な体格差モノが多いのであまり得意ではないのですが、この作品は最後もきちんと地に足の着いた終わり方で「ブラボー!」と拍手喝采でした。

1

時を超えた恋が世界を救う

久しぶりにファンタジーものを楽しみました。
異世界トリップやタイムトラベルものはBLに限らず好きなジャンルなので手に取りました。

この作品は架空の人物だったはずのアーサー王の騎士ランスロットが現代にやってきて、装飾を研究をしている学生 寿音と出会い恋が芽生えるというもの。

しかしランスロットは騎士としての矜持と愛する者の幸せを守るため元の世界に帰り戦わなければならない。次に元の時代に戻れるのは百日後。寿音がランスロットとの限られた時間の中で徐々に惹かれていく気持ちが増してくほど、近い将来別れなければならないという切ない思いが溢れていきます。
けど、何とかこのままこの世界で二人の幸せが続けばいいのにと思いながら読んでいました。
100日後に帰っていく姿を涙ながらに見送る寿音の姿は切なかったです。

でも現代社会で暮らすことになっても出生証明もなくどうやって生活基盤を築くのかなど現実的な心配をしましたが、最後にはちゃんとランスロットの優しさと騎士道精神が導いた良い解決策を作ってくれたので安心しました。

西洋甲冑制作の第一人者の父親とあまり売れていない舞台俳優の母続き親がとても魅力的に描かれています。

寿音は幼い頃に亡くなった病弱な兄への思いや、日本で暮らした数年に馴染めなかったため友人が作れなかったりと、人とのコミュニケーションが下手で寂しがりやな面があります。
父親は大らかでやりたいことを認めてはくれていても自分の跡を継いでくれないことをさみしくも思っているようです。それを感じて寿音も心苦しく思っているから、本物の騎士であるランスロットが仕事を手伝ってくれたり秀麗な殺陣を見せてくれるのも嬉しそうでした。だから、こんな素敵な男がお婿に来てくれたらパパも嬉しいだろうなとも思いました。

おまけのようなSSでは、俳優としてますます売れて魅力的になり遠くに行ってしまうのが寂しい気持ちに落ち込む寿音だけれど、ランスロットのほうも離れては生きていけないなんて、ラブラブなお惚気を聞かせてもらいました。

3

もやっとしたまま読了

私としては久々のしいらさんだったので、けっこう期待して読んでしいました。タイムスリップものだけど、実在しない騎士が過去から移動って?と思ったけど、その辺納得のいくうまい設定。こちらの世界に住むことになるための戸籍問題もクリア。スマートで順応性があり騎士道を貫くランスはとても魅力的だったのに対して、寿音はウジウジしていて好きになれなかったのが残念。未来人の行動も結局のところよくわからなかったし、従者ミリヤのこともなんだかすっきりしないままでした。

1

打倒マーリン!

剛しいらさんのファンタジーものが好きで、発売されるのを楽しみにしていました。今回のお話は、千年前からタイムスリップしてきた騎士と自分に自信を持てない大学生のラブストーリーでした。

世界観としては、千年前と現代がうまくつながっていたので、お話にぐいぐい引き込まれていきました。ランスロットの騎士らしい、潔くて男らしい性格がかっこ良くて、寿音に言うセリフや態度にキュンとなりました。ただ、寿音がランスロットに対して、好きになるのが早いな~と思ってしまいました。

個性豊かな多聞とステラは好感が持てたけど、寿音があんまり好きなタイプではなくて感情移入ができませんでしたが、ファンタジーとして楽しめた作品でした。

4

仕掛けのあるタイムスリップもの

タイムスリップして千年の昔からやってきた騎士と
父が甲冑製作の専門家で、自分も服飾史を勉強している学生。
普通は千年前から来たなんて信じられるはずもないのだが、
そういう素地故に理解とコミュニケーションが成り立つという設定は
なかなかよく出来ていると思う。

アーサー王伝説が関わる話なんだけれど、そこにもう一捻りあって
なかなか大掛かりな道具立て。
単純にアーサー王の騎士のランスロットではない。

彼の造形は時代がかったいかにも騎士という
強さと高潔さがあっていい。
対する寿音は、男らしい父にコンプレックスを抱き
内向的で意外に嫉妬深い。
魅力という点では、攻めのランスに一方的に持ってかれてる感はあるが、
剛さんの硬質な文章も好きだし、
ステレオタイプじゃない感じの家族の描き方も面白い。

ただ、
出生証明書の下りは、上手く考えたものだと思うものの
そこまでの経緯がちょっとご都合主義?と思えなくないし
未来人の行動は今ひとつよく分からなかったし、
せっかくありきたりじゃない面白さなのに
消化不良気味の点や細かい引っかかりがあって
夢中にな続きれない感じだったのが残念。


2

ロマンティック…

まずあらすじと表紙に飛ぶ星に「これはラブコメだな」と思いこみ、
口絵のキリストばりに髭がモサモサした男に「ああ、これはラブコメだ」と確信し、
寿音(受)とランスロット(攻)の出会いの状況に「間違いなくラブコメだ」と読み進めていたのですが…とんでもなかったです!
時を跨いだロマンチックストーリーでした。

私、これを読み始めてしばらくは、剛先生の「顔のない男」を想定して読んでたんです。
寿音の環境がお芝居系に偏っていたせいかもしれない。寿音もしきりにタイムトラベルを信用していない感じだったので。
けれど、どんどんタイムトラベルを信じないといけない状況に陥ってくる。
それなのに、どんどんランスロットに惹かれていってしまう…という感じ。

でも、ひょんなことで未来にやってきて生活する、という普通のタイムトラベルではありません。
この仕掛けは話の核なのでネタバレできませんが、さすが剛先生…と、唸らせられます。
ランスロットには己に課した使命があり、それを全うする崇高な意思もある。
タイムトラベルは彼の意図するものではなかったのですが、それすら武器にしようとする賢さもあ続きる。
もう、騎士とはかくあるものだというのを体現したような人なのです。
ランスロットの存在がもうもう、萌え!です。

寿音は内向きな青年。豪快で男っぽい父親にコンプレックスを持っている節もある。
寿音の家族は一見すると、そこそこ裕福で幸せな家庭なのですが、それぞれに心のなかに闇を飼っているのがわかる。
それがランスロットの存在だけで、みんな健全になっていくのですよ。
それもやはり、ランスロットの純粋な魂があってのことでしょう。

もうひとり、重要な脇役であるヘイリーという男がいます。
彼は自分の運命を悟ってああいう形でランスロットを助けたのか、そこがよく読み取れなかった…もし無事に再会できたら、どうするつもりだったんだろう?

ものすごく贅沢を言わせてもらえるなら、前後巻になってしまっても、じっくり読みたかったお話です。
でもこのすっぱりした切り口だから良かったのかな…
読み終えたとき萌え×2でとりあえず登録していたのですが、すぐに再読にかかってより楽しめていたので、神に変更です。

4

騎士様はシャンプーが苦手w

アーサー王伝説をうまくからめてあって楽しかった(*´ω`*)
展開はやっ!!と最初思ったけど、日数制限があるから仕方ないのかなw
最初はどう終わるんだろうと思ってたけど、きれいにオチつけて、よくこういう手のものである戸籍はどうすんだ問題もうまく片付けられていて、ホントにきれいにまとめたなと。
その戸籍関係(出生証明書)で終盤の名前についてのところ、寿音の言うこともわかるけど、ちょっと個人的になんかひっかかるものを感じた。些細な事なんだけども。
いくつかキャ(*´∀`)って思うセリフなどがあったのは良かった。
意外とそういうのにお目にかかれないので。
すごくどうでもいいんだけど、寿音(じゅおん)の読みをなぜか「ことね」と何度も読んでしまった・・・

4

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