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表題作兄依存

岸岡隼斗、ホスト、23歳
岸岡貴昌、岸岡生花店社長、29歳

あらすじ

父親から継いだ生花店の経営をようやく軌道に乗せた貴昌は、30歳を目前に婚約者も得て幸せな日々を送っていた。
ところが、とつぜん取引先からの契約打ち切りが相次ぎ、一気に経営が危なくなる。そんな折、営業で訪れたホストクラブで、幼い頃に生き別れた弟の隼人と再会する。
クラブのオーナーである隼人は契約をする代わりに「貴昌にしかできないお願い」をひとつ聞いて欲しいと言い出して──! ?

作品情報

作品名
兄依存
著者
藍生有 
イラスト
石田惠美 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
プリズム文庫
発売日
ISBN
9784775522820
2.7

(7)

(0)

萌々

(1)

(3)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
16
評価数
7
平均
2.7 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

執着、好きなんですけどもね…

石田要さんの表紙とタイトルで衝動買い!!
いかにもドロドロしてそうでエロそうだったもんで!!!
藍生有さん、初めて読ませていただきました。

亡き父から受け継いだ花屋の社長として日々真面目に働く貴昌は
お得意様の料亭の娘さんと婚約中。
9月には式を控えていて、招待状も発送済みという幸せな時に
順調と思えた経営状態が思わしくなく…。
新しく出来るホストクラブに懇意にしてもらえればと
挨拶に出向いた先で、両親の離婚の際生き別れた弟・隼斗と再会します。
他の花屋も紹介されているけど、と出してきた交換条件が…!
っていう、父親似の貴昌が母親似の隼斗の手で快楽におとされるお話。

弟×兄が(というよりガチ兄弟が)苦手だった時なんて嘘のように
今では大好物の設定となってしまった私でしたが
こちらの作品で隼斗の貴昌への愛が感じられなかったです……(泣)
あれこれ気になり出してしまって!

隼斗が根回ししていたというのは後でわかるのですが
自分の婚約者(果林さん)と隼斗が抱き合っていたのを目撃したら
もっと感情的になっても良くないかな?貴昌!!だったり
その話の後隼斗に抱かれてしまうわけですが抵抗したら
「まあ本当に暴れるようなら、足くらい折っちゃうけどね」なんて…。
例え脅しにしても本当に愛してるんですか!?って思ってしまいました。

昔一緒に住んでいた貴昌の古い家にしても、隼斗にとっても実家なわけで
頻繁に来ては貴昌の布団にもぐりこんで甘える姿は可愛らしかったです。

しかし…いくら上客のリクエストで仕事の為とは言え、
個室のVIPルームで貴昌を一日だけのヘルプとして付けて
女性経営者の前で交わるとか………本当に好きなの!?
終わった後、その客が隼斗にキスしたとかもヤダよー;;
自分で貴昌を巻き込んでおいて、
見せた事を「もったいないことをしたかも」なんて言ったりだし。

社長だというのに、仕事に身が入らなくなって
隼斗との時間にだけ溺れる貴昌は
それこそ“共依存”状態なのかもしれませんが
それでいいと私は思えないまま読み終えてしまいました、すみません…。

石田さんのイラストはエロかった!!
口絵のハメ撮りなんか特に!!
でもてぃくびはピンクよりもベージュっぽい方が好みです(知らんがな!)

過剰に期待してしまった感が否めませんが
18年ぶりの再会した精神面の繋がりがじっくり欲しかったので
中立とさせていただきます。
(優しくしてくれた兄だけが心から好きだったなら
もっとそういうふうに接してほしかったというか…。細かくてすみません…)

11

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