ボタンを押すと即立ち読みできます!
シリーズ二作目で、一作目「愛犬志願」に登場した江雪がメイン。
一作目を読まなくても大丈夫ですが、江雪に何があったのか詳しく書いてあるのは一作目なので気になった際は読んでみてください。
犬神が人型になるという設定で、陰陽師っぽい雰囲気で少し戦闘あり。
そのおかげか、ドロドロとまでいかず、読みやすくなっています。
宮緒葵先生の書かれる「犬」の中では、読みやすい方だと思います。
とはいえ、やはりすごいです、犬っぷりが(笑)
ご主人様には一心不乱、怒られて嬉しい、蹴られて喜ぶ。
誰もが恐れる強さを持つのに、たった一人の主人にかしずく。
主人に芽生える初めての感情に戸惑い、嫉妬しまくりの攻め。
睨みつけてほしい、自分だけを叱ってほしい、支配して欲しいと願うも空いては年下女王様受け。
鞭も似合うし、まだ幼い感じが某執事の坊ちゃんみたいです。
そんな主人を守る、最強×ワンコは最高ですね。
江雪も最初は傲慢でしたが、安綱のアドバイスを守って真摯に接します。
そんな姿を見て、今まで犬神使いに酷い扱いを受けていた江雪と、家族を亡くした自分を重ね、次第に江雪のことが可哀想で、可愛いと思っていく篝。
最後は温かい愛で包んで、晴れてしもべ昇格。
ハッピーエンドで、とてもいいペットと主人の主従関係のお話でした。
愛犬志願の続編になります。
前作で旭によって本家弟から解放された禍神 江雪が新な主人を求めてジタバタする話です。
まさに調教でした。
犬を調教じゃなくて、気高い女王さまが犬に調教されつつも誇り高く君臨していくんです。
全編まぐあいです。
親の仇である本家を乗っ取るため江雪を得ようとする篝
篝を唯一の主人として惚れ込んだ江雪
キーワードを挙げるとしたら
・すれ違いラブ
・初恋
・焦れったい
・へたれ
・変態
というところでしょう。
前作で「うるせー変態犬っ(怒)」と思っていた私はどこへ。
女王様好き+挿絵の超好みどストライクなのもあって 神~
おかしい。変態犬に慣れてしまったのか?私・・・・。
皆様のレビューを見ても「変態」の2文字がないレビューは無い。絶対ない。
なのに、あんまり変態に思えなかった。なぜ?
すごーく不思議なんですが、まじで面白かったし、きゅんきゅん!
中の挿絵の1枚目で心臓を撃ち抜かれました。
表紙の衣装まんまの受け 立ち姿、にやりと笑うその性悪っぽい顔
(でも性悪じゃない)、上下に 下僕の犬神2匹(バカ犬 超ど忠犬!)。
もう超好み、この女王様ーと思って、
あれよあれよという間に読んでしまいました。
この篝くん、健気。健気とみせない頑張り屋さん。
いいわー。犬たちが全力で尽くすのもとってもよく分かるー
私もお仕えして、むちでぐりぐりされたい方(笑)
この2匹も大概うるさい(犬神ってうるさいのがデフォルト?)んだけど
あまりに健気なので、全然OKになっちゃうこの不思議。
江雪もやはり「我が君我が君」五月蠅くなってましたが、
俄然美形に描かれた挿絵により、気にならなくなるってのはどゆこと、私。
(前作のは眼鏡によりちょっとくどい感じになっていたから×だったのかも)
すんごい好み、このフレンチっぽい超イケメン。
このイケメンが 篝くんにお茶を入れてもらって涙ぐむシーンでは
こっちもきゅーーーーーーーーーーーーん。
もうちょっとやそっと腹黒でも変態でもいい、この攻め受けとも大好き!
だまされてるのか?私 と気になってしょうがないのですが
やっぱりよかったわー 変態には思えないわーと思うので
宮緒先生の変態犬が苦手な方も、ぜひ一度お試しください(笑)
あー読んでよかった。
ストーリーとしては楽しめました。
見た目的にはこのカップルの方がタイプです。
特に女王さま好きではないけれど、篝ちゃんに限っては萌えました。それに、どうやら私は眼鏡萌えではないらしく、イラストからも安綱さんのかっこよさはイマイチ分からなかったけど、江雪はかっこいいんだろうな〜と思いました。
以下、ネタバレ気味注意!
とはいえ、、、SM属性皆無な私には、江雪さんの屈折した愛情表現は共感しにくかったです。
安綱とはまた別のタイプの変態ですね!
けっこう長いラブシーンのほとんどが無理やり。同意じゃないのに言葉責めまであって、気持ちが乗り切れずに飛ばし読みしました。SM嗜好があれば楽しめるのかな、、、。
わりとすぐ篝が江雪を受け入れたのは、まぁ、理解できる気がしました。多少強引にでも素敵な男性に奪われたい!みたいな嗜好の女性も多いと聞きますし。恐らく、無理やりされている間にも、江雪の美貌とか必死さとかいろいろに絆されつつあったんだろうな、と。
それより、おバカワンコたちの行方がずっと気になって気になって。笑
ずっと心配していて、わりと江雪とかどうでもいいくらいでした。(ひどい。笑) だって、カップル2人きりのシーンを作るためか、ほんとに長い間、無事を確認できてなかったんですよぉ(>︿<。)
ほんと、2人とも良くやった!!
前作もですけど、どうしても獣型の犬神さん贔屓になってしまいます。笑
嫉妬して排除したくなる気持ちはよく分かるけど、獣型たちは雄のうちに入らないと思って、あまりいじめないであげてほしいです。笑
「愛犬志願」の続編です。
篝(かがり)と禍神・紅雪の主従関係がメインですが、前作で闇落ちした神支那家にも決着がつきます。
受けと攻めの気持ちのすれ違い(勘違いとか暴走)や、攻めの成長などが楽しめたので、前作カプよりも紅雪と篝のほうが好きかもしれません。
ハンサム風ドS×ツンデレ女王様というカップリングもとても新鮮でした。
篝は見た目的にもあまり見ないような気がします。ほんのり香る和風ゴシックな感じ。
神支那の長年の拘束から解放された紅雪の前に、初めて興味を引く人間、篝が現れます。
篝は紅雪を従わせようと全力で挑みますが、その姿に魅せられてしまう紅雪。
強い霊力を持つ篝は、犬神と一緒に戦うとても強い意志の持ち主です。
女王様でツンデレ。(でも心優しい一面もあって萌えました。)
しかし紅雪はその上を行くドSです。
篝に下僕を願いでるんだけど、自分が望む愛を篝からもらえないものだから圧倒的な力で篝を思い通りにしようとします。
Sを屈服させるドS。
SMプレイで言ったら完璧なのかもしれないですけど、この場合は愛されるどころが進んで嫌われにいってるようなものです。
篝の心が開くわけがありません。
紅雪は1000年もの間愛されることなく、神支那家に無理やり従わされていたので当然愛し方も知らないんです。
安綱よりも世馴れているのに、愛し方を知らないというアンバランスさに不安を感じましたがそこが良かったです。
前作が前作なので、篝の気持ちがないがしろにされたままごり押しするのかなと思ったのですが、篝の笑った顔が見たいと紅雪が気づいてからはもう大丈夫だと思いました。
清々しいまでの勧善懲悪で、神支那の悪者っぷりが徹底していました。
前作も思ったけど、旭は自分の出自に関して思い入れがなさすぎじゃないかと思いましたw今回は篝が主人公だから仕方がないのかもだけど。
このシリーズは楽しいし設定も面白いので、もっといろんなタイプのお話が読みたいと思いました。