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表題作狼さんはリミット寸前

渡辺雄大,26歳,新米弁護士
小谷歩,24歳,雄大の初恋の相手,デザイナー

その他の収録作品

  • うさぎさんもリミット寸前
  • 狼さんはご満悦
  • あとがき

あらすじ

弁護士の雄大は、かつて下級生の歩といい雰囲気になりながら、欲望に駆られ先走って失った初恋を引きずっていた。
同じビルに引っ越してきたデザイン事務所に歩を見つけた雄大。
自分を覚えていない様子の彼に落ち込みつつ、今度こそ失敗しないよう丁寧に口説こうと決意するが、歩を目にするだけで心と体は余裕のない高校時代に坂戻り気味で……!?

作品情報

作品名
狼さんはリミット寸前
著者
神香うらら 
イラスト
花小蒔朔衣 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
狼さんはリミット寸前
発売日
ISBN
9784344832084
4

(60)

(23)

萌々

(20)

(15)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
13
得点
242
評価数
60
平均
4 / 5
神率
38.3%

レビュー投稿数13

狼さんとうさぎさん

これはイイ!萌えました!!いやぁ…むっつりスケベって素晴らしいですね。死語だけど。これは是非とも続編を読んでみたいです。花小蒔朔衣さんのイラストもキュートでした。

主人公の雄大は弁護士で、仕事に誠実に取り組む好青年です。もちろん彼が狼さんなわけですが、狼さんは八年ぶりに再会した初恋の相手・歩(うさぎさん)の事が好き過ぎて、妄想と苦い思い出とドリームと自慰で暴発しそうになったり悶々としたり鼻の下が伸びたりと毎日忙しいのです。本当、読んでいてニヤニヤが止まりませんでした。歩も、たまに大胆なところが男らしくて良かったです。

物語の冒頭の街の風景、弁護士のお仕事の描写など、二人を取り巻く環境や景色が分かりやすく頭に入ってきて、読みやすくて楽しいお話でした。

4

狼さん、頑張った!

表紙のウサギちゃんと狼さんのかわいらしさよ(*´ω`*)
まさにこれこれって感じで、表紙からきゅん(^ー^)


受け様であるウサギちゃんは、デザイン事務所で働くデザイナーの歩。

攻め様の狼さんは、弁護士の雄大。

同じ高校で役員の先輩後輩として出会った2人。
お互いに好意を抱いていたのだけど、歩への好きが暴走した雄大は言葉より先に手が出てしまう。
結果、歩を怖がらせてしまい逃げられた、という苦い記憶を持つ雄大。
また、ウブだった故に怖くて逃げ出したことを、いまだに後悔している歩。

そんな初恋を引きずっている2人の再会もの。

両視点ですすむので、両片想いなのは早くからわかって安心して2人のきゅんぶりを楽しめました(*´ω`*)
それでも、なんといっても楽しいのは攻め様である雄大視点。
歩が好きで好きで、いますぐとびかかりたくなるのを、ぐっと我慢している気持ちに、ニヤニヤがとまりませんでした(^-^)

両思いになってからも、性的な事に対して不慣れな歩を怯えさせないよう、ゆっくり進める雄大にはなまるです。


歩の方からお誘いした時の、雄大のくいつきぷりにも笑いました。
いやいや、我慢してたもんね。
入れただけで暴発しちゃった雄大。
どんだけだよ、とツッコミつつ、歩ってば愛されてるねぇ(*´ω`*)って嬉しくなっちゃいました(*^-^*)


イラストは、花小蒔朔衣先生。
もうかわいくて、雰囲気ぴったり。
特にエレベーターに閉じ込められたシーン。
それぞれに狼さんとウサギちゃんのイラストが添えられていて、悶絶ものでかわいかったです(///∇///)

2

両片想いのすれ違い

初恋同士の再会ものです。
出会いは攻めが高校三年生、受けが高校一年生のときに実行委員会で初めて会ってお互い一目惚れ。
攻めが高校卒業後、ある理由で音信不通になるのですが、その音信不通の八年の間、お互いがお互いのことをずっと忘れずに想っていたのです。
再会のきっかけは、攻めが勤める弁護士事務所がはいるビルに、受けのデザイン会社が引っ越してきて…といった経緯。
攻めの職場の先輩いわく、職場恋愛ものではなくビル内恋愛です。

神香先生の本で、日本人同士のカップルをあまり読んでいなかったので新鮮でした〜。
攻めが190センチ近い身長で体格が良いのと、受けが170センチ前後で華奢なのは共通ですかね?笑
いつもアメリカ辺りが舞台なので、今回は日本でどうかな?と思いましたが、むしろ情景が思い浮かびやすくて問題なく入り込めました。
ちょっとクラシカルなビルとか路面電車とか古民家風一軒家で同居とか、ドラマチックな設定でワクワクしますね。

お互い再会してすぐに気付いたのにも関わらず「相手は自分のことを覚えていないかもしれない」と思い込んで、初めて会ったテイで会話しているのがすれ違いからのラブコメって感じで面白かったです!

後日談が二話収録されていますが、どちらもいちゃラブで幸せな気持ちになりました。
神香生生いわく、主人公を攻めにするのは珍しいとのことですが、攻め視点大好きなのでもっと読みたいです!(このお話は両視点なのでより楽しめますよ)

あと攻めの職場の先輩の恋模様も気になったのですが、これはどこかにスピンオフとかあるのかな…?と思ったら『ライオンさんの奪還計画』がそうでした!
近いうちに読んでみたいと思います。

両片想い、再会、先輩後輩の甘々なお話が好きな方におすすめです♪

1

うおおおおっ…な攻め

長いこと積んでました。読み始めが攻め視点だったので、一冊攻め視点なのかな?と。
ずっと街の描写が続いて…。
しかし、安心してください?受け攻め両視点です!

「狼さんはリミット寸前」
高校時代の雄大の暴走ぶりが危ないよ〜。
苦い思い出の回想が続くのはしんどいな、と思ってたら…。
なんと!8年ぶりに歩に再会できて!

ずっとずっと雄大の忘れられない初恋の相手、歩。
歩に一目惚れできれいでうぶで。高校時代は思いが余って暴走してしまったけれど、今度こそ!
しかしどうやって?歩は自分のことをそもそも覚えてるだろうか?

そしたら歩も!雄大のことが好きで忘れられなかったんですね。歩にとっても初恋で。
も〜焦れったくて焦れったくて。
お互い覚えてるし今でも好きだしなんなら当時からお互いでエロい妄想してたし。
早く打ち明けてくっつけーーー!と思いましたら…。

なんとかルームシェアに持ち込むも、お互いとりあえず知らない振りしてたのが、同窓会の案内でハッとしてバレてしまい…。

しかし!良かったです。思い出の場所で、今度こそ雄大はちゃんと言えて。
いきなり抱きついちゃうのが変わってないね!歩もちゃんと言えて。

雄大が理性と愚息と戦ってるのが楽しかったです。何回抜いても歩を見たら愚息は言うこと聞きませんね。お約束の受けがパンツの中で…も。

イケメン揃いのビルですね。

「うさぎさんもリミット寸前」
8月末の夏祭りと花火大会。
二人の関係はまだ結ばれてなく。歩が緊張してしまって雄大も必死に自分を抑えて。
しかし、歩は決めます!花火大会の夜に抱いてもらう。
準備も健気で本当に可愛いです。

そして当日。もう雄大は何度うおおおっ!と叫んだことでしょう。二人とも初めて?同士、探りながら結ばれて。良かったね(泣)

「狼さんはご満悦」
もうもう歩はどこまでも雄大を虜にしたら気が済むんだ?
外でも家でも可愛くてたまりません。
久しぶりに夕飯を家で一緒にできる日、雄大が帰るとパタパタと笑顔で迎えてくれる歩。
裸エプロンの歩を妄想してたけど、やっぱり本物の歩の方がずっと可愛い!

辛抱たまらず歩を横抱きにしてソファへGo!
歩のアソコは何もかも良しだし、いつでも歩の乳首を見たり舐めたり触れる幸せを噛みしめる雄大。
ご飯前にイチャイチャだけのつもりが、なんと歩が素敵なご褒美をっ!
雄大は感動して興奮して凝視して。雄叫びが楽しいですね。
はぁ、ごちそうさまです。

雄大凝視しすぎ!

こんなに楽しいお話ならもっと早く読めば良かったです。
難波のお話も読みたいな。というかこのビルの男性陣でスピンオフいくらでもできそう!

0

再会

舞台の地方都市がリアルに書かれていて、街の感じがすごく良い。
攻視点・受視点とラリーが続きながら、過去と今がゆらゆら書かれていて、読みながら主人公達の恋に揺れる感じが・・・いい。
周りに、スピンオフしても良い感じの先輩やら、花屋やら、歯医者やら、腐女子やら、いるんですが。
ホモだらけになったら。・・・それはそれで、ま、いいか『四つ葉ビル』♡
デキる攻弁護士が初恋再発にぎゅいぎゅいしている有様が楽しいです。
一昔に手痛く失敗してるし、次は上手くヤりたい。ぢゃなかった「お近づきになりたい」気持ち。わかる。わかるよ~
大人になると、臆病になるからね。いろいろ。
息子は言うこと聞かないし!・・・失敬
なぜか攻を応援しながら、読んでましたよ。攻、良い奴だから。
王道なんだろうけど、疲れている時、軽い読み心地で楽しかったです。
お幸せにバカップル。

4

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