孤高の天才・源義経と、運命を共にした弁慶。日本歴史上、最も有名な主従愛がBLで登場! !

桜花 咎の契

sakurahana toga no chigiri

桜花 咎の契
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神12
  • 萌×212
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
6
得点
126
評価数
31件
平均
4.1 / 5
神率
38.7%
著者
 
媒体
コミック
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
シリーズ
G-Lish Comics ガーリッシュコミックス
発売日
価格
¥733(税抜)  ¥792(税込)
ISBN
9784864570961

あらすじ

五条大橋の上で出会ったふたりは、互いに惹かれあい、主従の契りを交わす。深い絆で結ばれながら、その身を挺してまで自分を護ろうとする弁慶の強い想いに、義経が選んだ未来とは…。日本史上最も著名な主従愛をもとに圧倒的スケールで華やかに紡がれる、歴史“恋"絵巻。

表題作桜花 咎の契

武蔵坊弁慶,義経の家来
源義経(牛若丸),源氏の御子

同時収録作品第一話 鬼ノ島

俊寛,島流しにされた僧
有王,俊寛の侍童

同時収録作品番外編 詠う青山

行慶,修行僧
平経正,平家の公達

その他の収録作品

  • 第一話 鬼ノ島
  • 第二話 鞍馬の天狗と花義経
  • 第三話 義経と頼朝
  • 最終話 船義経(描き下ろし)
  • 番外編 詠う青山
  • 後記(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数6

運命の歴史絵巻

まずはじめに。この作者さまは2次創作で作品を描いてた人です。
なので、多分そこで描いてたジャンルの影響もあるのかな?
と思いながら読みました。 趣向などが随所に出てたもので(笑)

作画は少年漫画っぽい印象です。線が太めでしっかりしてます。
私は、そこがいい!と 逆に萌(燃)えたのですが。(^^;)
そこは、好き嫌いのシュミが分かれるかもしれませんね。

この作品は『平家物語』を題材に描かれています。
歴史ものですが、読みやすくファンタジー要素も取り入れて下さっているので夢中になって読みました。
キャラも魅力的で、義経(受)や弁慶(攻)の愛し合う様が熱烈すぎて眩暈がします。 これは主従萌え♡というやつでしょうか。
作画やセリフは見事!で圧巻!!です。グッとくるものがあるんです。
隅々まで読み応えがある作品です。じっくり読ませて頂きました。
表現方法やセリフがイキイキと輝いて躍動感があります。

ラストでの、弁慶(攻)「貴方へのこの執着は私の咎・・・」のくだりから 
義経(受)「未来永劫共にいよう」と誓い合う場面はもう号泣・・・。
まるで、映画でも観てる続きようでした。心に深く刺さり残りました。

最近読んでるBL本がマンネリだなー。と思ったあなた!
ぜひ、これを読んでみてはいかがでしょうか?
違う世界観で楽しめるのに、ちゃんとBLしてる歴史物語。 神作品です。

5

ヘタレワンコと男前

日本史上では最も大好きな平安末期が題材ということで購入しました。
義経と弁慶の絆、そして頼朝義経兄弟の愛憎には一度感じてしまったら抑えられない腐女子的な情熱が詰まっていると思います笑

史実+軽いファンタジーといったところで、激しいぶっ飛びはありません。寧ろ、うまい具合に史実を絡めて濃いキャラをまとめてるなぁって感じでした。特に脇役の佐藤兄弟と静(オネェ)がお気に入りです。短編で脇役の掘り下げがないのが残念なくらいで、もっともっと長く読みたかったです。

何より不器用で一直線なワンコ攻めの弁慶が可愛くて愛しくてとてつもなく好きです。相思相愛な二人と、美しいラストに心奪われました。弁慶ほんと可愛い。イラストも綺麗で読み易いので、歴史に興味がない方にもお勧めです。

4

隠れぬ隠し味

恐らく、ここまで重苦しい愛着で雁字搦めに
なった牛若丸は居ないでしょうね。
この物語で彼に絡みつく愛着の一つは義経を
語る際に一度は触れられるものなのですが、
この作中ではそれを皮一枚剥ぎ取って
隠し味として絡めています。

一冊を通して語られたと評者が読み取ったのは
勝者側からの視点ではない諸行無常。
そう言う中で繰り広げられる絆の物語ですので、
いささか腑に落ちない部分もあるのやも知れません。
その辺は実際の歴史と同じ様に、紐解く一人一人が
それなりに埋めてそれぞれの結末を作っても
良いのかも。

4

もののあはれと主従

『平家物語』を題材に、少年誌風のスタイリッシュな絵柄とオリジナリティの強いストーリー/キャラクターで魅せる三つの短編集。


★「第一話 」
平家打倒を企てたとして島流しにされた僧・俊寛(攻)。
俊寛の侍童であった有王(受)は主人の身を案じ鬼ヶ島を訪ねるが…。

『平家物語』では、有王が痩せ衰えた俊寛を膝にのせその憔悴ぶりを嘆いたという話がありますが、本書の俊寛は(見た目は仙人のようですが)すこぶる頑強でワガママ。
元から癇癪持ちで有王を折檻していた俊寛は、島でも有王を殴り凌辱する。
それを「抱いていただく」と表現し、主人が死を望めば自身の手を汚すことも厭わない有王はどこまでも健気。
ある意味子供のように有王に執着する老人にとことん尽くす侍童に、菩薩のような包容力を感じるお話でした。

★「第二話」~「最終話」「後記」
弁慶×源義経。
忠犬だけどときに猛獣のような執着を見せる弁慶の雄々しさと
やんちゃな童から青年へと華麗な成長を遂げる義経の男前誘い受っぷりが良い。
大人と子供ほどの体格差があるのに
武力や立場は義経の方が上、
濡れ場では義経を激しく攻続きめ立てるけど
普段は義経に絶対服従な弁慶・・・
という主従設定の美味しいところを詰め込んだような二人。

「関所越え」「立ち往生」等の有名エピをこの二人で見てみたかったです。
ベタすぎるから敢えて外したのかもしれませんが、クライマックスをぼかしたことで良く言えば上品、悪く言えば戦の迫力やストーリー的な盛り上がりに欠ける作りとなっているのが残念。

ヤンデレブラコンな源頼朝や
ただのカマキャラかと思いきや
バトルもこなす静御前など
ややぶっ飛んだキャラの性格やヴィジュアルには某戦国ゲームが連想されました。

★「番外編」
行慶×平経正(平清盛の弟)
修行のため寺に預けられた稚児・経正と僧・行慶の琵琶を通した交流とあまりに切ない恋。

平家全盛期の「第一話」から
最後に没落期の「番外編」を持ってくることで
栄枯盛衰の哀しさを感じさせる構成。

義経の物語を含め、歴史の大きな流れの前にあえなく散っていった命と恋の刹那的な輝きを作家さんらしい個性で魅せる作品集でした。

8

誰もが知っているアノ人がどんな風に料理されているのか?

誰もが知っているであろう「平家物語」からのそれぞれの登場人物達。
謀反の罪で島流しになった俊寛僧都と侍童であった有王。
敦盛の兄で琵琶の名手とされた経政と、仁和寺の行慶。
そして、言うもがな弁慶と義経、同時に景時と頼朝。
これらの物語を読む時、非常に原点のようなものを感じずにいられなかった。
萌え妄想を覚えずとも、本能が感じていたその絆の底にある腐の原点。
改めて、作品として出されると様々な作家さんが題材として取り扱ったであろう彼等の話が、フロさんの決して美麗ではないもののふを感じる荒削りな筆から息づいて感じ取られ、それは新鮮なのです。

属性とか何とか自分にはどうでもいいです。
確かに3作品通して主従の繋がりがありますが、すでに物語として知っている身にはそれらをどう料理表現するのか、それが大事でした。
弁慶と義経に至っては、義経ってビッチ?
結構緩さがある関係の中、そこにどうして生死をともにする決意が生まれるのか、義経に誰もが魅力を感じて惹かれるという、その点ももう少し欲しいとか、色々読み終えて見れば、あります。
しかし、すでに知っている物語であるがゆえに、そ続きの既知という点で補完されるという有利な部分もあるかもしれません。

ただ、非常に魅力的に描かれていたのが頼朝でした!
面白い!食えない男というか、深く考えているんだかいないんだか。
きっと多くの人が驚く頼朝じゃないだろうか?
この作品を見て、こういうキャラの頼朝もアリだよな、と密かに関心するのでありました。

経政と行慶の物語は能の題材にもなっていますが、これはなかなかに雰囲気のある、まとまった作品になっていたと思います。

この世界の話にはバッドエンドはね~とか、恋愛の機微はね~とか、史実に沿ったとか、そんなこだわりを一切捨てて、既知のキャラクターが作家によっていかに生き生きと描かれ、どんな創作がされているのか、愉しむのが一番いいな、と思った次第でありました。
敢えてこの題材で一冊を構成した出版社と、侍もので活躍されているフロさんに期待を込めてちょっぴり割増の評価です。

6

誰しもが一度は妄想しますよね!

ちるちるユーザーであれば、誰しもが日本史の時間にしたであろう妄想が詰まっておりました。
何より絵が上手い作家さんで、BLというよりもマッグガー○ンあたりの一般誌の雰囲気です。ちょっと描き込みが多いので、BLの大ゴマ画面に慣れてると見辛いかもしれません。

絵柄や画面構成等の画力は申し分ないのですが、惜しい所が少々。
まあ、一冊で義経を描き切るのは難しいと思いますが、見せ場が省かれたりアレンジされ過ぎていてちょっと物足りないかも。
五條の橋の出会いも、静の舞も(例えオネエだとしても!)、弁慶の最期も!

そうなんですよ!弁慶の最期がなんで未来の幻影で終わってしまうのか。
義経と弁慶で此処描かなかったらあかんですよ。
いや、描いてありましたが、こういう形じゃない方がよかったかなあ。

あと個人的な趣向なんで作品評価とは関係ないですが、オネエの静はありだとしても、頼朝が好みじゃなかったかなあ。この人じゃ、政子たんの尻に敷かれないですよねえ。それとも、政子がこの頼朝すら黙らせるゴリマッチョなのか。(※私は尼将軍が大好きです)こればっかりは仕方ないのですけれど。
弁慶もガ続きチムチがよかったんですが、BLじゃ駄目ですかねえ。
何か元ヤンっぽい。いや、元ヤンっちゃ元ヤンですが(笑)

こういう題材を描ける作家さんは貴重なので、これからもBLでは珍しいネタ(前のコミックスは学生運動でしたし)で色々描いていただきたいなあと思うのでした。

ちびっこ烏天狗がえらい可愛かったです。

6

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