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表題作純愛ナルシスト

マネージャー・守島
超人気タレント・瀬名

あらすじ

8年連続抱かれたい男No.1の瀬名は超人気タレントだ。しかし、どこへ行っても目立つ彼には誰にも言えない悩みがあった!?

作品情報

作品名
純愛ナルシスト
著者
砂原糖子 
イラスト
影木栄貴 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
ISBN
9784872787276
2.6

(11)

(0)

萌々

(0)

(9)

中立

(0)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
6
得点
27
評価数
11
平均
2.6 / 5
神率
0%

レビュー投稿数6

イイ感じ

抱かれたい男ナンバーワンのトップアイドル(童貞)と、尊大なマネージャーの恋です。
コミカルでテンポよく進む、心地よいストーリー展開でした。
「言ノ葉ノ花」しか読んでなかったもんで、作風のギャップにちょっと驚きましたけど。
瀬名くん好きです。タイトルそのまんまw
恋愛感情を自覚するまでの焦れったさも好き。エロ要らないぐらいだった。

1

抱かれたい男No.1は童貞くん

萌萌。(MAX:萌萌萌:神に近い)
瀬名の秘密を知る新マネージャー・守屋×超人気タレントなのに童貞・瀬名の、プププと笑える業界ラブコメ。
砂原コメディ初体験本、愛すべきキャラクターを主人公に据えた軽快な文章が心地よく、とても楽しいお話でした!

初っ端から「ようするに、オレがカッコよすぎるのが悪いのか」と堂の入ったナルシストぶりを披露する主人公瀬名。
6年連続抱かれたい男に選ばれるほどの人気を誇り、世間ではタラシの評判がすっかり板についたタレントです。彼の最大の悩みはただ一つそれは…

童貞だということ!!

「カッコいいのに初めてなんて恥ずかしい」というプライドがアダとなり、とうとう25年間もその身を守りぬいてしまった(?)チェリーなのです。笑
さらば!童貞を企む彼はフルフェイス姿でソープにルンルン♪と来店するも、もちろんお店側はメットを取れと要求(当たり前だっつーの)、拒否した瀬名を不審人物として店外まで追いかけまわします。
そのドタバタである一人の男に素顔と童貞という事実がバレてしまい、なんとその男とは後に瀬名の新マネージャーとして再会。
以来、すっかり瀬名の日々は守屋に乱されてしまいます。

この俺様瀬名がかわいいのなんの。
ナルで高飛車だけど意外に生真面目、すぐにムキになるような子供っぽさや純情さは本当に人気芸能人かと疑いたくなるようなスレてなさがも~よくぞ今まで無事だった!というかわいらしさです。
見栄を張り通すところなんかは男らしいし、仕事に対しては真摯というのもグッときます。
守屋に振り回されてると思ってる瀬名ですが、こっち(読者)から見ればお互いさま。笑

瀬名の守屋への気持ちがはっきりしてくる後半からは、ちょっと切なめ要素が入ってきて読みごたえもアップします。
主人公ピンチに攻め登場のテンプレ展開には正直「飽きたよ…」というわたしですが、そこに守屋の不審ぶりがスパイスになって無問題!面白かった~。
続編あるみたいですがまだ入手できてません。読みたい~~っ

1

超人気タレントの真実の姿

「抱かれたい男.NO.1」の超美形・俺様な人気タレント瀬名(25歳)。
実は彼は初Hをしたくて悶々と悩んでいる、童貞という設定。
自分のイメージを守るためなら何でもする!な瀬名の頑張りっぷりは、
たまに空回り。どこか抜けていて、とぼけた魅力のある瀬名が可愛いです。

そんな瀬名に新しいマネージャー・守島がつくのですが。
守島は瀬名が童貞であるという弱みを握り、
瀬名に対してはやや意地悪な態度で接します。
マネージャーなのに横暴・マネージャーに強く言えないタレント。
この二人のやり取りが笑えました。

コメディ系で可愛いお話ですが、胸が切なくなるエピソードもあります。
素直じゃない瀬名と守島が、少しずつ距離を詰めていく姿に胸キュンです。

0

幼さが・・・

砂原作品で入手可能なものはほとんど読んだと思うのですが、これはやっと読めました。
生まれて始めてのノベルズだそうです。
どおりで文章が幼いと思いました。なので、萌の下評価です。
なんだか一生懸命難しそうな言葉を使ったり、言い回しを工夫していたりする努力の影は見られるのですが、空回りしている感じ。
そこのところに目をつぶれば、お話はまぁまぁな展開です。

自分の美貌にも才能にも自信を持っているタレントの瀬名とそのマネージャー・守島のお話ですが、キーワードは童貞。
女性とのスキャンダルが絶えないという瀬名が、実は童貞で、性的なことに関してはとんと幼くてというところがポイントです。
そして守島の捕らえどころのないところ。
瀬名の事が嫌いなのか大好きなのかいまひとつ分からないのです。
飄々としすぎているのです。
最終的に伏線が解明され、なんだそうなのか!と思うわけですが、そこまできても守島本人があまり自覚をしていないという・・・
突然瀬名のマネージャーになるくらいだから、守島の方が先に瀬名のことを好きなんだと思っていたのに、守島を邪魔にする瀬名の方がどんどん守島に惹かれちゃうし。
そういう意味では、お話の組み立て方も幼さがあるのかなぁ。

でも後味が悪くないのは瀬名が結構いい子だからだと思います。
文章的には怠惰なナルシストの気障男のように説明されていますが、彼の態度は鼻持ちならないときがあるものの、プロとしてのプライドをちゃんと持っていて、意外と小心者で真面目ないい奴なんです。

まだ手に入れてない本に「恋するナルシスト」というのがあるのですが、これはこの本の続きですか?

0

砂原さんの初単行本

これが初単行本だそうですが、文章はちょっとくだけた感じかな?でもまあ読みやすいです。

人気絶頂の俳優・瀬名〔受〕は何年も女性誌アンケートで抱かれたい男ナンバー1を取り続けているモテ男。
しかし……ですが……彼は25歳にしてまだ童貞クンなのですな!
何とかして童貞を捨てたい!しかしこの顔ではソープに行ってもバレてしまう、そして瀬名は一計を案じて、フルフェイスメットのまま入店しようとするんですが、当然断られてしまいます。
不審者を思われ追い駆られていた瀬名を偶然かばってくれた男が守島〔攻〕

そんなこんなでやはり童貞のまま仕事場へと行った瀬名ですが、何とマネージャーが昨夜会ったばかりの守島になっていたではないですか!
しかもこの守島、マネージャーとしての腰の低さは全くなく、童貞の件をちらつかせては名瀬をパシリに使う始末。
名瀬としては守島がマネージャーである事が嫌で嫌で仕方が無いんですが、それでも毎日顔を突き合わせそしてデートの下見と称して、伊豆の彼の実家へと一緒に行ったりなんぞしている内に次第に名瀬は守島が嫌いではなくなっていて、新たな感情が生まれようとさえしています。

導入部分は軽めで読みやすく、話へ引きずりこんでおいてから展開をしていくという書き方で、伏線や宮島の正体や彼の過去等もよく設定が生かされていたと思います。

そしてなにより抱かれたい男ナンバー1が童貞ってのがおもろかったです。

0

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