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表題作スキまでの距離(ディスタンス)

高橋信久 高校三年生 放送部
西村希生 高校一年生 陸上部

その他の収録作品

  • 夢の視線
  • あとがき

あらすじ

オレだけに、その甘い声でささやいて「金曜日のプリンス」と呼ばれる高橋久信は、いつも放送室の窓から見える「少年」が気になって仕方がない。名前も知らない、声をかけることもできない久信は、その感情が『恋』なのだと指摘され……。

作品情報

作品名
スキまでの距離(ディスタンス)
著者
鹿住槇 
イラスト
起家一子 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784044371067
3

(1)

(0)

萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

先輩だって余裕がない

超王道な古い学園モノBLですが、それだけに逆にそんなノスタルジーに浸りたい方やあのころBLが好きな方にはおススメです。
基本高橋先輩の一人称でお話が進むのですが、もともと男性が好きだったわけでもないのに放送室から見えるグラウンドでいつも頑張ってる小柄な男の子を心の中で応援しているうちに段々性的な対象に見えるくらい好きになっちゃって、その葛藤や希生くんに嫌われたりせずにかっこいい先輩でいられないかとかばっかり考えちゃってて内容的にはそれでほぼ占められています。
作中でも訳知り女子(こういう存在もまたあのころBLの醍醐味)にウジウジしすぎみたいなこと言われますが、外見や外面,本人の性格はそんなこともないのにいざ希生くんのこととなると晩生になってひたすらウジウジなやむところがシッカリしろよと思いながらも可愛いです。
1巻では先輩の告白までで答えは実質保留されるのですが、同時収録で希生くん視点で告白後に先輩が出てくる淫夢見ちゃったな感じの内容で段々意識し始めるところで次巻に続きます。
結末が気になる方は是非2冊そろえて購入してみてください。
2巻終盤の希生くんと先輩のやり取りが割りと可愛いです

1

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