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表題作吸血鬼はあいにくの不在

ヴィットリオ・サルバトーレ,探偵(吸血鬼)
栗栖直道,警視庁捜査一課の新人刑事,25歳

その他の収録作品

  • ヴァンパイア、求愛する
  • あとがき

あらすじ

「どんな依頼でも受けよう。報酬は君の甘美なる血だ」
警視庁の若手刑事・栗栖は、とある事件の捜査で探偵事務所を訪れる。
出迎えたのは、漆黒の長い髪に赤い唇の美しい探偵・ヴィットリオ。
なりゆきで共に軽井沢の資産家・一ツ木家に赴くことになるけれど、そこで子息たちが次々に惨殺!! 首筋には謎の噛み痕が…!
なぜか夜しか姿を見せず、魅惑的な微笑を浮かべる探偵を疑う栗栖だけど!?

作品情報

作品名
吸血鬼はあいにくの不在
著者
愁堂れな 
イラスト
雪路凹子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
ISBN
9784199007682
2.2

(5)

(0)

萌々

(1)

(0)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
1
得点
7
評価数
5
平均
2.2 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

吸血鬼モノかと思いきや……

挿絵が雪路凹子さんで
出てくるのが美形のヴァンパイアと
彼に仕える毒舌美少年・・・
とくれば嫌でも某作品がチラついてしまうw

それでなくとも
【変人攻】×【ぼんやり受】+【受にキツい毒舌美少年】という組み合わせは
愁堂さんの『猫耳探偵』シリーズまんまで
デジャブ感が半端ないです。
持ちネタ(?)があるだけ、まだ『猫耳探偵』の攻の方がキャラが立っているような…。


あらすじとしては、
軽井沢の大富豪一族が一人ずつ不審死。
その事件を
新人刑事の栗栖(受・主人公)と
謎の探偵・ヴィットリオ(攻)、
助手のクリスティーン(クリス)が追うという話。


メインは事件の話で、
あとは栗栖とクリスの名前被りギャグとか
栗栖とクリスの他愛ない口喧嘩とか……
すみません、ヴィットリオと栗栖はいつになったら恋愛するんですか??
と思っていたら
最後の方でいきなり告白してちょろっとエッチして終わりって……エェェェェ(;´д`)

そもそも、一応主人公のはずの栗栖が
ただのリアクション要員と化していて、どういうキャラなのかイマイチ伝わってこないのも微妙でした(--;)


また、せっかくの吸血鬼モノなのに
ストーリーは愁堂作品おなじみの
2時間サスペンスドラマとあまり変わらず
目新しさがないのも残念。
いつもの探偵モノに落とし込むのではなく
もっと吸血鬼設定を生かした話を
読んでみたかったです。

雪路さんの挿絵は耽美で怪しげな雰囲気がよく出ているだけに、すみません、ちょっと勿体ないな~と思ってしまいました。

4

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