もっとずっときっと笑って

motto zutto kitto waratte

もっとずっときっと笑って
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×22
  • 萌2
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
4
得点
28
評価数
11件
平均
3 / 5
神率
18.2%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
新書館
シリーズ
ディアプラス文庫(小説・新書館)
発売日
価格
¥620(税抜)  ¥670(税込)
ISBN
9784403523625

あらすじ

お笑いコンビ・オレンジグミとして本格的に芸人の道を歩み出した寿志と起。同棲も始め、恋も仕事も順調…の予定が、養成所卒業後、ライブのオーディションになかなか受からない。ネタ見せでダメ出しされるのは起のツッコミのみ。ボケの寿志はそのままでいいと言われ、二人の仲もぎくしゃくしてしまう。キスをしてもセックスをしても心の距離は縮まらず…?幼なじみで恋人で相方な二人の、一生ものの恋の花道。

表題作もっとずっときっと笑って

滝本起,お笑いコンビの相方で恋人,20歳
都留寿志,若手漫才師,21歳

その他の収録作品

  • 待てば笑いの日和あり
  • あとがき
  • 君と笑顔の毎日を

評価・レビューする

レビュー投稿数4

もの足りない

前作の『君が笑えば世界も笑う』は、わたしが天然受けが好きということもあってヒネリも深みもないけどまあまあ好き、続きに期待!…と思ってたのですが。

もしかしたら久我さんの代表作(ですよね)、の芸人シリーズということで、ハードルを上げてしまってるかもしれません。
でも正直、ガッカリしました。

できあがってるカップルで、動じないとわかってるんです。
なので芸について悩んだり
女が近寄ってきたりしても
切実に思えない、切実にカンジられなかったです。
芸についてダメだしをくらう攻めの起(おこす)の視点であれば、
「相方との関係からの、芸の不出来さ」に苦悩する気持ちに
共感できたかもですが、

素のままでウケるという設定の(ややおバカキャラの?)受け(寿志)視点なので、悩みやコンビとしての問題が深く掘り下げられることもなく…
芸の悩みもいつのまにか相方の起が解決してしまって。
感情移入もできなかったです。
天才(お笑のボケとして、ですが)の視点で語られては、最初っから感情移入って難しいのでは?とも思いました。

しょせん解決するのに悩んだりしてるのを読んでい続きても…「はんぱ」という印象を受けました。

今までの芸人シリーズには、もっとリアルさや切実さがあったと思います。
大好きなシリーズだけに残念に思いました。

0

どっちを取るか?

お笑いシリーズ「オレンジグミ」の結成の前作【君が笑えば世界も笑う】の続編。
お笑い養成学校を出てプロとなった彼等の姿が描かれています。
前作レビューしてなかった(汗)
前の時ね、ストーリーとしては悪くなかったんだけど、ボケ担当の寿志について、持っているとか天性のボケとかそれが天才的とか、、、そんな点が盛んに相方で恋人となる起や周囲が口にするんだけど、それがよく自分にはわからないというか、感じづらかったのが難点になっていたのです。
そして、今作も・・・

以前は賞も取ったりしていたのに、最近はオーディションに受からない事が続いているオレンジグミ。
問題は起のツッコミにあり、寿志は問題ないという。
起が寿志を好きすぎるが故に、それが芸にマイナスしてしまっているという事がわかり~

そんなコンビの恋人としての危機も迎えながら彼等がそれを乗り越えて羽ばたくお話が本編と付属のお話によって綴られます。
蓋を開けると、溺愛ラブラブバカップル話ではあります。
自分が良く解らないと思った、天然癒し系という寿志について、やはり今回もそれに該当するエピソードは添えられているもののイマ続きイチぴんときません(涙)
ほんわかした性格なんだろうとは思いますが・・・
また芸についても何がすごいのか良く解らない。

結局のところ、彼等の芸での恋人である事から生まれる欠点の克服もアイマイな感じがします。
芸の事が中心ではなくて、芸を通した二人の関係が主題だからそれでいいといえばそうなんですが、
しかし、それだから何だか芯が抜けているような感覚を自分に与えてしまう、ちょっと評価が挙げられない部分になっているかもしれません。
どっちを重視するか?それで評価がわかれるんだろうな~

2

ぬるま湯のような世界

久我有加さんは好きな作家さんですが
すみません、本作品は個人的に不発でした。

『君が笑えば世界も笑う』の続編。
お笑いコンビで恋人同士の起(おこす)と寿志が
ひたすらイチャイチャ&痴話喧嘩などしつつ
芸人としても頑張るお話です。

あとがきにも書かれていますが
ただのラブラブバカップル話に終始していて
コンビ内の才能の格差だの
売れないことへの焦りだの
それなりに切実なテーマも出てくるものの、
そこでさほど苦労するでもなく
トントン拍子に売れていく。
お笑いの話は二人のイチャイチャのアクセサリーに
過ぎません。


そう感じてしまった理由は
二人のお笑い芸人としての魅力が理解できず、
芸人モノとして楽しめなかったためです。

たとえば、ネタを作っている起より
いつもぼんやりしている寿志の方に
お笑いの才能があるという設定に
説得力を感じません。
漫才のシーンは出てこないし、
プライベートな場面でも
寿志の面白さは伝わってこない。
どんくさかったり、語彙が少なかったり~等の
エピソードはありますが、
それは「笑われる」才能続きであって
「笑わせる」才能とは違う。

こんな寿志が天才扱いされることに
最後まで違和感を拭えませんでした。

BLのキャラクターとしても
こういう女々しいタイプは苦手…。
ちょっと起と喧嘩したくらいで
メソメソ泣く寿志にゲンナリしました(--;)


また、二人の漫才が作中で
「閉じた世界」と批判されていましたが
恋人としての二人の関係も視野が狭く排他的。
起が、寿志に近づく女性たちに
かなり攻撃的な態度で、
フラれた女の子に対して心のなかで『残念やったな』
と話しかけているシーンでは
どんだけ精神年齢低いんだと辟易しました;

こんなに互いにしか興味のない二人は
ネタもきっと生温いんだろうな~
ルックスで女性人気は高いようだけど
所詮アイドル人気しか出ないんだろうな~
などと思ってしまいました。


結論としては
バカップル描写と芸人話の
食い合わせが悪かったというところでしょうか。

コンビ仲のいい芸人って確かに萌え度は高いですが
プライベートと本職とは一線を引いて欲しい。
この二人は仕事場でも仲良し小好しなので
メリハリがなくて芸人としてつまらないし
馴れ合いにも思えてしまいます。
個人的には、お笑い業界の話には
もう少しギラギラした空気やシビアさが欲しいです。

4

みんな寿志が好き

「君が笑えば世界も笑う」の続編。
高校時代にすったもんだして恋人同士になった寿志と起。
養成所も卒業して、同棲しながら、本格的に芸人の道を歩み出した二人が、コンビでプロとしてやっていくための壁を乗り越えるお話。
寿志は、起をなんでも出来る優秀な男だと思って、起も自分が寿志のおもしろさを引き出しているんだと思っていたけど、実はそこに芸の壁があって…(もっとずっときっと笑って)
もう、とにかく、終始ラブラブの相思相愛の二人。
甘甘、ドロドロのセックスをしちゃえば、それでもう満ち足りちゃう。
でも、芸人としては、恋人同士の甘い世界から外に踏み出して、お互いの資質を冷静に認識し直すことが必要。
そこをちゃんと前向きに乗り越えちゃうところが、久我作品のいいところ。

後半「待てば笑いの日和あり」は、養成所を出て6年、着実に売れてきたオレンジグミが本格的に東京進出していくお話。
もう起は、寿志が天然癒しパワーで何を惹き付けちゃおうと揺るがないし、寿志は寿志で起をしっかり愛しているので、まわりにも自然に癒しのパワーを振りまいている。
そしてそれがいい循環になって、着実に進んでい続きく二人。

こんなに謙虚で前向きなお話は、なかなか希有で貴重です。
安心の久我ワールドに敬意を表して、神です。

1

雀影

セルフつっこみ
久我作品に関しては、この温さが好きとしか言いようがない。
なんというか、無条件で、抗えない。
こればっかりは個人的な趣味の問題なので、評価が甘くてもしょうがない。
と、開き直っておく。

この作品が収納されている本棚

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