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表題作あたためてくれるひと。

岡 コンビにバイトの調理専門学校生
佐々木健二 美容師アシスタント 25歳

その他の収録作品

  • それからの2人

あらすじ

結婚1年目で離婚、薄給でも仕事にやりがいを持つ美容師アシスタントの佐々木の幸せは、コンビニの親子丼だ。そんな佐々木の粗食を見かねたコンビニ店員・岡に声をかけられてからは、岡の手料理が佐々木の幸せになった。年下なのに、落ち込んだ時さりげなく気遣ってくれるやさしい岡。そんな岡に甘えてしまう佐々木だったけど──?

作品情報

作品名
あたためてくれるひと。
著者
ヤスエイ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大洋図書
レーベル
H&C Comics CRAFTシリーズ
発売日
ISBN
9784813030607
3.7

(50)

(12)

萌々

(20)

(14)

中立

(3)

趣味じゃない

(1)

レビュー数
8
得点
185
評価数
50
平均
3.7 / 5
神率
24%

レビュー投稿数8

自分的ツボ

ときどき、なんでこんなに繰り返し読んでしまうんだろーという作品があるのですが、これもそうです。

優しくて、傷ついたりしなくて、幸せな気分になれるお話です。物足りない人もいるかもしれませんが、私は大好きです。あまりレビューがついていないので、頑張って押しておきます!!!!

3

親子丼

良いね。親子丼。美味しそう。

卵好きで親子丼が大好きな佐々木。
いつも買ってるコンビニの親子丼がなくてからあげと卵で親子丼作れるかと岡に聞いてる。

からあげでもそれなりに親子丼になると思うよ。
そっちも美味しそう。

離婚した奥さんは好きになれない。
収入少ないとわかっていて結婚したのに馬鹿じゃないのと言いたい。
離婚してすぐ再婚、妊娠もしてるとか。

裏表紙で山下と店長が仲良さそうに歩いていて、二人はデキテルんだなって思った。
店長はなんか、エロいキャラだと思う。身長からいくと店長が受けだよね?

カバー裏の描き下ろしで、佐々木がスタイリストに昇格したお祝いをしてるんですが、やっぱり親子丼。本当に卵好きなんだな。

こんど、○ーソンの親子丼食べてみようかな。まだ売ってたかな。

表紙のデザインも手作りの料理本みたいで可愛い。

3

ストーリーに合った絵で良い感じ

心温まるストーリー。 性格的にも寡黙な攻めに対して素直な受けでいいカップル。 そのカップルになるまでがいろいろと長いんだけど、途中自分たちの関係で悩んで離れて、やっと解る大事な存在。 とにかくお互いの幸せ感が伝わってきていい感じ。 どちらともが恋愛になれてない感じも良い要素になったのかな?(一応受は結婚してたけど) カバー下まで幸せいっぱい?!  多分某コンビニの親子丼だと勝手に思ってるけど私も好き。 食べ~たい!!

2

たしかに、あたためてくれる

修行中美容師さんとコンビニバイト君のお話。

うん、
コンビニでお弁当買ったら、普通「あたためますか?」って言って、あたためてくれるよね。

そんな、些細なやりとりから、ノンケの男が二人、恋に発展するのはなかなか大変。
単なる常連さん、それもコンビニだからそんなに言葉を交わすわけでもない、「あたためますか?」だけのやりとりから、お弁当をとっておいてあげたり、ましてや、部屋に呼んで料理を振る舞ったり、もう、これは、無自覚にしても下心アリアリなわけで、ちゃんと恋は始まっていたのね。
こうやって、ゆっくり静かにいつの間にか始まっている恋には、こんな地味目な絵柄がにあっている。
連載分ではエチまで行き着かず、描き下ろしでようやく初エチ。
派手なエロさはないけど、ほのぼのしていてよかった。

1

親子丼嫌いの食指を動かす描写力

ヤスエイさんの作品を読み直し中です。
この作品、本当に大好きです。
卵料理好きにはたまりません。
表紙を眺めているだけでもしあわせ。

美容師アシスタントの佐々木とコンビニでバイトしながら調理師学校に通う岡の話です。
結婚1年、25才にしてバツイチになった佐々木の唯一に楽しみはコンビニの親子丼。
あるときレジで店員に「サラダとかも一緒に摂った方がいいですよ」と言われて…。

親切な店員から親切な知り合いに変わって、一緒にいるとほっとする友人になって。コンビニのバイトと常連客からスタートした2人の関係が徐々に変わっていく過程が描かれています。

この作品のセールスポイントは2つです。
まずは盛りだくさんに出てくる食べ物。コンビニの親子丼からお手製の親子丼、正しい日本の朝ごはんにオムライス、プリン。オムライスは一見何か分かりませんでしたが、とにかく佐々木の表現と食べ方で本当にどれもおいしそうに見える。親子丼嫌いなのに、初めて読んだ日の夕飯は親子丼作りました。
もう1つはノンケがノンケに恋をする流れの自然な描写です。本当にヤスエイさんのストーリーテリング力は素晴らしい。読んでいて「え、これは不自然」と思う出来事がひとつもない気持ち良さと、こういうことが重なったらそうなるよなあという説得力のある心理描写。突然雷に打たれたように「好き!」とかならない。バイト中にバックヤードで酔っ払いの介抱とか、バイト中に店裏にJKに呼び出されるという2つは「ん?」となったものの、まあ、知り合いとか店が空いてるときならなくもないと思える範囲内。BL小説は読まないけれど、ヤスエイさんが書いたら読めそうです。

元妻に捨てられて男としてのプライドがずたずたになって、自分の目指す仕事の意味にまで悩んでいた佐々木を救った岡の料理。
老舗割烹の料理長の父のせいで学校に馴染めなかった岡を救った佐々木のおいしい顔。
岡は寡黙だからこそ、ちょっとした表情や行動がとても深いです。初めて佐々木を家に泊めたときの布団の流れはグッときます。腕まくら、良い。
そして最初は「男前設定」なのに男前に見えなかった岡が、後半は男前に見える不思議。
絵が苦手でも引き込まれます。読んでほしい!

佐々木の勤続年数と年齢的にアシスタントというのが気になって調べてみたところ、アシスタント期間は通常は2〜3年、青山や表参道などの有名店だと4〜6年だそうです。そして給与は平均16万ちょっとだそうで、子どもを持つことを考えたら奥さんの気持ちも分からないでもない…。

1

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