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【夢のような話 2巻】の中に読み切りとして入っていて、
そちらですごく好きだなぁと思っていたので
完全版として1冊になっているのが嬉しいです(*´▽`*)
王子様攻めこと里見先輩と不良受けの譲とのお話です。
私の勝手なのですが、読む前は里見先輩(表紙左)が受けで
譲(表紙右)が攻めだと思っていました。
が!!!!!逆です。
同じように思って購入しようと思っている方は注意してください。
私はどちらが受けでどちらが攻めでも大丈夫な人間ですが
無理な方もいらっしゃるかと思いますので念の為記載させて頂きました。
俺を舎弟にして下さい!と突然現れた譲。
譲の父の会社が倒産したとき、友達だった里見先輩の父が色々と助けてくれて
その恩で息子の里見先輩に恩返しをしたいという譲。
そんな譲を追い払いたくて「ヤらせて。それ以外用はない」という里見先輩。
さすがに諦めてくれたかな?と思った里見先輩だけど…。
見た目は怖い譲なのですが健気ですごく可愛いんです。
大型ワンコみたいな…!
エッチなことに疎い感じだったので諦めるかと思いきや
まさかのお風呂入ってきて里見先輩の家にいくとは…!
そして男は初めてなんだよなぁ…と思いつつ譲にキスする先輩。
先輩のセーフゾーンが広すぎて個人的に怖かったです。
先輩の希望に答える為頑張る譲でしたが
緊張しすぎて途中で意識を失ってしまいます。かわいい。
そして譲は風邪をひきます。(多分知恵熱)
そして先輩に恩返ししたいのは口実で、ずっと前から先輩のことが好きだったと告げます。
告白の返事はしないもののそこからお話が進んでいきます。
とにかく譲が健気なので健気受けが好きな方は一度読んで欲しいなぁと思う作品でした。
全ての出来事において里見先輩が優先なんですよ。
だから先輩の為だと思って自分の気持ちを押し殺すことも多々あります。
そのことで里見先輩が怒ってすれ違うことも…。
そんな譲が自分の口で先輩とずっと一緒にいたいです。と言うところは泣きそうになりました。
譲の可愛いが詰まった1冊でした。
『夢のような話(2)』や『いちばん近くで恋をする』を読まずに、完全版じゃない方を最初に読んで、冒頭からいきなり偉そうな王子様に傅いて、マドレーヌを作るヤンキーに戸惑ったクチです。
あのときはこのサイトの存在も知らず、ただただ「…え?」と思ったものです。
今回、『夢のような話(2)』と『いちばん近くで恋をする』を遅ればせながら購入して、1〜3話の存在を知って驚きました。
この部分を知らずにマドレーヌからでは萌えるわけがない。
そんなわけできちんと2人のファーストエンカウントから網羅されたこちら。
1話では本郷の忠誠心をただ都合良く利用しているだけに見えた里見にイラついたものの、2、3話と読み進めて行ったら、「あれ?」と。
里見、ちゃんと本郷のこと、好きだったんだ?ってなりました。
これを知らずに4話から読むと、「何でこの弱そうな方が偉そうなの?」という疑問しかわかないのは致し方ない。だって完全に基礎情報の部分が抜けてるんですもんね。
というわけで通して読んでみると、一方的に舎弟として付き纏ってくる本郷を遠ざけるために出した「やらせて」という無理難題をクリアされて、可愛く思ってしまう里見が描かれていた1話。よく読んだら、もう愛が生まれてましたね。
その後は一緒に暮らし始めたものの、里見との体の関係で悩む本郷だったり、本郷のある行動に拗ねる里見だったり、里見をイギリスに連れて行きたい里見父の登場で、里見の将来と自分の想いで板挟みになりながらも、気持ちを伝え合って絆が深まったり。
5話だけ淫夢縛りがあったのかな?という内容でちょっと番外編のような感じですが、一方がもう一方に従うだけの関係ではなく、お互いに相手を大事に思って、向き合っていける関係になっていく過程がしっかり描かれていました。
欲を言うなら、大学生になった里見とおそらく高卒で働く本郷の価値観のすれ違いとか、教師になった里見と叔父さんの店で働く本郷の時間的なすれ違いとか、何かすれ違いばっかりですけど、そういう問題を乗り越えていく2人も見てみたかったし、イギリスに遊びに行って里見の幼馴染みと対決!みたいな番外編なんかも読んでみたかったです。設定、すべて妄想ですが。
高校時代だけで終わらせてしまうのはもったいないと思える、濃いCPでした。
ヤンキー受けにはまっていた時に読みました。
舎弟にしてくださいと言ってきたヤンキーくんの譲。
こんな自分といるよりも、女の子とエッチでもしていたほうがいいでしょ?と先輩・遥人(攻め)が話を振ったところ
それだけで、赤面してしまう初心な譲。
これだ!これで追い払う事ができると思った遥人が「じゃ やらせて」と言うんです。
これで譲はもう近寄ってこないだろうと安心していたら、
茹でダコ状態になった譲が「風呂に入ってきました」と登場。
ここからは皆さまのご想像通りのギャップの数々です。
王子様みたいな可愛い顔して手練れた肉食系の先輩と緊張のあまり気絶しちゃうヤンキーくん。
ヤンキー受けという設定の時点で期待するのは
・実は健気
・そしてウブ
などというギャップ萌えが定番だと思うんです。
(ウブじゃない秋山くんとかイベリコの吉宗さんみたいのもいますが)
そこのギャップをいかに丁寧に描いて、そうそう!こういう顔が見たかった!とか
こんなに健気で・・・!っていうエピソードを読んで
いかに満足できるかという点で、この作品は最高です。
もうまさに健気の宝庫。
全ては先輩のために。
そんな健気なヤンキーくんを弄ばず、きちんと愛してリードしてくれる先輩も優しくていい男。
他の方もレビューされてますが 先輩が自分のことは「僕」譲のことは「お前」と呼ぶところがいい。
丁寧な口調の先輩だから「お前」と呼んでても、けっして「オメー」系ではない、品の良さを感じます。
たっぷり読み応えがある一冊です。
ヤンキー受けの決定版じゃないかと思う、そのくらい萌えました。
王子様顔の遥斗と、強面ヤンキーの譲。
一見すると立場は逆ぽいけど、譲は遥斗に恩があり、押しかけ舎弟になります。
遥斗は困って、譲を退散させるために身体の関係を強要しますが、真面目な譲は受け入れてしまい、そこから恋人に…というお話です。
譲が真面目で気に入られよう、役に立とうと一生懸命。
強面なのに涙もろい様子にこっちも釣られて一喜一憂します。
そしてかなりボリュームがあって読みごたえがあります
付き合って恋人になって、親が介入してきて、仲たがいしたり同居したり…。長~い一冊のお話を楽しむのでなく、小話を楽しめる作品でした。
さらっと読めるタイプの作品なのに、萌え所がたくさんあります。
外見と受け攻めが逆なカップルが好きな方にはおすすめです。