星に願いをかけながら

hoshi ni negai wo kakenagara

星に願いをかけながら
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
32
評価数
8件
平均
4 / 5
神率
25%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
徳間書店
シリーズ
キャラ文庫(小説・徳間書店)
発売日
価格
¥570(税抜)  ¥616(税込)
ISBN
9784199007743

あらすじ

諦めていたひそやかな恋が成就する奇跡──センシティブラブストーリーv

表題作星に願いをかけながら

手塚海里,親友の弟,喫茶店でバイトする大学生,20
久坂慧,設計士,25歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

星は何でも知っている

すごくシンプルで、緩やかで優しいお話でした。
好みはわかれそうですが、私にはかなりツボです!


昔から少し女の子っぽいところがあり、ゲイである慧(けい)。
慧の友人俊之の弟、無愛想でもの静かな海里(かいり)。
10年前に引っ越してしまった、お隣に住んでいた初恋相手の弟。
ツラい想い出の相手、あの頃いつもその隣にいた小さな弟。
慧は、仕事で訪れた喫茶店でアルバイトをする海里と偶然再会します。
再会してからの戸惑いの感情。
過去の兄と弟、それぞれとの様々な出来事。
はかりかねる距離感。
少しづつ近づいてくる存在。
そんな海里を大事に思う反面、戸惑う慧ですが…?


このお話は、設計事務所の下っ端として働く慧の仕事への気持ちや悩みがしっかり書かれています。
それがすご~く好きでした!
尊敬する人の下で働く事。
優秀な先輩達、その人間関係が実は色々あるのだという事実。
仕事内容も何人かの人物も、丁寧に書かれていて楽しかったです♪
やはり専門職の話は好きだなぁ。

そして、少しづつ縮まる二人の距離。
なのに手をはなそうとしてしまう、戸惑いの姿。
続き
べつに大事件も起きないし、日常の中での小さな変化の積み重ねなんですが。
それが杉原先生らしい文章で、優しく書かれていて。
行きつ戻りつの二人のじれったさが、もうたまらなく好きでした!
個人的なツボ押されまくりです。

そして、最後のページ。
先生にじんわりとした幸せをわけてもらえて、すご~く癒されました。
タイトルの意味が自分の中でグワ~ッときてたまらなかったです。
二人の中で変わったもの、変わらないもの、強く感じられた場面でした。

このお話は先生にとってかなり産みの苦しみが強かったみたいですが。
起承転結がハッキリとした話よりも、こういうジンワリ沁みる話は難しいだろうなぁと感じます。
苦労して書き上げて下さった先生に感謝♪

挿し絵の感想も。
大好きな松尾マアタ先生。
中のカラー二枚の絵が特に素敵すぎです♪
モノクロ挿絵には、今流行りの壁ドン!の絵もありました。
ご馳走さまでした♪

3

繊細な心の揺れがたまらない…!!

帯の「──もう無理だよ。
俺の気持ちを変えさせようだなんて、あきらめて?」で
ずぎゃーんときてしまって
貪るように読ませていただきました!!

小さい頃、隣の家に住んでいた兄弟二人の両親が不仲で
慧の家がある意味休息所のような形で
過ごす時間も多かった当時、
兄は同い年の俊之、5歳下の弟は海里、
二人とも違うタイプの子供でした。
俊之は朗らかで優しくて慧の密かな想い人でしたが
海里はわりと無口で子供扱いされるのが嫌な様子。
中学3年の時に俊之と海里の両親が離婚して引っ越してしまい
それから連絡をとることもないまま大人になります。
慧は設計事務所に勤め、古い喫茶店の改装打ち合わせの為
依頼人を訪れますが、そこでアルバイトをしている大学生が
熱い視線を投げかけてきて……。

再会から、とにかく控え目なんです!!海里が!!!
でも目力がモノを云っていて、慧もあっさり忘れられない程だなんて
さすが長年の想いは伊達じゃないっすね…!!
そういう、一途な年下攻めが大好きなので
どこをどう読んでももうのたうちまわりたくなりましたw

慧は慧で、俊之の面続き影を忘れられず、
ただ一方的に好きだっただけじゃなくて
触れるだけのキスを同情のようなかたちでしてもらった事もあって
振り切れずにいたのも切なかったです。
その姿を知っていて、海里もずっとつらかったんじゃないかなぁ…。

幼い頃から慧は自分が普通とは違う事に気が付いていて
女の子になりたいわけじゃないし、可愛い服を着たいわけでもないのに
綺麗なビーズや可愛いお菓子が好きで
女の子の遊ぶような人形もこっそり仕舞っていたような男の子でした。
それを見ても、海里は貶したり深く追求する事はありません。

海里は多くをべらべらと語らない分、
幼い頃と同じうような拗ねた表情や触れ合う熱が雄弁で
早く海里に好きだって言ってあげて!!と慧にお願いしたくなりましたw
慧は慧なりに、事務所内の仕事と人間関係で忙しく…。
ここでも、リアルにありそうな過去の引き抜き話や突然の先輩の退職、
真実味があって惹き込まれました。
誰にでも事情はあって、思い通りには決してならないですものね。
そして不変なんて公私ともにあり得ないのです。

健気に慧の返事を待つ海里が程良いバランスで押してくれて
でも慧が忙しい時にはメールも遠慮してくれたり…なんていいヤツなの…!
慧が改めて自覚する時に、
やっぱり海里には女性の方がお似合いだと胸を痛めるシーンと、
二人がようやくわだかまりもなく胸の内を明かすシーンは涙が出ました。

ゆっくりじっくり与えられるただひとつの想いが
こんなに愛おしいなんて…。
慧自身が真面目で常に一生懸命で向上心もある為、
好きで居続けられた海里の気持ちもとてもよくわかりました。

結論:凄く癒されました!!!
松尾マアタさんは好きなのですが、今作との相性は…うぐぐぐ…!!
すみません。でも改めて年下攻めが大好きだと思いました!!
神寄りの萌×2です!!!

5

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