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表題作アオハルシニカル

竹見,高校生
安森,いじめられている高校生

同時収録作品インスタント・モーメント 前編/後編

溝口弘樹,大学生
成瀬冬馬,大学生

同時収録作品屋根裏のスピカ

さとる,ぷーたろーの叔父
直,高校生の甥っ子

その他の収録作品

  • アオハルアフター(描き下ろし)
  • カバー下 あとがき有り。

あらすじ

おどおどして、半笑いで、なにかに怯えたような目でいつもいじられていた安森。 安森に想いを寄せる竹見は、そんな安森を助けた拍子に前から好きだったと告白してしまう。すると「それって服従するってことだよね?」と見当違いな答えが返ってきて…? 形は違っても、好きな気持ちにかわりはなくて――。ちぐはぐな”好き”がひとつになる、恋のお話詰め込みました。

作品情報

作品名
アオハルシニカル
著者
ムノ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
一迅社
レーベル
gateauコミックス
発売日
ISBN
9784758073776
3.7

(32)

(10)

萌々

(10)

(9)

中立

(1)

趣味じゃない

(2)

レビュー数
7
得点
118
評価数
32
平均
3.7 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数7

心の癒やしになる本!

終電エレジーを見てとても面白く、今回も楽しみにしていたのですがやっぱり最高でした。

終電エレジーでは告白をして付き合うまでの短編が入っていたのですが、今回は告白をして、恋に気付いて、そして付き合ってからのエピソードなんかもあり、あれ?まだこの話続いていいの?!やったー!みたいな見方なんかもしたりしました(笑)

実は私はガチレズなのですが、そんな自分が嫌で、なんで同性に恋しちゃうんだろう、辛いだけなのに・・・なんてことを考えて悩んでいたんです。そんな時にムノさんの作品に出会い、どの短編も心にジーンときて、登場人物の感情に共感できたりなんかして、自分もこのままでいいのかなって思えてすごく気持ちが楽になりました。本っ当に感謝しています。

腐女子の方にはもちろんですが、同性愛者の方にもオススメの本だと思いました。

8

お互いに引き寄せ合う、ふたつのスピカ

■感想
本書には「アオハルシニカル 前・後編」「インスタント・モーメント 前・後編」「屋根裏のスピカ」が収録されています。
アオハルシニカルは個人的にグッと心を掴まれた作品です。キャラクターの境遇が自分と同じで、いつも以上に感情移入してしまったんだと思います。
いじめられっ子の性格や思考回路を良く理解して描かれている作品だと思います。そんな彼にヒーローが現れるのですから、最高の展開です。
インスタント・モーメントはストーリーと場面展開のリズムが良く、軽快に読める作品に仕上がっています。
屋根裏のスピカは少々ストーリーのテンポが勇み足な所が引っかかりますが、高校生の男の子の実直さに心を打たれました。
既刊「終電エレジー」よりさらにグレードアップしたムノさんワールドを堪能できましたので、評価は「神」とさせて頂きます。

1

可愛くて癒される

かわえー
すごく好きな短編集でした。
3編からなら1冊なのですが、全て好きなお話でした。

特に、2編目が良かったです。
大学生同士の溝口と成瀬は、成瀬が転がり込んでくる形で同居している。
成瀬はゲイであることを公言しているが、1年以上何もないまま上手く同居を継続していた。
ノンケのはずの溝口は、徐々に成瀬が気になりだし…

実は、成瀬は同居前から溝口が好きです。
それをずっと隠しながら友だちを続けてきた。
溝口が自分の事を好きだと知り、照れて照れてぎこちなくなってしまう。
この成瀬が可愛くてー
恥ずかしがり屋で健気なツンデレちゃんなんですよね。
これから進展していくんだろうな…というところで終わってしまうのでちょっと、寂しいのですがとても可愛かったです。
いつまでも見守りたい2人でした。

0

可愛い3作品

◾︎アオハルシニカル
歪み度がめちゃくちゃ高いのに、可愛い絵柄でしれっと描かれてしれっと終わります。
描き下ろしが可愛さ全開でとても良いので、ムノ先生はストレートに可愛い作品の方がしっくりくる気がする。

◾︎インスタント・モーメント
可愛いな〜
可愛いしくっついたから許せるけど、間借りしてる身でバンド仲間を呼んでドンチャンやるのはどうなんだ。

◾︎屋根裏のスピカ
直が叔父であるさとるのことを好きになった理由はよく分からないものの、全体的な雰囲気が好きでした。直くん魔性!

1

じんわりしみる

全体的に優しくて、ほのぼのとしたお話でした。

初期の単行本ですし、どのお話も短いので仕方ないと思いますが、ムノ先生の物語独特の雰囲気は少し薄かったなあという印象です。

一番先生っぽさを感じたのは、表題作です。
ちょっと変わった受けと、その受けを受け止められるだけの器を持つ攻め。
この特徴が顕著に表れているなあと思いました。

ただ個人的に、この受けが最初に攻めにした言動に違和感を感じてしまったので、一番好きなんですが少し読むのを躊躇ってしまう面もあるお話です。

残り2作品は、ほのぼのとして安心できるお話ばかりでした。

0

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