摩天楼に眠る獅子

matenrou ni nemuru shishi

摩天楼に眠る獅子
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神9
  • 萌×29
  • 萌11
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
3
得点
116
評価数
33件
平均
3.6 / 5
神率
27.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(メディアファクトリー)
シリーズ
フルール文庫ブルーライン(小説・メディアファクトリー)
発売日
価格
¥690(税抜)  ¥745(税込)
ISBN
9784040673028

あらすじ

ニューヨークで宝石商を営む名家の御曹司・クリスと、褐色の肌を持つアラブの王子・ハリーファが、ベッドの主導権を巡り丁々発止に繰り広げる、世界を股にかけたゴージャスすぎるセレブリティー・ラブ・バトル!

表題作摩天楼に眠る獅子

ハリーファ,アルハラーン王国の第六王子
クリス・ランドレー・ロイズ,名家の御曹司

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レビュー投稿数3

会話が噛み合ってない攻め同士

攻め×攻めで、どっちも抱きたい、抱かれるなんてというキャラ2人のお話です。
攻めで王族であるハリーファが、一方的にクリスを追いかけ回していて、会話が最後まで噛み合っていません。これを面白いととれるかどうかだと思うのですが、私はなんだかこのハリーファが苦手だ~と思ってしまいました。

クリスが従業員としゃべるだけでハーリファは「浮気だ」と言い、いやいやそもそも付き合ってないし、とクリスは言う。
「寒いからコートを着ろ」とクリスが言ったら「そこまで気遣いするのは私を愛してるからだな」と言い「策士は策に溺れろ」と言うと「お前には溺れている」と言う。
もちろん会話としては面白いです。この噛み合わなさがこの作品の持ち味なんだと思います。
けど、こっちの話を聞いてるの?てキャラは自分に置き換えてみたらすごく困るし疲れると思います^^;

クリスに近づく奴は裏から手をまわして遠ざけ、クリスの行く先々に現れる。
BLなので良いかなとも思いますが、これが女の子相手だったらストーカーだよ!と思えるようなタイプはちょっと苦手でした。
それと、好きだから抱かせろ、けどお前俺をが抱くのはダメ続きだ、はちょっとあんまりじゃ…とも思う。お互いタチなら、そこって話し合わないと一方的な愛な気もします。

350ページくらいあってかなりボリュームがあるのですが、お話そのものに大きな起承転結はなく、ハリーファがクリスを追いかけ回しているお話がずっと続くのでちょっと長い気もしました。
それと肝心の、なぜそこまでハリーファがクリスに執着してるのかがあまり突き詰めて書かれていないのも気になったかも。
せっかくこんなにページがあるのに。

出だしからクリスが好きだ好きだと追いかけ回していて、「学生のころから欲しかった」「一目見たときからひかれていた」など文章での説明があるんですが、具体的なエピソードがほとんど入っていないのでそのへんの恋心が共感しにくかったと思います。

攻め×攻めと言えども最後まで受け攻め固定ですので、攻めと攻めの攻防が見たかった方にはちょっと違うかもしれませんが、互いにタチを主張するカップルが好きなかたにはクスっと笑えていいと思います。
ハリーファの、「可愛いなら女でもいい。男らしい男を抱くことが雄の本能を刺激する」というような台詞はなんだか納得!というか。そうかーと思えました。
これはちょっと合わなかったのですが、ゆりのさんはタチ×タチを結構書いてくださる方ですので今後も期待しています。

1

獅子同士の攻防戦

アラブの王子様が出てくるお話だと、王子が一般人に恋して執着して閉じ込める~みたいなのも多いですが、この作品は一風変わってました。

まず、攻めのハリーファ。クリスと出会った学生時代から彼に執着をみせているもの、クリスの付き合いに関しては概ね寛容です。
(抱かれる側になることは絶対認めず、一度寝た男は必ず引き離しますが・・)
一方、クリスも誰もが認める美麗な顔立ちながら性格は男前で、彼自身も裕福な家柄に生まれながら自分で独立してジュエリーブランドを立ち上げています。
ハリーファのことも男としては認めながらも、抱かれる側に立つことは我慢ならないらしく、終始抵抗してみせますが、その態度が逆にハリーファを喜ばせてしまってもいます。

後半にシチリアマフィアが絡んでくるものの、こちらは割りとすぐに解決してしまい、作品の殆どはハリーファとクリスのお互い「抱く側」を掛けた攻防戦が書かれています。クリスも一生懸命抵抗するのですが、デレデレのようでいて決してタチ役は譲らないハリーファにいつも丸め込まれてしまい、役を譲ってしまう結果に。

この二人の攻防戦でのやり取りのセリフが非常にテン続きポ良く、これだけでもかなり面白いのですが、この攻防戦に少し中だるみを感じた頃に登場するのが、クリスが手掛けるジュエリーの繊細なデザインだったり、仕事で行ったマルタ共和国やプラハでの美しく絢爛豪華な町並みの描写です。
これらが良い清涼剤となってくれて、ともすれば単調なお話を最後まで飽きずに読むことが出来ました。

二人が出逢うまでのそれぞれの過去が書かれていれば、もう少し物語に厚みが生じたのかもしれませんが、たまにはこうしたクスッと笑えて楽しめる作品があってもいいのかもしれません。
全体を漂う雰囲気は甘いもの、最後まであくまでも対等な立場を崩さない男前同士の彼らで、満足いく作品でした。

ただ一つ残念なのが、挿絵でしょうか・・。葛西先生の描かれる絵は相変わらずとても綺麗なのですが、クリスはともかくハリーファも細身すぎて余り傲慢で俺様な自信溢れるアラブの王子様に見えなかったような・・。タチを競うお話でもあるので、もう少しどっしりと描いてくれると嬉しかったです。

1

この話、1000ページでも2000ページでも読める

とにかく面白い。

男前で芯が通ってて、一途で、本物のアラブの王子で!
こんな男が、上から目線で口説いて来る。
普通だったらメロメロの話なんでしょうけど、とにかく二人共が甘くない。
二人のハイソな上に、相手をやり込めようとするテンポのいい会話の応酬が楽しい!

これ何ページでも読める。
っていうか、何ページでもこの二人の攻防、見ていたい(笑)
BL好きだったら読んで損はないでしょう。

一つ一つのプロセスを経て、ベッドへ行くのか行かないのか、そういうとこも期待に胸膨らんで、予想通りだったり、焦らされたりで、ニヤケました。

あー読み終わっちゃったよ〜・・もっと読みたかった・・!

2

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