妖ノ宴

ayakashi no utage

妖ノ宴
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×23
  • 萌6
  • 中立2
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
3
得点
42
評価数
14件
平均
3.2 / 5
神率
14.3%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
シリーズ
ルビー文庫(小説・角川書店)
発売日
価格
¥580(税抜)  ¥605(税込)
ISBN
9784041022115

あらすじ

野心溢れる若い武士・慎三郎に、主の息子・秀秋への奉公が命じられる。軟弱で我儘と噂の秀秋だったが、自分には秘密があると恥じ入る秀秋の色香に、慎三郎は彼のことを暴きたいと思い…。

表題作妖ノ宴

蔵間慎三郎,武士,25歳
藤吉秀秋,大名家当主の嫡子

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数3

久しぶりの執着愛

丸木先生の戦国時代ものは前も一度読んだことがあったのですが(確か忍姦というタイトルだったっけ?)、あまり趣味じゃなかったと思いました。
だから今回は戦国時代ものが再びと聞いて、しかも前作と似たような設定で受けと攻めが主従関係なので、正直、あまり期待していませんでした。
でも実際に読んでみると、意外とすぐに物語に引き込まれちゃって、気が付いたら一気に読み終わりました。
この本を一言で表してみると、タイトル通りの妖しい雰囲気の中での純愛物語なんだと思ってます。
最初では、受けと攻めはお互いのことについてあまり知らなくて、気に食わない奴だとお互いのことを毛嫌いしてたったんだけど、あることをきっかけに、受けの秘密が攻めにバレられてしまって、二人の関係は急接近となりました。
受けと攻めが理解し合い、愛し合うまでの気持ちの変化はすごく丁寧に描かれていて、急接近の恋愛関係なのに何の違和感も感じず、納得いきました。
そして一番のヤマ場はやはりエッチシーンなんですよね!
あることをきっかけに肉体関係を結ばれた攻めと受け、それからは嵐のような連続のエッチシーン!それはもう、すごかった!としか続き言えないですよね!読んでいるうちにドキドキが止まりませんでした。
しかし、その後の急展開で攻めと受け二人は引き離されてしまいました。
離れ離れになったとしても、二人でずっと一緒にいられる方法を必死に探っていた攻めと受けが最後にたどり着いたのは、あの意外なエンディングです。
素直にハッピーエンドだ!と言い切れないようなエンディングなんですけれども、個人的には結構気に入った終わり方だと思います。なぜなら、丸木先生のお得意のブラックで狂気に満ちた執着愛を久しぶりに味わうことができたからなのです。
最近の丸木先生の新刊といえば、どれもこれもライトで甘口な作品ばかりで、『兄弟』シリーズからファンになった私個人としては、どうしても物足りなさを感じてしまいます。だから久々に濃い作品を読んでみて、あまりに感動しすぎて思わず「神」と付けたくなりました!あえて欲をいえば、もうちょっとページが欲しかったというところかな?

とにかく、昔の丸木先生の作風が好きなお方に本作をお勧めします。

1

もう少しページがあれば…

見るまで気づかなかったのですが、これってルビーさんだったんですね。
厚みは相変わらずですが、ルビーさんには珍しいエロまみれ作品(笑
花マルBlack風味です。
個人的には丸木さんのイラストは苦手なので、他の方で良かったなあと思いました。

*********************
攻めの慎三郎は25歳にして、天才と名高い剣の達人。
しかし、主家の三男に仕えろと命じられ、承諾しなくてはならない理不尽さに苛立っています。

受けは美濃国大名、藤吉家の嫡子である三男の秀秋。
病弱で昼を厭い、人前に現れることのない秀秋は、家中では忘れられたような存在。
*********************

始め、若君付きを命じられ業腹で秀秋の奇行に嫌悪感を覚えていた慎三郎。
しかし秀秋は世にも美しく、そして重大な体の秘密を抱えていて、慎三郎は偶然そのことを知った為に、そこから徐々に魅せられてしまいます。
秀秋の抱えた秘密はまるで物の怪のようなのですが、それがふたりの間の距離を縮めたのですから皮肉なものなのですが。

時代は乱世。
丸木さんの時代物が今年は続きました続きが、こちらはちょっと毛色が違います。
テーマが人外だったと後書きで書かれていますので、そのせいかもしれませんね。
視点は、受け、攻めが交互になる三人称。
前回の時代物よりも全体に読みやすい印象ですが、テーマのせいか終盤の戦の終焉辺りは一気に不可思議モードへ突入いたしますので無理矢理纏めた感が否めませんが、こんな終わらせ方しかないのかもしれませんね。
乱世のリアル感と、その時代であったこその人ならざる者の書かれ方は面白かったですが、ルビー本の厚みがないせいか若干物足りなさがあるのが残念です。

1

丸木作品にしてはアッサリ?

野心溢れる武士・慎三郎(攻め)は
大名当主の嫡子・秀秋(受け)への奉公を命じられる。
我儘だが明晰で美しい秀秋に
次第に惹かれていく慎三郎だが
ある夜、雉の血を吸う秀秋の姿を目にし……


とにかく我儘で傲慢な秀秋。
序盤、慎三郎の顔を饅頭まみれにしたり
男たちを手玉にとったりしている姿は
天性の女王様という感じでした。

しかし、自分の秘密を知っても気味悪がることなく、
むしろ積極的に獲物を取ってきてくれる慎三郎に対しては徐々に心を開いていき、幼子のように愛らしい一面も見せるようになっていきます。

戦で武功を上げ出世していくであろう慎三郎と、
特殊な体質ゆえ屋敷に閉じ込められている自分とが
添い遂げられる筈はないと嘆く場面はなかなか切ない。

しかし、慎三郎が出世をなげうってまで自分を求めているとなれば話は別。
その特殊能力をフルに発揮し戦地に駆けつけ、慎三郎を救い出すのです。


丸木文華さんで時代物といえば『忍姦』『鬼子の夢』と言った良作がありますが、
本作品はそれらに比べるとライトで万人向けな印象。
人外の秀秋がそこそこ強いの続きで今一つハラハラせず、
時代の灰暗さ、切なさと言った
いつもの丸木作品の魅力はなりを潜めているように思います。

しかし、耽美かつ濃厚なエロ描写はやはりお見事。
妖艶な秀秋が、実は自慰すらしたことのない箱入りで、慎三郎によって身体を開かれていく最初のシーンは唾涎モノです( ゜ρ゜ )
慎三郎を骨抜きにしてしまうほどの色気があるのに、
中身は結構子どもっぽいというギャップにも萌えました。
特に一人称が「秀秋」なところ、可愛いです♪

面白いは面白いのですが、
もし他のレーベルから出ていたら或いはもっと…
そんな仮定の世界に思いを馳せたくなる作品でした。

2

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