美しい獣たち

utsukushii kemonotachi

美しい獣たち
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神2
  • 萌×21
  • 萌4
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
5
得点
30
評価数
12件
平均
2.9 / 5
神率
16.7%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
ハーレクイン
シリーズ
ハーレクイン・ラブシック(小説・ハーレクイン)
発売日
価格
¥907(税抜)  ¥980(税込)
ISBN
9784596744333

あらすじ

いま、BLは国境を越える――ゲイハーレクイン、上陸。
エロティックBLルネッサンス◆ハーレクイン・ラブシック創刊第2弾!

あなたがほしい…本能の命じるままに騎士と領主は悶え合った――
話題のMM【海外版ボーイズラブ】を“BL超訳"で読む嗜みを貴女に――

ロバート様が僕を抱き寄せ、あおむけになった。
僕がロバート卿の上に覆いかぶさるような体勢になり、胸から膝にかけてぴったり重なり、硬くなったペニスがこすれ合った。
ロバート様が僕の髪に指を差し入れ、奪うように口づけをした。
「ウィリアム、おいで」
手招きで促されて、隣に寄り添った。性交を終えたあとの精液と汗の匂いが、カーテンに囲われた愛の巣を満たし、寝台の脇に灯されたろうそくは燃え尽きかけていた。(本文より)
領主に夜這いされた若き従者はやがて声をあげて喘ぎ始め…。領主のなかに締めつけられて、懊悩しながら熱くなっていくふたり…
こんなにも切なくエロかったのか――
あの人気作家秋月こおの筆で綴り直される<BL超訳>で、MM小説【洋物BL】の真実の面白さが遂にベールを脱ぐ!
BL界激震、衝撃のゲイハーレクイン!

原著:アレクサンダー・ヴォイノフ/ケイト・コトナー

表題作美しい獣たち

ロバート・ド・カンティルー卿,ケントの領主
ウィリアム・レーヴン,騎士見習いの従者,20歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数5

BL超訳!

MM(Male/Male)という文化に初めて触れました。ロマンス小説の老舗・ハーレクインがこういうシリーズを展開していることに驚きと敬意を感じましたし、「BL超訳」なる発想もとてもチャレンジングで面白いと思います。秋月こおさんが書いた巻末のあらすじを読むと、本来の「翻訳」ではタブーとされているような加工もされたようで、是非とも原文と比較して読んでみたいです。

さてさて肝心のお話ですが、舞台は十二世紀のイングランドです。とある片田舎にあるケント城の従者・ウィリアム(20歳)と、ケント城の主であり一帯の領主でもあるロバート(40歳手前)が、出会い、惹かれ合っていく物語です。

洋モノの上に時代モノ…!と思ったのですが文体は現代劇と変わらなかったのであまりそういう重厚さはありませんでした。また、全篇ウィリアムの一人称で進むので、最後まで立場の差が埋まらなかったのはちょっと残念でした。ウィリアムは結局、大好きな領主様の仰せのままに…という関係だったような気がします。

エロスは濃厚ですがシーンの数自体はそう多くありません。じゃあ二段組で一体どんな壮大で複雑なお話が展開するのかと思続きいきや、設定や時代背景の説明の文字数が多く、色んな枝葉を取ってしまえば結構シンプルな展開になっていました。

評価は「中立」と言ったところですが、「BL超訳」という形で世に送り出してくれた皆様に敬意を表して★1つプラスです。

0

ふむ

目玉はリバ!
小説でリバとは・・・(*ΦωΦ)ノ ナンダト!
と楽しみに読ませていただきましたが
思っていたのとはちょっと違いましたね。残念。
ファンタジー好きな私としましては、楽しくは読ませていただきましたが。

舞台は中世。
うんたらかんたら~な説明は難しいのでサラッと読み飛ばし。
赤い髪の青年とその領主のエトセトラ。
ストーリーを説明するのが難しいので割愛しますが
エロスの部分に関しては評価したい。
冒頭にお話していたリバに関して。
これに関しては、もっと幼いころから領主の小姓のような形で
犯され続けてきた少年が、青年になり領主を・・という展開を
勝手に妄想していたために自爆しただけなのです。
外国の作品だからなのか、日本のBLとはテイストの違う
リバの誘い方が面白かった。
また、合体にいたるまでのエロス。
これがねちっこくて好き。
雑魚寝の夜、すっとやってきての弄り。
描写の仕方が丁寧でエロい。

トータル的には思ったより軽めの作品。
領主様の胸毛な表現と挿絵のつるっとした胸元に
違和感を感じてしまったのが残念。
綺麗な挿絵で入続きれていただいているのだが個人的には
もう少し汚いオッサンでも悪くないな~と思うのでした。

1

まあ、確かに

今回は創刊タイトルとは一転して本体表紙が
黒と言う配色。
ただ、創刊タイトルのそれに比べ紙質が…と
言う一抹の不満が生じたのは残念な事です。

さて、本文を通して読んだ限りですが、
少なくとも邦題に偽りはないと思います。
ただ、その行間から本体表紙の紙質と
似通った不満を感じとってしまうのは
些か残念です。
ただ、その残念さはもしかしたら評者の中の
固定観念がそう言う風に誘導している
幻なのかも知れません。
存外往時の騎士たちの物言いも考えも
現代の若者のそれに似通ったものであり、
それが記録として伝承されてゆく内に
格式が整えられたのやも知れませんし。
とは言え、原題("The Lion of Kent")に
込められているであろう気品も出来れば
欲しいもの、と読者としては我儘を
言いたくなります。

ファミコン風に再構成した騎士物語と
捉えれば、また新しい風味を発見できるかも、
ですね。

1

中世は軽く なりにけり

超訳シリーズ、第二弾。

舞台は12世紀後半のイングランド、
(後書きで13世紀と誤植がありますけれど……;)
そういう舞台建てでの海外MMということで
非常に興味があって手に取ってみたのだが、
サラッと面白くは読めるのだが、
話もシンプルで、重厚な世界観や大きな感動などとは遠く、
正直、980円は高い!というのが、最も大きな感想。


騎士になるのを夢見る、喧嘩っ早くて腕が立つ
若くて赤毛の従者ウィリアムと、
十字軍遠征から5年ぶりに帰城した壮年の領主ロバート。
ウィリアムが領主の寵愛を得るだけではなく、
手柄を立てて無事に騎士になるまで。


リチャード獅子心王の父・ヘンリー2世の時代の
複雑なフランスとの関係が何も分からなくても大丈夫だし、
カタカナの似たような名前も主要メンバーだけ覚えておけばOK、
そういう意味でも非常に気楽に読める作品になっている。

それが深い愛情なのか単なる肉欲なのかは別としても
最初からお互いに惹かれ合っているのはよくわかるし、
最後まで致すのはウィリアムが叙任されてからだが、
その前から夜這されたり続き、厩の二階で、領主の寝室で
フェラやらなんやら触り合う場面も何度もある。

最後は、リバ!
騎士同士、対等な者同士の楽しみ方を、というロバートは好み。
好みなんだけれど、思いのほか萌えなかったのはどうしてかな?


目玉の「超訳」は全体的にライト。
読み易いと感じるか、雰囲気に合わないと感じるか、
好みの問題かもしれないが、個人的には後者だった。

5

サクサク読める英国ゲイロマンス

12世紀の英国を舞台とした
ロマンチックな主従ラブストーリー。
平易な文章で、小難しい話題もないため
どなたにでも読みやすい作品かと思います。

騎士見習いの青年・ウィリアムの
一人称「僕」で進行するストーリー。
お相手は、彼の主でケント領主のロバート卿。
40がらみの渋いおじさまです。

ロバートを敬い愛するウィリアムと
そんな彼を「若獅子」と呼び見守るロバート。
二人が真の意味で結ばれるのは
ロバート卿の暗殺騒動が片付いたラストですが
それまでにも擦り合いやフェラなどは度々あり
かなり早い段階から両想いです。

本書の目玉はやはりラストのリバかと。
ウィリアムを抱いた後、
彼にも男としての体面を保たせてやろうと
自ら尻を差し出すロバート卿(漢だ~~)。
受けとしてもいぶし銀の技でウィリアムを翻弄。
ギリシャの秘術を完璧にマスターされていますね!


海外サイトのレビューでも書かれていましたが
プロットはあまり練られているとは言えず
ゆるりした話運び。
同性愛的嗜好を公にできない等の悩みはあれど
ラブラブな二人を堪能できます。続き

ただ、ロバート卿に暗殺の危機が迫っている時に
色ボケして本人にそれを伝えそびれる
ウィリアムの恋愛脳ぶりには
オォイと突っ込みたくなりましたw
歴史物ですがその辺りはコメディ寄りです。


今回の「超訳」について。
時代物や外国物に馴染みのない読者への
配慮かもしれませんが
12世紀の英国を舞台とした作品に
「マジ」「デブ」「カッケェ~!」
などの言い回しを多用するのはどうかと。
秋月こおさんのセンスなのか、
元の訳文に忠実なのかはグレーですが
あとがきの日本語から判断するに
前者の可能性が高いような……

あとがきによると
「超訳」担当の秋月さんは英語には一切触れず
下訳の日本語を「添削」したとこのと。
その他、日本の読者の嗜好に合うよう
心理描写や歴史解説を付け加えたそうです。
うーーーーんその程度の役割なら、日本のBL作家さんよりプロの翻訳家の方に一任した方が良いのではないかと思うのですが、ネームバリュー重視ならば仕方ないのかもしれません。

その他、秋月さんのあとがき、
人様の御作を添削するのはラクで楽しいとか、
原作を超えちゃってる自信ありとか、
冗談なのでしょうが、やや尊大な物言いが気になりました。
マイナーな翻訳BLを売るための「超訳」、面白い試みだとは思いますが、原作者や翻訳協力者への敬意も忘れないで頂きたいものです。

11

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