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表題作旦那様は鬼

八瀬,鬼ヶ島の鬼
茅原結人,施設育ちの高校三年生,18歳

その他の収録作品

  • あとがき

あらすじ

神社で突然「穴」に落ちて異世界に召喚されてしまった結人。鬼退治をしてこいと懐剣を渡され追い出された結人が出会ったのは鬼だった。おまけにツノに触れてしまったせいで鬼に求婚したことになり…?

作品情報

作品名
旦那様は鬼
著者
天野かづき 
イラスト
陸裕千景子 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
ISBN
9784041024454
3.3

(8)

(0)

萌々

(3)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
27
評価数
8
平均
3.3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

人間の方が欲深いってことですね…

天野かづきさんのファンタジーものが好きで、必ず購入しています。
今回は和風ファンタジーで、高校生の結人が鬼退治に鬼ヶ島へ行くお話でした。

鬼退治といっても訳も分からずに異世界に飛ばされ、そこの領主に命令されて仕方なく…だったので、すぐに鬼達の優しさに気付いて鬼達と仲良くなります。

ところどころ、昔話にからめてあるのが面白かったです。キビ団子が「何でも言うことを聞かせられる」団子だし、桃太郎も洗脳されて鬼退治に来るし…。

結人が自分で考えて行動しているところに好感が持てました。結人がキビ団子に抗おうとするところや、八瀬が結人を大事にしているところや、桃でケガをするところではキュンとなりました。
昔話では鬼が悪者だったけど、このお話の鬼は人間が大好きな鬼でした。

3

不思議なファンタジーの世界でした。

高校生の結人は 突然異世界へ。
領主に、「鬼が島の鬼退治」を命令される。
偶然、聞こえた会話で、「キビ団子」を食べると、
命令に逆らえなくなることをしった。
 
領主に、「キビ団子」をすすめられ、
食べたふりで、とりあえず鬼が島へ

初めて あった「鬼」八瀬は人懐こくて、角はあるけど、人と変わらない。
角を触ったことで 八瀬の 番 あつかい。
家事の万能な結人は歓迎された。

桃太郎が、悪役で、「キビ団子」が洗脳。
好戦的な、人間と、のんびりかわす鬼たち。
それでも、鬼たちの方が強い。
不思議なファンタジーの世界でした。

2

むかしむかしあるところに

むかしむかしあるところに。
誰もがしっている鬼退治。
犬・木地・サルを連れ~ってそこまでちゃんとコラボさせるのねw

天涯孤独な少年が
ある日突然異世界にトリップしてしまう。
召喚されたその世界には、空想上の生き物であるはずの「鬼」が存在する。
しかもその鬼を退治するとか・・・無理でしょうよ。

天野さんの作品をあれこれ読むと
いつものパターンだなと思ってしまうのは私だけだろうか
展開後孤独の少年がトリップして犯されてあまつさえ。

とはいえこの甘くて軽めの展開がまいど好きだったりします。
おなか減ってるのに自分の食料あげちゃうとか。
鬼を退治するために持たされた刀を包丁が代わりに鬼の前でさらして見せるとか。
受もまた少々アホの子で((´∀`*))ヶラヶラwわらう
しっかりしているのかいないのか。

角を触るのは求婚の証。
なんだお前、おれのことww
ウッカリ展開からではありますが、幸せそうな顛末でよかった。
何気に鬼のスパダリっぷりも好きでした。

0

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