禁忌の欠片を身に宿し “死"すら失った少年が求めるものは――?

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表題作グランネリエ 1

あらすじ

さまざまな力を秘めた、植物の“ 種"を造り出す者たち「グランネリエ」が存在する世界。“禁種"を体に取り込み望まぬ異能を得た少年・リュカは、「グランネリエ」に追われる立場となる。種の力に翻弄されるリュカは…。

作品情報

作品名
グランネリエ 1
著者
宝井理人 
媒体
漫画(コミック)
出版社
スクウェア・エニックス
レーベル
Gファンタジーコミックス【非BL】
シリーズ
グランネリエ
発売日
ISBN
9784757544581
3.7

(18)

(3)

萌々

(9)

(4)

中立

(2)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
65
評価数
18
平均
3.7 / 5
神率
16.7%

レビュー投稿数3

発芽する、新しい種。

世界は「種」で満ちている。満ちるどころか欠かせないものだ。
その「種」を作り出す者、グランネリエ。
リュカは父と暮らしている。父は希少種の研究をしている。
その希少種を巡ってグランネリエと衝突。
リュカは父に託された「種」を飲み込んだ。
そうしてリュカの体内で種は発芽。
その結果、リュカは植物と融合。人であり植物ともなった。


BLではありません。
ですが、宝井理人さんが好きなら読んで損はないです。
繊細なタッチと、植物と人とのファンタジー。そそられます。
アベルという幼馴染も出てきて、非BLとはいえ熱い萌えな友情が
生まれてもおかしくないですね!

2

まだまだ謎だらけ

宝井先生の非BL作品。購入しようか悩みましたが表紙が素敵すぎて思わず購入。ファンタジーモノですが、謎が多すぎてまだ本当にお話の入り口、といったところでしょうか。

内容をざっくりと。スミマセン、ネタバレしてます。



生活に「種」が欠かせない世界が舞台です。庶民が生活するうえで使う安価な種もあれば、希少価値が高く世間一般では流通しない種もある。その希少種を研究し栽培できるのは「グランネリエ」という国家資格を持つ者だけ。「グランネリエ」でないものが希少種を扱うと厳罰に処されるのですが、その希少種を秘密裏に栽培し、売ることで生計を立てているのが主要キャラの一人・リュカ。表紙の彼です。

リュカは母親を病気で亡くし父親と二人暮らしなのですが、このお父さんが何しろ謎の人物です。母親の病死以来引きこもっているのですが(そのためにリュカは種を密売しています)、このお父さんも希少種を育てているらしいのです。それがグランネリエにばれてしまい捕まることに。その際に何かの種をリュカに飲ませます。その種がリュカの体内で発芽し、何かしらの変化をもたらすのですが…。

というお話です。

リュカには親友がおり、それがもう一人の主要キャラのアベル。とても良い子で、何かとリュカを助け、リュカを助けるためもあり「グランネリエ」に入りたいと希望しています。

リュカの父親がリュカに飲ませた種はどんな作用をもたらすのか、リュカの両親は今どうしているのか、希少種と呼ばれる種にはどんな秘密があるのか…。他にも謎めいたキャラもたくさんいますし、まだまだ理解できないところもあり今後どうなっているのか非常に楽しみです。グランネリエの一人であるニコルの制服姿にはうっかり萌えてしまいました。

内容としてはシリアスよりなのですが、所々で出てくるギャグもありクスッと笑ってしまうシーンもあります。

匂い系でもなく本当に非BLで評価を悩みましたが、綺麗な男の子たちがたくさん出てきて目の保養になったこと、お話としては非常に続きが気になることから「萌」にしました。

続きが早く読みたいです。

9

重版おめでとうございます

早くも重版!!
さすが現在波にノリまくっている宝井先生。やはり購入者は腐女子が多いのでしょうか。

こちら非BL作品ではありますが、登場人物が多く、しかもその大半が男で、腐った目で見ればそりゃあもう際限なくカップリングすることが可能なので、萌えは己の妄想力で補完することにします。
メインキャラの二人なんて、見た瞬間『テンカウント』の黒瀬くんと三上きゅんに変換して、おお…その手があったかと勝手に盛り上がりました。

『種』がキーポイントのお話。このお話の世界では庶民から貴族・王族まで生活において種が欠かせません。安価な種から、希少で高価な種まで様々。その希少種の研究や採集を行っているのが『グランネリエ』。

この世界で最も重い罪である禁種を体内に取り込んだ主人公リュカ。
リュカと同じくグランネリエを目指す幼馴染アベル。
種を密栽し、リュカに禁種を飲ませ、安否不明のリュカの父クリストフ。
グランネリエの特別主席研究員ジル・ニコラ。
おそらく種を体内に取り込み発芽させたと思われる謎の少女クロエ。

街へ出かけたリュカとアベルが出会った少女クロエが持っていたアマラントという高価な種。二人は寒冷地にしか生息しないそれを4日で咲かせた。これはリュカの変異のせいか?
枯れたアマラントに残っていたリュカの血液から、これを咲かせた有害種子を特定させようと計画をたてるジル・ニコラ。こんな感じで1巻終わってます。

まだまだ謎が多く、先は長そうです。
今のところリュカの父が物語の鍵を握っているかんじでしょうか。リュカの母親が死んで以来、何の種を栽培していたのか?その生死は?リュカに飲ませた種は一体?
そして特別教育研究機関グランネリエも裏に何かありまくりなニオイをぷんぷんさせてます。

個人的にジル・ニコラ様萌え。短髪に長めの下まつ毛、左耳のみピアスのかっちりと制服に身を包んだ姿に、ホでモなイメージをしてしまうのはいたしかたないことでしょう。

3

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