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アンダーグラウンドホテル~LAST DINNER~

under ground hotel

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表題作アンダーグラウンドホテル~LAST DINNER~

エリー・チェーシー 元レベル3のシャットコール
ゴースト 隣の独房の謎の男

あらすじ

地下30Mに造られた最高警戒レベルの重犯罪刑務所「アンダー・グラウンド・ホテル」レベル4。 受刑者の8割が終身刑ゆえに人はここを「セメタリー」と呼ぶ。 その中で看守達の性処理として扱われ、シャワールームで犯されまくる囚人がいた。 その囚人は他の囚人から隔離され、誰もその正体を知らなかったため、通称ゴーストと言われていた。 そして、レベル3からレベル4に収監されることになった元シャットコールのエリーは自分の独房の隣に収監されていたゴーストに興味を持つが、ゴーストの正体は思わぬ人物で… 閉ざされた空間で男達の危険でハードな愛を描いた定広美香の大人気シリーズ「アンダーグラウンドホテル」待望の新編!

作品情報

作品名
アンダーグラウンドホテル~LAST DINNER~
著者
定広美香 
媒体
漫画(コミック)
出版社
大都社
レーベル
Daito Comics BLシリーズ
シリーズ
アンダーグランドホテル
発売日
ISBN
9784864950770
4.4

(30)

(17)

萌々

(9)

(4)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
5
得点
133
評価数
30
平均
4.4 / 5
神率
56.7%

レビュー投稿数5

エリー

ちくしょう
前作の記憶が皆無な自分が憎い(ノД`)・゜・。
過去の関係性をもっとはっきり読んでからの読後感想ならば
もっと白熱した感想が書けた気がする。

とはいえ、個人的に記憶が薄くとも
楽しく読ませていただきました。
きっとこれまで傲慢なやり方をしていたのであろう受が
監獄に落とされ陵辱され。それに耐えている。
萌えるじゃないか。
しかも相手は外人。長大なものを咥え込まされるなんてww
嬉々と言ってのける自分の感想は他の人とは逸脱しているのだろうか。

メインの攻はと言いますと。
お馴染みエリー。
前作の自分の感想を読み返したらなんとなく思い出しましたよw
とはいえ、今回のカップリングに関しては
前作の勢いはなかったのかなという感想。
執着する攻!が印象強かったのですが
まぁ相手が相手だから・・というところなんでしょうか。

最後のディナーは・・・のくだり。
結構好きです。
男に犯されて、射精はしても感じたことはないと言っていた
受がホントウに感じるSEX
その表現、、煽りだけでも美味しい気が致しました。
最終的に、え・・これでおわり?
と思ってしまうところでは有りますが
最終的にやっぱり執着攻な観点から行くとかならず
追いついて結ばれるんだろうなと思ってしまうのです。
続編もあるようなので、首を長くして待とうかな

4

UGHスピンオフ第2弾

『アンダーグラウンドホテル KISS & KILL』の続編です。

今回の主役は、前作のラストでレベル4(UGH内最高警戒レベルの囚人棟)行きが決まった〔エリー〕。
舞台はこれまでよりさらに自由の制限された完全独房へと移りました。
ここでは囚人達が徒党を組まないように一人一人が隔離され、檻から出られるのは、飯、シャワー、週一回の運動時間のみ。
さらに今回のお相手となる〔ゴースト〕は、その時間すらも檻の外に出ずに済むよう、看守のボスに己の身体を差し出して特別待遇を受けている訳アリの男。

ゴーストはこれまでのストーリーに登場している人物です。
覆面で顔を隠して他の囚人達とも接触しないように生活するゴーストに、エリーがある取引を持ち掛けたことで二人の距離が少し近付きます。
エリーは誰も見たことがないゴーストの素顔が見たい。
ゴーストはエリーに自分の「尊厳」を護ってもらいたいと。
以前顔を出して登場していた時はプライドの塊のような男として描かれていたゴーストが、“顔見知り”という以上の繋がりがないエリーに自分の尊厳を護ってもらいたいと願い出るのですから、彼のこれまでの囚人生活がどれほど酷いものだったのか…

最初から最後までひとかけらの甘さもない痛い展開でギリギリギリギリ………奥歯砕け散るかと思いました。
看守のアイツ、ムカつくーーーー!
信者気取りのストーカーほど有害な存在はない!!

レビューが難しいですね…(ここから先、ネタバレし過ぎているかもなのでご注意ください)

これはラブストーリーなんでしょうか?
味方のいない閉鎖的な空間でお互いがお互いを必要とする関係ではあったのでしょうが、二人の間にあったのが愛かと考えると違う気が。
タイトルの「LAST DINNER」はそのまま「最後の晩餐」です。
刑務所での最後の晩餐というのは、要するにそういうことです。
バッドエンドかメリーバッドエンドかは解釈次第ですが、ハッピーエンドは訪れません。
ゴーストは多少なりともエリーを愛していたのかなぁ?
最後まで読むと、私にはどうもそうとは考え難く……ゴーストが自分の尊厳を一生エリーに護らせる為に仕込んだものと考える方がしっくりくる。ゴーストが取引の担保としてエリーから奪った指輪がエリーに返されることはもう一生ないわけですし。
そしてプライドの高い策士が最後の最後にエリーにつく嘘(=ポケットに残された手紙)があまりにも悲し過ぎます(T_T)

それにしても、前作に続いてまたしてもエリーにはキツイ展開…
ノーマンの指輪を手放した代わりに今度は別の思い出の品を手にして、彼が報われる日は来るのか………

評価もかなり迷いましたが、やはり読み応えはあるのでこの評価で。
ただ、何かBL読みたいな〜で読んだら落ち込むかと。
若干のエロスはありますが、萌えも癒しも得られないと思います…

まだ続きがあるような終わり方でしたが、定広さんのTwitterによると、年内に新章の連載が始まるとか。
エリーにどうか救いの手があって欲しいですが、さてどうなるのか。
もしまたエリーのお話なら、お相手は最後の方で出てきた眼鏡の彼なのかな?

2

最後の晩餐

『アンダーグラウンドホテル KISS&KILL』の続編。
エリーはUGHレベル3で罪を犯し、レベル4に移送されてしまいました…。
レベル4では騒ぎを起こすと警告なしで撃たれるという死と隣り合わせの世界。
自由度も低く、部屋も独房です。

エリーの隣の房に謎めいた囚人が居て、顔を隠している事から"ゴースト"と呼ばれている。
どうやら日本人っぽいのですが…え、セン⁉︎ってなりましたが、まさかのアノ人でした。
エリーはゴーストに看守の始末とボディーガードを依頼され…という展開です。

レベル3とは違い、自由度が低いのでいくらエリーといえど所構わずヤレません。
鉄格子から手を出して、お互いの手を触るだけなのにこんなにイヤらしいとは!
しかもエリー全裸なんすよね。やる気満々でちょっと笑ってしまいました。

ゴーストは尊厳を守るため、看守を殺して死刑囚になってしまうんですね…。
最後の晩餐がエリー…。
切ないやらエロいやらで複雑な心境でした。
眼鏡を脱がすという表現、気に入りました。
尊厳を守るためにはエリーも殺しておかなければならなかったでしょうが、そうせずにしかも優しく悲しい嘘までついて…泣けました。

0

尊厳とプライド

前作「KISS&KILL」のラストシーンで、より重警備のレベル4棟に送られることになったエリー。
収監された独房の隣の房には、普段は袋を被って顔を見せない「ゴースト」という謎の囚人がいた…
さて、このゴースト。
は〜、そうか…

…という驚きはさておき。
覆面越しのキスや、壁を挟んでの声だけでのセックス。なかなかに想像力をかき立てる描写がさすが!
彼ら囚人たちの愛はもはや憎悪と深く絡み合って、その分何倍にも激しい…のでしょうか。
「ラストディナー」の意味。これぞ刑務所モノの結末として最高にドラマティック!
さて、真実はどこに⁉︎
アメリカの法体制なら死刑にも裏道がありそうだけど、私はこれはエリーに向けた最後の尊厳、やはりあの抱擁が最後の晩餐だったのだと思ってる。

0

「らしくない」ですねぇ。

定広さんの代表作「アンダーグラウンドホテル」の続編。
今回は、スピンアウト第一弾の「アンダーグラウンドホテル KISS&KILL」から登場したエリー・チェーシー(実際はUGHにも一瞬登場してるんですが、顔出しは「KISS&KILL」からです)が主人公。舞台となる刑務所も、前回までのレベル3からレベル4に移ります。

カプも新しい組み合わせだし、一見前作を引きずっていないように見えるのですが、カプ2人の背景を知っておくことが大前提になっているため、やはり過去作を読んでおくことは必須。
そこは注意する必要がありますね。

定広作品で好きなのは、息苦しいほどの排他的な束縛愛の世界。
それに、やられたら倍返しでやり返す、半沢直樹も真っ青な性悪キャラたち(笑)
刑務所という場所は、そんな定広作品にうってつけの舞台じゃないかと思います。
ただ、今作に関しては、上に挙げたような私の好きな要素は、残念なことにかなり薄め。
エリーはレベル4の刑務所で、かつてレベル3で出会ったことのある「あの人物」に遭遇し、2人の間には、ほのかな愛が芽生え始めます。
でも・・・「あの人物」の過去を知ってたら、どう考えてもエリーとは相容れないように思えるんですが。
二人の気持ちが近づくのも、なんとなくお互い感傷に流されているだけのように見えるし、刑務所名物の看守たちとの対立も、馴れ合い的な雰囲気が先に立っているようで・・・
まあ、一言で言えば、ちょっと説得力が弱いというか、物足りない感じなんです。

しかも「あの人」の毒気の抜け方は一体??
以前はどんな汚い手を使っても欲しいものを手に入れようとする、貪欲な知能犯だった「あの人」が、すっかり丸くなってしまったのは何故なんでしょうか。
悪いヤツを魅力的に描ける数少ない作家さんだけに、今回の「あの人」の常識人ぶりには拍子抜けでした。

ただ、エリーが相変わらずのワルだったのは、嬉しかったですね。
前作「KISS&KILL」でも登場した黒人のジャマールにセクハラされた見返りに、毒気の効いた逆襲をやってのけるシーンは、こうこなくちゃ!!って感じで。
今作で一番定広作品らしさを感じた場面です。
もっとも、元祖UGHに登場したソード・フィッシュと較べたら、エリーはまだまだ常識人と言ってもいいくらいですけどね。

タイトルの「ラスト・ディナー」は、文字通り「最後の晩餐」。
最後の晩餐と言えば、つまり、ですよね。
しかし――
ドミネ・クォ・ヴァティス?
どこいっちゃうんですかー??!
と、思わず叫んでしまいそうなラストですな~これは。
え~?!そうなの?
これでいいのか連邦刑務所!!

絶対値で好きな作家さんなので、中立以下の評価はありません。
でも正直今回は、すごく物足りない気はしました。
私がこのシリーズを読み続けてるのは、いつかソードとセンが戻って来るんじゃないかと希望を捨てきれないからなんですが、あの2人はもう帰って来ないんですかね。。。

5

yoshiaki

コメントありがとうございます!
最新作!生きてたんですね~あの2人!
UGHというからには、そうこなくっちゃですよね!!
私まだ読んでないんですけど、すぐ読みます(^O^)

みちみち

あまりにも嬉しくてコメントしてしまいました。帰ってきましたね〰あの二人!
私も定広先生の束縛愛大好きなのでレビューわかるわかる~とうなずきながら読みました!

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