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玉響

tamayura

玉響
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神19
  • 萌×26
  • 萌1
  • 中立3
  • しゅみじゃない3

95

レビュー数
5
得点
125
評価数
32件
平均
4.1 / 5
神率
59.4%
著者
作品演出・監督
蜂谷幸
音楽
デルファイサウンド
脚本
齋藤早乃
原画・イラスト
ゆき林檎
オリジナル媒体
コミック
CD発売会社
フィフスアベニュー
収録時間
73 分
枚数
1 枚
ふろく
メーカー通信販売特典 :出演キャストによるトークCD
フリートーク
なし
発売日
価格
¥3,000(税抜)  ¥3,240(税込)

あらすじ

貿易商の一人息子である麻倉道忠は全寮制の旧制高校へ入学する。

そこで同室になったのは、幼い頃に唯一心を許した幼馴染み、立花だった。

けれど立花との再会は麻倉にとって複雑なもので───

<CAST>
麻倉通忠:松岡禎丞
立花寅一:平川大輔 他

表題作 玉響

立花寅一 → 平川大輔

麻倉通忠 → 松岡禎丞

その他キャラ
松本信吾[中澤まさとも]/ 生徒[祐仙勇]/ 菊乃[河合紗希子]/ 麻倉父[烏丸祐一]/ 西園寺伯爵[佐野康之]/ 西園寺千鶴[本多真梨子]/ 生徒[古川慎]/ 生徒[田代哲哉]/ 子ども[三木美]

評価・レビューする

レビュー投稿数5

悲しくて2回目は聞けないです

このCDは、一回しか聞いたことがない。
大好きな松岡さんと平川さんを狙って買ったんですが、一回しか聞けなかった。
なぜなら、聞くとまた切ない気持ちになるのでどうしても二回目を聞く勇気が無かったです。
ストーリー自体はちゃんとハッピーエンドなのに、思い出すたびに寂しくて切ない気分になるのは、我ながら変だと思います。
そういうちょっと変な意味で神評価(笑)
松岡くんのちょっとハズキボイスがすごく切ない気分を醸し出せるんですよ。なんかこう、すごく儚く、頼りないようなイメージです。
それに対しての平川さん。受けの時は「七色の喘ぎ」とも呼ばれるほど色っぽいですが、私は攻めの平川さんも好きです。大人で余裕のある感じて、人をからかう時の声がなぜかツボです。
私多分こういう時代ものが苦手かもしれません。
この時代背景だけで悲しくなってしまいそうなので怖いです。
切なくなるのが怖くて2回目は聞けなかったですが、私の中ではすごく美しい作品でした。

4

音声化するとまた違う印象に

原作既読。
待ち望んでいた音声化ですが、制作会社がフィフスさんということで、実は自分の中でちょっとがっかりしていました。
ですが届いてみると期待値急上昇。
なんだかんだと言いつつも、やっぱり大好きな作品の音声化は嬉しかったです。

朝倉役の松岡さんと、立花役の平川さん、ミスキャストじゃないかという声が方々であったようですが、私はそんなに気にならなかったです。
最初はコミックのイメージがあったので、若干の違和感はあったのですが、途中からは声がストーリーを邪魔するようなこともなく、集中して聴けました。
松本役の中澤さんは、もの凄く嵌ってます。

一番気になっていたBGMですが、目立った使い回しなどはなくてホっとしました。
少し退廃的な情緒のある音楽が世界観にマッチいて、聴いてて心地良いです。
そしてタイトルでもある【玉響】ですが、ビー玉の音が何とも言えないせつなさを醸し出しています。
重要なアイテムがこうして音声化することによって、原作の透明感ある印象をより際立たせている感じがしました。思わず家にある金魚鉢のビー玉取り出して、玉響を再現(笑)
ホントにあんな音がす続きるんですね。

絡みは一度だけですが、結構尺を取っていて驚きました。
さらっと流してもらっても良かったんですが、やっぱりガッツリ聴かせてくれるのは嬉しいですね。およそ6分半に渡り、濃厚Hを堪能できます。
松岡さんの恥じらい喘ぎもいいですが、平川さんの攻喘ぎには思わずドキドキ……。
ここに、衣擦れの音とかがもっと入ってれば最高だったんですが、そこが残念です。でも無駄な音がない分、平川さんの業師っぷりを存分に楽しめる作りにもなっていて、捨てがたい衣擦れ音への未練との狭間で悶え転がってました。

そして音声化されて最も印象が変わったのが女性達。
原作だとそこまで深くは考えなかったんですが、聴いてて普通に立花も朝倉もダメ男すぎるな、と……。
女性陣があまりに不憫というか報われなさ過ぎて、後味の悪さは原作の非ではありませんでした。作者さん監修の下で追加台詞が入ってますが、この追加セリフが女性の扱いの酷さを際立たせてしまっていて、私の中では一番のモヤっとポイントになってしまいました。
BLで女性の扱いが目立って酷いのは、あまり得意ではないのです。
ただでさえ不憫な扱いだったのだから、この台詞入れるならもう何もしないで欲しかったほどです。ここの追加要素さえなければ萌2でした。

3

たまにこういう作品に当たるからやめられませんね

まず原作を読みました。
「泣ける」「あのラストが~」という感想を目にしていたため、
悲恋なのかな?と思って読み始め、
ラストは心中するかと思ったけど、そうではなく、
きれいで繊細で、とてもあたたかい話でした。

すごくよかった…。
CDも、すごくよかった…。

大正時代、男子高の寮がメイン舞台。
繊細で上品な雰囲気を大事に再現してある。

平川さんの穏やかさ、松岡さんのナイーブさ、
しかし二人とも芯が強くしっかりと想い合うのでカタルシスがある。

「女だったら無理矢理かっさらってやるのに」とまで言っておきながら、姿を消してしまって5年、
見つけだして、女性と同棲する家に連れて帰られ「なぜ僕じゃないんだ、僕のほうがずっとお前を知ってる、どれだけ僕がこの5年…」と馬乗りになって詰め寄り「好きだ…」と吐露するシーンの松岡さんの感情の高ぶりに胸を打たれる。

最後にしっかり一度+αある濡れ場は、
平川さんの自前SEと攻め喘ぎがさすがなのと、
松岡さんのたまらずに上がる声の生々しさが艶っぽい。
本当に上手です。

この作品の何に泣けるかというと、
続きこれは私がある程度の年齢で、もうこの人が全てだと思うパートナーがいるから余計に感情移入するのかもしれませんが、
パートナーと共に歩む日々がこんなにも幸せで尊いということ、
そこには感謝しかないので、
立花が原稿に書き残した「共に過ごしてくれてありがとう。またいつか」は平川さんのモノローグで絶対入ると思っていたけど、これがなかったことに驚いた。

静かな画面であまり音声化向きではない原作を工夫しながら、
楽しめるドラマCDになっていると思います。
とはいえ、原作を読んだほうが伝わる作風なので。合わせてどうぞ。
あの二人が写っている写真も是非見てほしい。

「いつかオレと麻倉の物語でも書こうかな。麻倉に捧げるよ。オレがどれだけお前を好きでいたか思い知ればいい」
=亡くなる直前まで執筆していた原稿
=お前が残してくれたこの小説
=「玉響?」「まだ読むなよ」
つまりこの「玉響」という漫画自体が作中で立花が書いていた私小説なのですね。

原作片手に聴き返して気付いたのですが、
「玉響?」「まだ読むなよ」はCDで足されている台詞。
こういう仕掛けがあると、原作とCDで補完しあい更に楽しめていいですね。

「玉響」の凄いところは、CD化にあたり説明台詞を足すのではなく、
二人の関係をより補完する物語となるような台詞を足してきている。
作者の本気と生真面目さを感じる。

近年のBLCDの風潮は、
人気漫画をそのままCD化したような感じで、
ドラマCDとして聴き応えがあるかは疑問だったり、
原作漫画を読んでいないと場面の想像が付かなかったりするものが多いですが、
「玉響」は元々矜持のある作品が、CD化にあたりもうひと捻りしてきたガッツを感じる。

細かいところなのですが、
雪の中で倒れた麻倉を立花の家に連れて帰るシーンで、
原作では横になっている麻倉が視界に映る立花の手にたまらず手を伸ばして重ねたところが、
CDだと「ほら、手もまだ冷たい」と立花から麻倉の手をとっている。

原作では麻倉から手を重ねたけど、その後、恋人繋ぎになっていて、
おそらくそれは立花がそうしたのだと思うんですね。

要は、いずれにせよお互い求めあって受け入れていて、
対等な想いだという描写に思えて、
その絆を感じられるいいシーンだなあ…と痛感した。

原作片手に何度も聴いています。
うーん…。たまにこういう作品に当たるからやめられませんね…。
ドンピシャで好みだ…。原作もCDも素晴らしいです…。

6

あの音を聴いて。玉響。

平川大輔さんの攻め、久しぶりに聴きましたがこの作品の世界観を壊す事無く素敵に演じられていました。
平川さんは自分で原作の本を買いに行かれるぐらい熱心で勉強家です。そんな人が外すはずないじゃないですかね!

あぁっ。松岡禎承くん・・・。なんて繊細なお声なんでしょう。麻倉くんそのものでもう言う事はございません。
あなたもこれからもっとBLドラマCDに貢献される事でしょう。期待の星でございます。

レビューがまたまたそれてしまいましたが原作が大好きな人にこそ聴いて欲しいです。

3

力の入った質の高いCD

のっけからすみませんが、
キャスト発表を聞いた時から、
攻めが平川さんはイメージが違いすぎるよ~と思っていまして、
繰り返し聴いてもまだ違和感が拭えていないのですが、
(年下彼氏や鬼畜眼鏡がチラついてしまって…すみません…)
でもそれがあってもコチラのCD、
すごく作りがよくて、聴かずにいたら勿体なかった!と思いました。

原作は既読です、
ほぼ忠実に再現されていますが、
演出的にちょこちょこ手が加えられているところもありました。
コミックが手元にないと、
何をやっているのか若干分からない部分もありますが、
大正時代の空気感がよく出ていて、シリアスな雰囲気に浸れます。
(学校や寮の賑やかさは若干控えめです)

ラムネのビンが割れる音、ビー玉が擦れる音、
それらがとても印象的に使われていて物語に引き込み、
淡々と流れるピアノ曲と相まって美しく切なく響いてきます。
加えて、
菊乃(立花の相手になる女性)の存在が本よりも大きく感じられて、
立花と麻倉の幸せを願いつつも女としてひどく胸が苦しくなりました。

特に印象的だったのは、
関東大震災後の続き再会のシーンです。
過ぎた5年の歳月を感じさせる成長した麻倉、
松岡さんの落ち着きが出て大人っぽくなった声が素敵でした。

麻倉の「なぜ…僕じゃないんだ」の言葉が胸に刺さりますが、
それ以上に、
原作にない、新たに加えられた菊乃のセリフが堪らなかったです。

…心がここにあらず、そんな気がしておりました、
それでもいつか、私の方に心が向いてくれたらと…
菊乃はそんな心の内を立花に切に語ります。
そして、「 わたしは…何が足りないのでしょう…… 」と。

すごくすごく心が痛かったです…

でもだからこそ、その直後の、
立花が麻倉を抱くシーンはすごく迫ってくるものがありました。

魂そのものが相手を求めて引き合って、
捨ててきた菊乃を思って「最低だ…」と互いに感じながら、
それでもたとえ何を犠牲にしても互いでなくてはならないような、
そんな強い結びつきを明確にする、長く濃厚な行為でした。
なんだかとても、深い…そう感じました。

最後は、
コミックに収録されているのと順番が逆で、
一緒に住み始めてからの日常の話「餞」の後に、
「結」として東郷の記念館の話で、流れがとてもよかったです。
最期の幻の原稿は麻倉が大切に持っていることを暗示して、
風鈴とビー玉の擦れる玉響の音が美しく響きます…

よりシリアスに切なく…そんな印象で、
繰り返し何度も聴くかは微妙ですが、とてもいいCDだったと思いました。
CDに抵抗がない原作「玉響」が好きな方は是非にと思います。

今回のCDは耳馴染みのない、
齋藤早乃さんという方が脚本を担当しておられました、
とてもよかったので、違う作品も書かれたらぜひ聴きたいです。

9

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