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表題作純愛ミッション・インポッシブル

大手建設会社の専務・風間達彦
大学生・雨宮光

あらすじ

モットーは質実倹約、でも外見はハデな美人の大学生・雨宮光は、突然見知らぬ男の車に押し込められ、濃厚なキスをされた。
スーツ姿の、凄みのあるその男は、光の体を探るように愛撫し「ふん、まあまあだな」と屈辱的な言葉を囁いて去る。
翌日、友人の「それはヤクザだ、お前を売る気だ」という台詞に怒る光の前に、再び男が現れた。
光がバイトしている大手建設会社の若き専務・風間達彦として!貧乏性の光は、ゴージャスな風間の存在自体が気に入らない。
だが彼に、色仕掛けの『仕事』を報酬百万で持ちかけられ―。

作品情報

作品名
純愛ミッション・インポッシブル
著者
夏木ひまわり 
イラスト
雪舟薫 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラノベルス
発売日
ISBN
9784883025718
3

(1)

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萌々

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(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数1

ハイテンションについていけたら面白い

表題作と後日談の2作品収録されています。光(受け)の目線がメインで話が進んでいきますが、それオンリーではありません。

「純愛ミッション・インポッシブル」
派手好きで浪費家な両親を反面教師にして、光(受け)は美人だけど質実剛健がモットーの大学生。ある日、いきなりキャデラックに押し込まれると、風間(攻め)にキスされてしまう。翌日現れた風間は、光がバイトをする会社で横領の証拠をつかむために色仕掛けをして欲しいと言い出して…。

「映画みたいな恋をして…」
45ページ。古い洋画に見立てて、二人は喧嘩をしたときは、エンパイアステートビルならぬ東京タワーで夜8時に待ち合わせすることにします。しかし、当日には二人ともにそれぞれ邪魔が入り…。

ポイントは、物語のテンションについていけるか、それに尽きます。光の「デーハー(※「派手」の意味)」とかいうテンションにちょっと引きましたが、慣れたら結構面白かったです。あと、2001年発行なので時代背景が古いです。携帯電話とかない時代の話です。それを考慮して読む必要があります。

ドタバタとまでは行きませんが、恋と事件と?!という感じの作品です。疑わしい3人のうち誰なのかという犯人探しもあります。

主役の二人以外にも、光の友人・嵐山、風間の秘書・霧島、風間のボディガードと個性的なキャラがそろっていて、面白いです。テンポよくすすんでいくので、どんどん読み進められます。

コミカルな内容なのですが、イラストは綺麗でどのキャラも男前です!光の肩を背後からつかむ風間の怒った顔、良かったです。

男前年上攻め・やんちゃ美人年下受けをお好きな方にお勧めします。スマホなんて陰も形もない時代の、ハイテンション・ストーリーをお楽しみください(笑)

2

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