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表題作シンデレラ プロット 2

東亮太,碧の高校の先輩だった脚本家・東原昂,24
榊原碧,モデルから転身し人気上昇中の若手俳優,22

その他の収録作品

  • atogaki

あらすじ

東原が脚本を書いたドラマは高視聴率を獲得する。嬉しいものの、碧は自分の演技力のなさに焦るばかり。
そんな折、ドラマでの成功を妬む嫌味な大物脚本家から、人気取りのため演技ベタなアイドル俳優を使っているとバカにされて東原は大憤慨‼︎
碧に付きっきりで演技指導をすると言い出す。社長命令で碧が東原の自宅に送り込まれると、そこに東原と個人的にかなり親しいと思われる主演の若田部がやってきてーーーー⁉︎

作品情報

作品名
シンデレラ プロット 2
著者
水名瀬雅良 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
シリーズ
シンデレラ プロット
発売日
ISBN
9784775523728
3.4

(9)

(1)

萌々

(3)

(4)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
4
得点
30
評価数
9
平均
3.4 / 5
神率
11.1%

レビュー投稿数4

今度は元カノ

東原脚本のドラマは高視聴率をとり、碧も人気が出始めた。
しかし演技はまだまだな碧を自宅で預かり個人的に演技指導をする東原。
一緒に生活するうちに碧の中に昔の気持ちが蘇ってきて・・・
撮影終了後、東原からの告白。
そしてついに二人は結ばれ・・・がっ、しかし!
次の主演ドラマの相手役の女優が東原の元カノだとわかり
その元カノが東原のマンションに入っていくのを目撃してしまい
ショックを受ける碧だが
東原の兄若田部からも告白めいたことを言われ困惑してしまう。
次回ついに完結ですが、いったい東原とはどうなってしまうのか・・・

碧くんが未熟ながらに努力して俳優の仕事を懸命に努力する。
東原は口は悪くて態度も悪いが、碧のことは誰よりも理解し
大切に思っているのが、伝わってくる。
厳しくてキツイことしか言わないのに、なぜか愛を感じるんですよね。
碧のほうも文句言いながらも、やっぱり東原を信じて努力を重ねます。
自分のためだけではなく、東原と良い作品を作りたいと言う
大きな目標に向かって努力する碧はカッコいいです。
せっかく二人が結ばれて晴れて恋人と呼べる存在になったところに
元カノが登場し、よりによってマンションに入って行くところを
目撃してしまうなんて・・・
さあ、彼女は何しに来たのでしょう??
何やら嵐の予感が・・「雨降って地かたまる」となるといいのですが・・
答えは第3弾で・・・ですね。

3

とうとう両想い⁈って、まだまだ波乱の予感…

Story6の扉絵では、東原が碧にガラスの靴を手ずから履かせています♡東原のプロット(脚本)で、碧が成長して人気俳優の仲間入りをするというシンデレラ・ストーリーなんですね。
ええ、解っていますとも。若田部さん、当て馬なんですよね?素敵なのに〜♡若田部さんにも素敵なダーリンを見つけて欲しい‼︎

若田部さん主演、碧くん共演の気になるドラマ。好評のうちにクランクアップ。お祝いだと誘われて、その夜碧くんはとうとう東原に抱かれます‼︎
「言っておくが…俺は自分の脚本ではこんなくさい場面は絶対に書かないぞ。」赤くなりながら、ホテルのルームキーを出す東原が可愛いです。
ロマンチックな夜を過ごした2人。
碧くんは人気がブレークして、次のドラマの主演も決まり、東原は映画の脚本を手掛けているので2人は会う時間が無くなってしまいます。
そんな中、人気女優の河合理沙子が東原の元カノだと聞かされた碧くんは…
まだまだ波乱の予感です♡

0

進展+波乱

3巻ものの2巻目。
演技指導ということで東原と同居することになった碧ですが、真面目に取り組む碧は実際に演技がうまくなってきました。
東原が高校時代に家庭に問題があって自分の告白を受けなかったことを知り、また昔の恋心が戻ってきて…
碧の最終収録後、東原との2人だけの打ち上げで東原が言葉の戯れを仕掛けてくるんだけど、こういう読んでて赤面する駆け引きの感じ、好きですね!
余裕綽々の東原だけど、一緒に泊まろうと誘う時はぎこちないんです。
美しいHシーンがあり東原x碧は結ばれますが、人気の出てきた碧は連ドラの主役が決まり、東原とはなかなか会えず、若田部とは会う機会が増え、そして最大のモヤモヤ登場……
連ドラの相手役・河合理沙子が実は東原の元カノで、しかも東原の部屋に出入りしてる⁇⁇
碧の心に疑問が!という波乱で、3巻へ。
初恋を実らせた健気受け・碧ですが、さてどうなるどうなる?

0

主人公の性格が…

水名瀬さんの作品は表紙の美しさでテンションが上がる分、期待のハードルが上がり過ぎてしまうのかもしれない、ということに気付いてしまった2巻。

このところ集中して水名瀬さんの作品を読んでいるのですが、絵はすごく好きなんです。
でも登場人物の人物描写に物足りなさを感じることが多くて、そこでストーリーに浸れなくなってしまうというループを繰り返していて「なぜだ!」と思っていたところ、この2巻で理由が分かったかもしれません。

受けが素直過ぎるんです。

基本的に攻めに対してキツイ態度を取っていても、読者的には「まだそのタイミングじゃない!」という辺りでサクッと本心を伝えてしまう。
攻めを焦らすというテクニックを行使しない。
かと言ってそういうテクニックを知らないほど純朴なタイプではない子ばかりだから、「なぜ?」という疑問が生じるのだな、と。

「惚れた弱味」とか「好きになった方が負け」というように、恋愛は戦です。
その戦場に全裸で両手を広げて走り込んでいく。
それが水名瀬さんの描く受けに共通している性格かなと思います。
元気に負けに行っちゃう。トランプなら、最初に持ち札全部見せちゃう。
そこに萌えは…、ないんだよなあ、わたしの場合ですが。
素直になるべきところはなるべきだし、意地を張ってチャンス逃すくらいなら気持ちは正直に伝えるべきだけど、もう少し攻めが焦ったり、がっついたりするところがね…、見たいんですよ…。
毎回攻めが据え膳をいただいているよう見えてしまう。そこが「萌2」に届かない最大の要因ではないかと。偉そうにすみません。

長々と語りましたが、1巻でも早々に顔を赤らめまくっていた碧が、2巻では2回ほど東原の顔面に斜線を入れることに成功しています。
攻めの顔面に斜線。これ、萌えます。クールな攻めの顔面に斜線が入れば入るほど、攻めの気持ちが見えてきて嬉しくなるものです。
2巻はCP成立巻なのに、たったの2回…。足りない…。

そんなこんなでCP成立したと思ったら、攻めが煮え切らない態度+元カノ登場という終わり方をした2巻をそっと閉じて、最終巻へ向かいましょう。
波乱はあるのに、絆が深まらない…。

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