凶愛に捕らわれ、喰い尽くされる

捕蝕

hoshoku

捕蝕
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×23
  • 萌3
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
4
得点
38
評価数
13件
平均
3.2 / 5
神率
23.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA(アスキー・メディアワークス)
シリーズ
B-PRINCE文庫(小説・アスキー・メディアワークス)
発売日
価格
¥640(税抜)  ¥691(税込)
ISBN
9784048691970

あらすじ

有能で、上層部の信が厚く部下からも慕われる完璧な男・理人。しかし、彼はその顔の裏側に凶悪な妄執を隠し持っていた。標的となったのは、日々を漫然と過ごしていた理人の先輩・圭だった。
圭は理人によって会社公認の状態で監禁され、その愛欲と独占欲で身も心も蝕まれる。けれど次第に理人を受け入れ、そればかりか理人を支配し、操るようになっていき……?
凶愛に捕らわれ喰い尽くされる、極限の愛。

表題作捕蝕

不知火理人,同じ会社の有能な後輩
水上圭,商品企画担当のリーマン

その他の収録作品

  • あとがき
  • 心酔

評価・レビューする

レビュー投稿数4

ギリギリの異常愛

ありふれた恋愛ものでなく、監禁、ペット、などのアブノーマルに分類される作品でした。
始まって30ページくらいで主人公の圭はいきなり同じ社の理人に凌辱されそのあと軟禁。会社も自宅作業というていにされ、周りとの交流も断たれ…。あれよあれよといきなり続く展開に最初は何故?どうして?って感じになります。

愛はありますが、異質な作品なので好みが別れそうな気もします。
襲ってきた理人の方が、圭のご主人様になりたいと言うのでなく、その逆で、圭に支配されたい、ご主人様になってほしいといって首輪までつけます。
それが面白いと思うものの、実際は圭を無理に抱くし主導権をもってるのは理人なので、理人が犬だという雰囲気がちょっとわかり辛いと思いました。

あらずじにある「圭が理人を支配し、操る」という描写ってそんなにないような…圭が理人に翻弄されている印象でした。
途中でいきなり介入してくる隣人大地も、かなり唐突だったかも。

こういう狂気愛みたいな作品は好みです。ですが、異常というにはちょっと足りてない…。
他の人に抱かれようとした圭は理人に、「本当の忠犬なら黙って待てるはず」というよ続きうな事を言いますが、結局理人は止めに入ります。
ほんとに犬になりたいなら主人に何をされても待てるはずだ、という場面だったので、本当の犬だとかご主人様とか支配とか…そういうのはそこまででもないのかなぁとも思いました。
異常愛を描くのならもっと徹底的に貫いて欲しかった!と思いました。
結局普通の純愛と狂った愛とがどっちつかずになってる気がしてちょっと物足りないというか、勿体なかったです。

エロ度はわりと高めです。
絵柄も綺麗で可愛くて合ってたなぁと思います。

0

うーん

レビューを見て購入を決意。
設定やシチュエーションは好きだったので、最初の方は良かったんですが
話が進むにつれ、受けの心情の変化や濡れ場の進み方に違和感があり、最後までそれが拭えませんでした。


1

これはいい執着

久しぶりのヒットでした。攻めは犬として支配されることを望むがドS、ドMにみせつつも犬の要求に応えていく受け、主従とSMが錯綜した不思議な設定。

攻めの不知火は受けの水上に異常な執着を見せるが、なぜか水上(と読者)は嫌だと思わない。ゾッとするような恐ろしさは感じず、ひたすら深い愛情がにじみでている。それが文章から自然に感じられるところが巧いです。

そしてお仕事描写もしっかりあって、執着の手段と関係していて、さらに、不知火の過去とも絡むというよく練られた設定。いや、感心しました。この作者さんの作品をもっと読んでみたいと思いました。

3

捕食―披蝕関係のリバーシブル

攻め→受けの監禁モノでありながら
攻めは受けに「犬」として飼われ
支配されることを望んでいる。
攻めにより受けの本性が暴かれていく様が
スリリングに描かれた作品です。


気弱なゲイのリーマン・圭(受け)は
同じ会社の有能な後輩・理人(攻め)に
社内で強姦され、その映像をネタに
脅迫・監禁される。

周到に圭を追い込んでいく理人。
プロジェクトマネージャーとして理人をパートナーに指名し、彼に在宅勤務を命じることで、社内公認の形で彼を監禁します。


自らの首に首輪をつけ、
「あなたに支配されたい」
「あなたの犬になりたい」
と圭を求める理人は、MでもありSでもある、倒錯した性癖の人物です。

動物の死体を捕食するモルフォチョウの美しさに魅入られるも、チョウにピンを刺せば死んでしまうことに物足りなさを覚える。

圭との「犬の散歩」をを望みつつも、
彼につけたローターを人前で作動させたり
「追いかけっこ」と称して彼を逃がしてみたり
やっていることは鬼畜。
しかし、圭に首を絞められ興奮する姿からは
非常に強い被虐心も垣間見えます。

続き

そんな彼の狂気に付き合わされるうち
圭の内に秘めた嗜虐心が露になっていく。
その嗜虐心は、圭が隣人に襲われたところに
駆けつけた理人のひどく取り乱した顔を見たとき
ついに開花します。

隣人とは合意の上の行為だったと嘘をつき
彼を傷つけることに快感を覚える。
彼のお仕置きを受け入れる圭もまた、
SとMの性癖を併せ持つ人物だと思います。


圭の覚醒が思ったほど劇的でなかったのが残念
(首輪や↑の嘘以外は
 理人にガンガン攻められてばかり)ですが
展開に非常に勢いがあり、
ダークな雰囲気ながらラストには甘さもある
バランスの良い作品でした。
萌×2寄りです。

4

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