桜ノ国~キルシュブリューテ~

sakura no kuni kirschbluete

桜ノ国~キルシュブリューテ~
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神8
  • 萌×210
  • 萌6
  • 中立0
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
5
得点
98
評価数
26件
平均
3.8 / 5
神率
30.8%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
白泉社
シリーズ
花丸文庫black(小説・白泉社)
発売日
価格
¥676(税抜)  ¥730(税込)
ISBN
9784592851288

あらすじ

子供のころに、書生に弄ばれた過去が影を落とし、文弥はひどい男性恐怖症のうえに吃音だ。芸者の母譲りの、その容姿のせいで、学院の教師にも目をつけられ、みじめで孤独だった。
新学期­ー文弥は、威圧的なハーフの上級生エルンスト・惣一郎と、寮で同室にさせられる。
美貌だが、昏い灰色の瞳をした伯爵令息。先輩はあの書生とは違うと言い聞かせながらも、おどおどする文弥を見て、何を思ったのか、惣一郎が自分の家来にすると言いだして……。

表題作桜ノ国~キルシュブリューテ~

赤松エルンスト惣一郎、ハーフの伯爵令息、三年生
小堀文弥、芸者を母に持つ医者の養子、二年生

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レビュー投稿数5

大正時代の青春

読了から暫く経っても、ふと思い出してしまう、独特の雰囲気のお話です。大正時代が舞台になっていること自体が珍しいと思いますが、二人の持つ奥ゆかしさと激しさが何とも切なく、大変萌えました。たまに出てくる直截な表現にもドキドキしました。宝井理人さんのイラストにも儚さや若い情熱が感じられて良かったです。

文弥の生い立ちに加えて時代が時代なので決してポップな印象のお話ではないのですが、とてもロマンティックな作品です。続編があれば是非読んでみたいです。

0

この雰囲気を楽しみたい

戦前の古き良き時代の雰囲気ただよう作品でした。
前半、惣一郎がわざと文弥を家来扱いするのを文弥がちゃんとその意図を汲み取ってるのがよかった。
そういう文弥の健気さが可愛いし、えるんすとさん呼びもいい。
ただ、地震の辺りからちょっと読むのが面倒になってきたような……。
個人的には、せっかくの寮設定なので、ふたりの学校生活をもう少し読みたかったなという感じはします。
文弥の実母は気持ちのいいキャラでした。
最後、時が流れずちゃんとハッピーエンドになったのがよかったです。

0

読解力と忍耐力

自分は挿絵を宝井先生が担当されていると聞いてこの本を手に取りました。文弥の繊細な感じがイメージとぴったりでした。
内容としては、話の流れを追いやすく、また、最後まで展開にワクワクしながら読めたので良かったです。(最初は控えめだった文弥がだんだんと大胆になっていく様子から目が離せませんでした。)
ただ、これは自分の読解力不足なのかもしれませんが、二人の行動に疑問を持ってしまう場面がありました。なので少しですが…イラッと…^^; あと、文弥の吃音も小説だと少し読みにくかったです。
なので、時代背景が好き、または文弥の吃音に負けず読み続けられる、という方には是非お勧めしたい作品です。

1

じんわり

大正ロマンを感じさせる静かで素敵な作品でした。
古めかしい時代設定や言葉遣いがなんだか背徳的でもあり、でも一途で良かったです。
ゆっくりゆっくり進んで行く時の流れが穏やかで、惹かれあっていく2人の姿が自然でした。
激情はないものの、たまにはこんな穏やかな作品も良いのかもと思いました。
桜の季節が待ち遠しく感じます。
ラストいきなり実母が現れて海に放り投げられた時には、えぇっ?!っとなりましたが。。
まぁ終わり良ければすべて良しですね。
イラストがとても美しかったです。

0

大正ロマンを背景にした10代同志の恋物語

旧制高校を舞台に繰り広げられる爽やかな恋物語。

ハーフである惣一郎と実母が芸者の文弥。
寮の同室となった当初から意識して主従関係を作るようになった二人。
一見文弥を振り回している身勝手な先輩に見える惣一郎を周りが咎めても、文弥の受け止め方が素直で卑屈さがないし、これが二人の心地よい関係なんだという雰囲気を醸し出している。

そうした関係の中で、伯爵家、医者の家系と裕福な家庭で育ちながらも、それぞれの家族に歓迎されざる二人が互いの身の内を理解しあった上で、信頼関係から恋愛に発展する様子を甘酸っぱい気持ちで追う事ができた。

また、育った境遇とトラウマ持ちって設定から受けの文弥は暗い子かと思っていたら、吃りながらも自分の意志をはっきり伝える子でキャラが立っている所に好感が持てた。
惣一郎に寄せる絶対的な信頼感のほうが勝るようでトラウマも克服して、エッチになると結構大胆になる一面が可愛い。

憎まれ役の先生もいるが、基本、二人を取り巻く友人達もいい子ばかりで、作中にもシャン、メッチェンとかの言葉も出てきて大正ロマンに浸って読める。
特に文弥の母親の琴音がこの時代にし続きては奔放な女性である一方で息子想いだったのが意外で、傍から見れば身勝手でも、将来を不安がらず今を大切にしろ的な彼女の考え方が何だか清々しかった。

決心に迷う文弥の背中を土壇場で惣一郎の待つ大海原へと前に押し出したのは、母親としての究極の愛だと思う。
(…ま、なかなか大胆だったけどね(^_^;))

3

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