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表題作童貞膜少年

綿矢遼牙,庭師
神宮司透,17歳,童貞膜少年

同時収録作品童貞膜少年

神宮寺優 ,透の兄
神宮司,17歳,童貞膜少年

同時収録作品先生とぼくのAV性感オナニー講座

浅木,保険医
漆山志之,高校1年生

同時収録作品姦禁ゲーム

伊勢谷蓮,学生
家入結季,警察官

同時収録作品真尋くんがSEXできない理由

真尋,大学生
泉,大学生

同時収録作品蝶は奴隷のように犯された!!

灰住由岐,高校生
名瀬宏弥,教師

その他の収録作品

  • 姦禁ゲーム その後
  • あとがき

あらすじ

名家・神宮寺家には稀に『童貞膜』を有する特異体質の男児が誕生する。その体質の子供は生殖能力が低く、跡継ぎとしてではなく、有力者への貢ぎ物として育てられる。政治力・経済力を持つ変態たちに童貞膜体質者を提供するコトで、神宮司家は現在の地位を確立していったのだ??。童貞膜を持つ次男・透は幼い頃より屋敷に幽閉され、外部との接触を遮断されて育っていた。学校にも通わず、ただ性玩具としての価値を高めるために…。そんな透の存在に気がついた庭師見習いの遼牙。好奇心旺盛な彼は、透の部屋にベランダから進入し強引に友達となる。打ち解けた透は、自らの体質・科せられた使命を遼牙に告白。そして「知らない男に犯されるくらいなら遼牙に童貞膜を破ってほしい」と、その胸の内を打ち明ける…。

作品情報

作品名
童貞膜少年
著者
三雲譲 
媒体
漫画(コミック)
出版社
マガジン・マガジン
レーベル
ジュネットコミックス ピアスシリーズ
シリーズ
童貞膜少年
発売日
ISBN
9784896442403
3

(44)

(5)

萌々

(11)

(14)

中立

(8)

趣味じゃない

(6)

レビュー数
7
得点
119
評価数
44
平均
3 / 5
神率
11.4%

レビュー投稿数7

どの短編も良い

三雲譲さんの考えるネタはいつも凄いなって思います。その妄想力計り知れず・・。童貞膜の仕組みもそうそう思いつきませんよね、普通。
絵も好きです。古い物は絵が違いすぎて単行本化の際書き直した、というコメントもありましたが、他の作品と1年程しか違わないのにどれ程絵柄に変化があったのか気になる。昔の絵も見てみたかった。このかわいい絵で恐怖体験などを描かれるのでそのギャップも良いのかな。写実的な絵柄だとかなり厳しいものになる可能性もありますもんね。
是非電子化して欲しいです。スピンオフの童貞膜中年を電子で読んだ読者さん達はきっと童貞膜少年を読みたくなる筈と思いますね。

1

キャラの表情にキュンキュン来ました

全部で5つのお話が収録されていますが、どれも面白かったです。

【童貞膜少年】
生まれつき童貞膜を持った透(受け)が主人公という、インパクト大のトンデモ設定です。
その体質ゆえ、18歳の誕生日には富豪に売られることが決まっている透。
毎晩のように実兄に性調教を受け、監禁同然の日々を過ごします。

この実兄が黒髪眼鏡で好みど真ん中!だったことと、弟にかなり執着しているように見えたので、兄側の心情も知りたかったなぁと思います。

そんな透の前に現れたのが庭師の遼牙(攻め)。
登場シーンの晴れやかな笑顔がとても印象的です!

この作家さんは、笑顔の場面で大きなコマを惜しげもなく使うのですが、そのコマのどれもが魅力的で、すごく引き込まれました。

透はドジッ子キャラで、ビックリするとベッドから転げ落ちてしまったり、世間知らずゆえ、とんでもない発言や提案をするのが可愛かった~。

そして、キャラの表情がイキイキしているせいかあまり悲壮感がなく、爽やかに(ピアスなのに!)読み進められることも驚きでした(*´ω`)

そんな二人が手に手を取り合って、逃避行の計画を立てるのです。
ボンボンの透も迷いは一切なく、計画を遂行し、屋敷から抜け出すシーンでは、それまでずっとポヤンとしていたお顔がキリリ!っとしていて、心から応援したくなっちゃいました。

とりあえず宿に身を隠した二人ですが、「次の日あっさり見つかってしまった」というモノローグには噴きそうになりました(;^ω^)
お兄ちゃんも「お前らー!」と筋を立てて怒っていてコミカルだし、全員が憎めなくて何だか大好きになってしまいましたね☆

ラストシーンでは、家を出る透を屋敷の窓から見送る実兄が、心なしか寂しそうに見えて胸が痛みました。
それでも、読後感のいいハッピーエンドだったと思います。

気に入ったのでもう一話レビューします。

【姦禁ゲーム】
逆恨みをした不良グループが、警察官を監禁するお話。
イケメン警察官の家入(受け)は拘束され、グループの連中にありとあらゆる責め苦を受けるのですが、決して陥落することなく「自分達の未来を潰すのはやめろ」と説得し続けます。
そんな姿勢に心を奪われてしまったグループの一人、連(攻め)。
こっそり食事を運んだり、拘束を解いてシャワーを使わせたり、会話をしたりするうちに、二人は深く心を通わせていくのです。

ある日、全てをリーダーが知るところとなり、二人は裸に剥かれクスリを打たれた状態でお互いの手首を鎖で繋がれて、グループメンバー環視の中、行為を強制されることになります。

そこに警察が踏み込んで、一斉取り締まりとなるのですが、その時に、鎖で繋がれたままの二人が、ギュっと手を握り締め合っているのにキュンとしました。

ラストシーンは意外なものでしたが、安易に近い未来でハッピーエンドを描くのではなく、遠い未来でもう一度…という終わり方はなかなか良いと思いました。
続きが読みたくなるような素敵なお話でした。

どのお話もキャラが魅力的で、言動も筋が通っているように見えました。
大きなコマのアップが多いせいか、ドラマチックでテンポが良いと思います。
またエロ度も高く、見たことがないような機械??も出て来て、そういう意味でもすごく楽しめるのではないかなと思います。

10

可愛い絵に反して、黒い作品揃い

ピアスってエロけりゃほんと何でもアリなんだなって、改めて実感した一冊。
可愛い絵柄と「童貞膜」なんていうワードのインパクトだけで手に取って、中身の黒さにギョッとしました。
私は黒いのとかイタイのとか好きなんで面白く読みましたけど、読む人選びそう。
バッドエンドは無いですけどね。
攻め以外との絡みが結構多いです。

一番黒かったのはこれ。
ちるちるのインタビューで【サイコパス攻め】と紹介されていた作品。

『蝶は奴隷のように犯された!!』
生徒×先生
「相手の社会性を排除しようとする歪んだ愛を描いてみたい」だそうで……かなーり歪んでます。
ヤンデレと何が違うのかと言うと、愛情が行き過ぎて異常をきたしてるんじゃなくて、生まれつき【異常】なんです。
蝶の羽根が傷付いてて可哀想だったから、って羽根を全部もぎっちゃうサイコパスっぷりです。(彼にとってはそれが可愛がってる蝶に対する愛情)
先生に対しても、犯すわハメ撮りを学校にバラ撒くわとめちゃくちゃなんですが、本人は救ってあげてるつもりという…
絵が可愛いんですよね、屈託のない笑顔で仔犬のように好き好き言ってるのが可愛く思えてグラッとくるというか…先生と一緒に私も堕ちかけました。
因みにこれがこの作家さんの初ジュネット掲載作品らしいです。
ピアスってほんと門戸広いな。
エロは、尿道とお尻の両方から前立腺を弄ってるのがエロかった。

もうひとつ、黒いけど良かった作品。

『姦禁ゲーム』
学生×警察官
攻めの悪友に逆恨みで拉致られて陵辱を繰り返されながらも絶対屈服しない警察官と、ゲームには混ざらないものの止める訳でもなく傍観しているだけの冷めた学生の純愛モノ。
ストーリー的には非常に痛いんですが、冷めてた蓮が警察官の正義にあてられて変わっていく感じが王道展開ながらもキュンとします。
好き合ってる姿もキュンキュンするし、出来すぎた結末もまた良し。
一番萌えました。
道具の多彩さに作家さんのマニアックな変態っぷりが伺えます。

『童貞膜少年』(全3話)
体育会系男子×籠の鳥系美少年
内容は先のお二人のレビュアー様がすでに書かれてらっしゃいますので割愛しますが、特筆すべきは、童貞膜が破れた後の描写でしょうか。
完全に水芸でしたね(笑)
みずみずしいどころの汁量じゃなくて笑ってしまった。
色々突っ込みどころも多いファンタジー設定ですが、王道のお姫様救出ストーリーなのでキラッキラで爽やかなハピエンです。
透(受)に明らかに異常な執着心を見せていた兄の心の内が気になるなー。

『先生とぼくのAV性感オナニー講座』
保険医×先生
エッチなことに嫌悪感があるピュアな生徒に保健室の先生がエッチなことを教えてあげる話。
白ブリーフにおもらし(射精)っていうフェチ描写に作家さんのマニアックな変態っぷ…(以下略

『真尋くんがSEXできない理由』
大学生×大学生
真尋くんは攻めです。
キスして、一緒の布団で寝るようになって、そろそろ攻めようか…ってところで何故か一方的にフラれてしまう、両想いのすれ違いモノ。
理由が予想の斜め上でした。
作家さんの中でネトラレブームが来ていたらしく、途中の展開がちょっと意味不明なんですが、ハピエンです。

ストーリー展開が中々にダイナミックなのと、エロ描写がやけに多彩で分量の割に飽きずに読めるのが良かったです。
この作家さん相当エロそう(褒めてる)

読み終わってから作家名検索して知りましたが、「狂愛」の作者さんなんですね。
Rentaで目にしつつも手を出せないままでいたんですが、読んでみようと思います。

8

思った以上にしっかりしたお話

予想外に面白い…と言ったら失礼かもしれませんが、このタイトルと表紙から、何も考えずえろえろなお話が読みたいと手に取った本だったので、お話がしっかりしていることにちょっと驚きました。

もちろんピアスレーベルなのでえろえろなのですが、私はお話>えろのように感じました。それがどれもわりとハズレなく面白くて、嬉しい(?)誤算だったというか。
ただ、全体的に暗いというか、ダークなお話が多いので、読む人を選びそうです。強姦・輪姦・監禁・精神的に病んでいる、等々。

表題作の「 童貞膜少年」
生まれつき童貞膜というものを持つ少年・透のお話で、童貞膜って??て思うのですが、後ろから犯されてそれを破られないと射精できないのだそう。
ちょっと説明がわかりづらいというか、その設定そのものが萌えにつながるものではなかったのが残念な気もします。

この「童貞膜」を持っている人間は欠陥人間として売られてしまう…という設定なのですが、この体質ってそんな買う側にとって希少なものなのかが少し疑問でした。
相手役の遼牙は透と友達になり、透が売られる前に救い出そうとしてくれます。なんだか半分友情物語のようですが、遼牙が本当にかっこいいんです。BLの攻めって感じでなく、普通の、等身大の男性という感じでした。

シリアスになりきれないところもありましたが、逃避行ものとして楽しめました。最後のハッピーエンドまでの流れもよかったと思います。

一番インパクトがあったのが「姦禁ゲーム」
警官の家入は、不良たちに逆恨みされ監禁され輪姦される…というお話です。
人間扱いされていないような強姦っぷりはかなり痛々しい。ですが、カップリングがとてもよかった。不良の1人である蓮は家入に同情し、彼を救い出そうとします。
攻めと受けが無理やり行為を強要されるというシーンは正直言うとかなり苦手…でもラストがとても好きだと思えました。
これはもし続きがあって、ちゃんとカップルになるのなら読んでみたいと思える作品でした。

そのほか、やはり黒い作品が多めですが、愛はきちんと描かれているものが多いです。描写はやはりえろえろですので、黒いお話でも大丈夫で、えろもストーリーも楽しみたい方には、このレーベルの中ではおすすめできる1冊だと思います。

5

ラブもぎっしり

童貞膜をもった少年の数奇な・・・・なお話し。
おっさんに凌辱されるのを待つべく実の家族に軟禁されたあげく
実の兄に調教されてるとか。
正直せっかくそういう凌辱的設定があるにもかかわらず
描写が少なすぎたのが残念。
ピュアでラブなかわいいお話しなのだけれども
実はそっちがガッツリ見たかったというのが正直な感想(ぉぃ

本編はといいますと、そんな受が出会った好青年。
事情をしらない攻のことをどんどん好きになる受は~というところ
さながらロミジュリですね。
ピアス作品にしては起承転結しっかりしてて面白いとおもいます。
ただせっかくの凌辱イベントがなーと思うのはきっと私だけ。

個人的に好きだったのは
「姦禁ゲーム」
お待ちかねの凌辱系( *´艸`)
のこのこ一人でやってきたお巡りさんをよってたかって
凌辱しまくるというお話です。
すぐさま精神ヘベレケにならないところが好き。
ただ友人たちがお巡りさんを凌辱するところを傍観していた攻。
ただ傍観していたところから、少しつ気持を変化させる描写が好き。
意外と純愛で、ひどいままで終わらないのもアリだなと思いました。

エロ描写がちょっとやりすぎかなと思う部分はありますが
思ってたより好きな話が多かったです

4

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