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表題作壊して、恋して

神崎信司,離婚専門の弁護士,陶芸教室の生徒
椎名実,陶芸家,陶芸教室の先生

その他の収録作品

  • がんばれ小野塚くん!(描き下ろし)
  • カバー下:漫画「なんかすごいよ!椎名くん」①、②・あとがき(描き下ろし)

あらすじ

「だ、抱いて下さい…! 」

陶芸教室をひらく椎名は、
教室に通う敏腕弁護士の神崎と最近仲良し。
かっこよくて頼れる友人のような存在だった。

──神崎にお尻を触られ関係を迫られるまでは。

無自覚な色気が彼を惑わせたらしいが、
椎名にそんなつもりは全くない!
丁重にお断りしたハズなのに、
ある出来事がきっかけで、
「エッチして下さい」と懇願することに…!?

離婚弁護士×無自覚陶芸家のセクシャルラブストーリー♥
描き下ろし後日談つき♥

作品情報

作品名
壊して、恋して
著者
ヤマヲミ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
芳文社
レーベル
花音コミックス
シリーズ
壊して、恋して
発売日
ISBN
9784832289307
3.9

(80)

(25)

萌々

(30)

(21)

中立

(1)

趣味じゃない

(3)

レビュー数
14
得点
309
評価数
80
平均
3.9 / 5
神率
31.3%

レビュー投稿数14

意外!と思いつつ惹き込まれました

ゲイの離婚弁護士 × ノンケの陶芸家のお話です。
(陶芸家??と思ったけど、その設定がとても活きてます)

受けが陶芸教室を開いてるビルの上の階に、
攻めの法律事務所が入ることになって、ふたりは知り合い、
受けの陶芸教室に攻めが通うことにもなって、次第に仲良しに。

笑顔が柔らかな、ゆるふわ系でありながら、
エロ誘いに聞こえる発言を無自覚にする受けにキュンときて、
(ロクロを回しながら笑顔で「濡らさないと~」とかw)
攻めは受けに大胆アプローチ☆

すると、受けはビックリして「お、俺、奥さんいるんで!」と。
(攻めも読者も、そっちのがビックリ! 意外!!)

でも、受けは長いことすれ違い夫婦のようで、
しかもその後、受けは奥さんの浮気現場に遭遇しちゃう。
それでパニックになってしまった受けは、
攻めに助けを求めて「エッチして…壊して…」と頼むけれど……

おっとーー!
まさかのドロドロ展開なのか!?と思ったら、
そんなことはありませんでしたw

攻めは意外と紳士で、ちょっと身体を触ったりはしたけど、
「既婚者とはヤんねぇし」と受けが好きだけど抱くことはせず。
そして、
受けの気持ちを尊重しつつ、弁護士として助けになってくれます。
(いい奴!! しかも在宅バージョン眼鏡ナシ姿がカッコイイ☆)

でも、受けがちゃんと離婚した後は、口説いて迫ってきて…
そしてエッチする仲になってしまうと、
普段はキリッとした弁護士なのに、攻めはすっかり甘えっ子に~
受けはそんな状況が嬉しくもあり、
攻めの真意をハッキリ聞いていないので不安にもなり…
だけど、本当に不安だったのは攻めの方で……


よくこれ1冊で収まったな~と思うくらい、内容量は多め。
離婚弁護士と陶芸家という設定が、
キャラの個性と背景をよく表していて、すごくいい感じでした。
それでいて、ヤマヲミさんらしいコミカルさ&エロさもシッカリ!

顔射された後にそのまま受けがフェラをするシーンなんか、
とても色っぽくて、だけど温かみもあって、すごく素敵でした。
今回の受け、
セフレちゃんのトモを受けらしくした感じですが、
ふんわり笑顔が赤く染まってトロンとして、かなりエロいです。
エロシーン自体も多めです、4回はあったかな?

そして、こちらの本、
揺れる心や、男同士ゆえの不安もちゃんと描かれていて、
それから、ふと見せる気持ちが表れた表情がすご~くよくて、
今回もがっつり心を掴まれてしまいました。
オタク君やインテリくんもよかったけど、
それよりも感情移入して一緒に切なくなった分、
ふたりの幸せそ~な笑顔に癒されて、とても好きな1冊になりました。

11

ほんわかじんわりエロエロ

離婚専門弁護士(攻め)と陶芸家(受け)です。

椎名(ノンケ)がやっている陶芸教室の上の階に事務所を開いた弁護士の神崎(ゲイ)。
既婚者だった椎名は奥さんの浮気現場に遭遇したことから離婚。
神崎は椎名の陶芸教室に通う生徒であり、離婚後恋人となる。

普段真面目な凄腕弁護士の神崎。
どんな夫婦でも依頼人の希望通り離婚させてしまう。
そんな神崎が椎名に出会って少しづつ変わっていき
夫婦というものについてや、同性同士の恋愛について語るところは
胸が熱くなるような、心打たれる内容でした。
「男と女だってこんなにうまくいかないんだ、期待させないでくれ」
弁護士の椎名だからこその本音ですね。
もともとはノンケで、男同士というものに無知だった椎名が
徐々に神崎に開発され、溺れて行き
終いには神崎なしではいられないほど
毎日のようにお互いに体を求め合います。
まさに、「貪り合う」という感じ・・・
昼間弁護士であるときの神崎はビシッと決めてカッコいいんだけど
夜ベッドの上で髪を振り乱して腰を振る神崎はなんとも言えないエロさ。
そして、ふんわり天然椎名先生も陶芸家先生の時とは打って変わり
ベッドの中では超エロエロで恥ずかしげもなく甘ったるい声を出します。
この2人やるとなったら、陶芸教室の教室の机だったり
椎名の職場のソファーだったり、どこでもやり放題。
良い歳して、なかなか我慢のできない二人です。

エッチし放題のお話ですが、もともとノンケの椎名の人間性や
弁護士という固い仕事をしながらも、自分の性癖や思いに悩む神崎の
それぞれの人生や痛みにもスポットが当たっています。
それぞれに持つ悩みは違っていたけど、お互いの傷を癒しながら
最終的には体も癒してしまいます。
この2人かなり体の相性いいみたいですね。
椎名なんて最初はあんなに嫌がって痛い痛い連呼していたのに
慣れってすごいですね・・・もうやらずにはいられないなんて・・

そして、最後の「がんばれ小野塚くん!」
小野塚くんは神崎のところで働く青年。
先に小野塚くんがいた部屋に2人が入ってきてHを始めちゃうという内容。
とっさに隠れた小野塚くんだけど、生々しい二人の情事を目の当たりにして
そりゃあ健康な男子たまったもんじゃないですよね。(笑)
えらいところに遭遇してしまった小野塚くんですが
なぜかやりたい放題の2人の幸せを祈ってしまうんですね。
なんて器のでかい男だ!と思わず叫びたくなりました。
でも、それもこれもやっぱり神崎さんの人柄なんでしょうね。
二人には見つからずに隠れていたと思っていた小野塚くんですが
神崎にはしっかりバレていたというオチがありました。

10

可愛すぎる大人カップル

離婚弁護士×陶芸家という
珍しい組み合わせに興味を惹かれ購入。
他のレビュアーさんも書かれている通り、この職業設定が上手く活かされたストーリー展開で、ただ「珍しい組み合わせ」では終わらないところが非常に良かったです!!

受けは既婚者で、妻とはすでに冷えきった関係。
陶芸教室に通う弁護士の攻め(ゲイ)が、妻の浮気発覚後、受けの離婚の相談に乗り…
という具合に、無理のない展開で
ゆったりほのぼの距離を縮めていく
大人の恋愛という感じです♪


攻めはインテリ眼鏡っぽい風貌ですが
言葉遣いはすごく雄々しくて、
そのギャップにキュンときました。
受けが離婚するまでは手を出さず
親身になってあげて、離婚したら
満を持して口説き始める切り替えの早さが素敵☆

男らしくて常に自信満々…に見えて、
内心は、女性には叶わないと
男同士の関係に消極的な想いを抱いている…という繊細さにもグッときました。

受けは、おっとりした性格で
自覚なく下ネタ言っちゃうような天然さんw
妻の浮気にショックを受け、
攻めのオフィスに押し掛けて
「俺とエッチしてくれませんか」
と迫るような向こう見ずさは
ちょっとどうなのって感じでしたが
そういうちょっと頼りなくてほっとけない感じが
可愛らしい人だと思いました。


エロシーンも結構多くて読み応えありです。
ヤマヲミさん作品の受けの、トロンとした目つきが
エロいな~と常々思っていたのですが
今回は、受けが天然さんなこともあり
イノセントなエロさが際立っていた気がします。

今回すごくグッときたのは、
攻めが受けの顔に射精した後
受けがおもむろに攻めのモノを舐め始めて、
それを攻めが慈しむように見つめるシーン。
行動や表情だけでお互いへの愛情が伝わってくる
とても印象的な場面です。

付き合う前の仲良しな二人も、付き合い始めてからの
おそろしくラブラブな二人もどちらも素敵で、
とても温かく幸せな気持ちに浸れる作品でした♪

6

陶芸ってエロい

面白い組み合わせ。離婚専門の弁護士と陶芸家。
陶芸家の椎名は既婚者なんだけどぜんぜんそう見えなくて、十分に受としての素質があふれてます^^;

弁護士の神崎は陶芸教室と同じビルで事務所を構えることになって、同じビルのよしみで陶芸教室にも通うようになるが、無自覚に煽ってくる椎名を口説く。が、椎名は既婚者だった。
ところが妻に浮気されて、壊れてもいいと思った椎名は神崎に…

もうくっつくのは前提だけど、面白いように早い展開でしかもエロいです。エロいです!二度言いました(^^ゞ
そんなふたりですが、椎名は神崎と恋人同士ではないのかと悩み、神崎はノンケの椎名に逃げ道を残したいと思いちょっとすれ違ったり切ない場面も。
ある事件がきっかけでふたりの絆は強固なものとなってラストはちょーハッピーエンド♪

神崎が部下の小野塚に回復ポイントに行くといって椎名のところでサボっているのがかわいいです。
ペーパーでは小野塚の前でも平気でらぶらぶしてます。
椎名が素質があったのはわかりますが、妙にかわいらしくなり過ぎな感じがしました。が、とてもお似合いのCPで許せます。

5

弁護士×陶芸家

最近ヤマヲミさんのかなり以前の作品を読む機会があって、読んでみたらかなり面白かったので、比較的新しめの作品を数冊ゲットしてみました。
全体的にハズレのない作家さんだなぁ、という印象です。

陶芸教室を開いている椎名(受け)。同じビルに入ってきた弁護士事務所の弁護士・神崎(攻め)が教室に通ってくるようになったのだが、お尻を揉まれたりセクハラが激しい。迫られて「奥さんがいますので!」と断ったら諦めてくれたが、そんな折、妻の不倫が発覚して…。


受けのまつ毛がふっさふさだったり、唇を尖らせる表情だったりが可愛い上にやたら色っぽく、これによろめくゲイ攻めの気持ちがすごくよく理解できました。受けは妻帯者でバリバリのノンケなのですが、これは誘ってるんじゃないの? と思ってしまうような天然の誘い受けです。
攻めも、弁護士の姿と普段のギャップがセクシーで、なかなかよかったです。朝のひげ姿に萌えた。

絵柄に割とクセがある作家さんだと思うのですが、天然に色っぽいキャラはちゃんと天然に色っぽく、セクシー男前のキャラはちゃんとセクシー男前に見えるので、読んでいて「ん…? どこが男前?」と首をひねることもなく作品に入り込みやすい気がします。

受けにとっては不幸だったかもだけど、このタイミングで奥さんが不倫してくれて、結果的にはよかったのですね。(←)
妻の不倫って、当事者の受けには大問題なのに、弁護士先生にとっては日常茶飯事だというのが面白かった。

2

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