はるか彼方の心臓

haruka kanata no shinzou

はるか彼方の心臓
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神3
  • 萌×27
  • 萌3
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
52
評価数
13件
平均
4 / 5
神率
23.1%
著者
 
イラスト
 
媒体
小説
出版社
竹書房
シリーズ
ラヴァーズ文庫(小説・竹書房)
発売日
価格
¥590(税抜)  ¥637(税込)
ISBN
9784801902428

あらすじ

横浜にある古着屋の店長・眞栄田英雄は、過去のトラウマで、快感に反応しない身体になってしまった。しかし、近くの交番にやってきた、クールビューティーな警察官・日比谷晴人と弾みでキスをしてしまったら…!?「本気にしないで下さい。ただのノリでしょ」。晴人は、自ら仕掛けてきたにもかかわらず、なぜか冷めていて、それ以来、英雄を避けるような態度になる。だが時折、晴人から感じる物欲しげな視線に、英雄は悩まされるようになり―。誰もいらないと言いながら、たったひとりを強く求め合う、純粋で厄介な恋が幕を開ける。

表題作はるか彼方の心臓

眞栄田英雄,古着屋店長,27歳
日比谷晴人,警察官,25歳

その他の収録作品

  • あとがき

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レビュー投稿数2

大人になっても日々成長?

中学時代の思いが年月を経て育っていくお話でした。

中学時代、自分の中に唯一住み着いた
眞栄田への思いを抱えながら警察官となった晴人。
かたや、その頃の自分を消して毎日を生きてる眞栄田。

過去の思いを捨て前に進もうとする晴人に対して
過去を引きずる眞栄田の葛藤とかズルいんだけど
大人になっていくうちに逃げることで楽な方を選んでしまう。
でも眞栄田がその過去に向き合い先を見つめだすようになって
だんだんとストーリーに引き込まれていったかな。
キュンキュンとはまた違うんだけど、なんかハマりました。

次は作中に出てきた弓削さんとリンさんの大人なお話が読みたいです。

0

大人になるということ

大人の青春ドラマに定評のある千地イチさんの新作は
初の年上攻め? 受けの方が背が高く男前なので
攻×攻っぽい男の色気が堪りません。


古着屋を営む英雄(攻め・『俺』)は
近所の交番に異動してきた警官・晴人(受け・『僕』)と知り合う。

英雄と晴人の一人称視点が
交互に出てくることで分かりますが
この二人は中学時代の先輩後輩。
晴人にとっては、苛めから助けてくれた英雄は
憧れの存在で片想い相手。
英雄は晴人のことを全く覚えておらず
悪気なく無神経なことを言って
晴人を怒らせてしまう…というすれ違いです。


本作品のテーマは「成長」だと思います。
大人になるって喜ばしいことばかりじゃないんだな~という話。
作中たびたび登場する「べつの生き物になりたい」という言葉が印象的です。

中学時代、小柄で大人しい少年だった晴人は
英雄への叶わぬ想いをバネに
男とも女とも経験を積み、
無愛想だが心身共に強い警察官に成長する。

逆に、学生時代非常に目立つ存在で
何にも囚われず自由に生きていた英雄は
バイク事故のトラウマと後遺症により
良く続きも悪くも温厚で凡庸な大人の男に成長。
勃起不全のため、女遊びもせず
小さな古着屋をひっそり営んでいる。

変わってしまった英雄に苛立ちを覚えつつも
昔の恋心をふっ切ることができず
近づくとドキドキしてしまう。
そんな晴人がとても愛しく思えます。
口では「強がるなよ、インポのくせに」とか
悪態をついて初対面のふりをしているのに
英雄への好意は隠しきれてないところが可愛いv

ラストの絡みでは、いつも冷静な晴人が余裕なく
がっついて英雄を求めていて、
英雄が、昔のような野性味と大人の余裕とを
見せているところがとても良かったです。


晴人が英雄により変わったように、
英雄もまた、再会後の晴人に檄を飛ばされたことで
肉体的にも精神的にも再び走り出すことができ
これからの毎日が少しだけ変わっていくのでしょう。

女生徒があまりに達観している点など
(自分らしく生きることと足を失うことは
全く別次元の話なんじゃないかな~と)
ちょっとエピソードが気障すぎる気はしましたが
穏やかでちょっとほろ苦い大人のラブストーリーを
堪能できる秀作かと思います。萌×2寄りです☆

6

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