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表題作劣情リバイバル

大窪(久保大祐),高校の同級生,ベストセラー作家
森川功一,編集者

その他の収録作品

  • 純情リバイバル(描き下ろし)
  • カバー下:パーティー その後(描き下ろし)

あらすじ

編集者の森川が今度担当するのは、横柄なことで有名なベストセラー作家の『久保大祐』。挨拶に出向くと、そこにいたのは……森川が二度と会いたくなかった同級生の大窪だった!!! 高校時代、流されるままカラダの関係を持ち、初心で幼かった森川に初めて嫉妬の苦しさを教えた男だ。幸い大窪は自分のことを覚えていないようなので、素知らぬふりでビジネスライクに接していると、ある日突然詰め寄られて──!?

作品情報

作品名
劣情リバイバル
著者
鷹丘モトナリ 
媒体
漫画(コミック)
出版社
オークラ出版
レーベル
アクアコミックス
発売日
ISBN
9784775523933
3

(7)

(0)

萌々

(0)

(7)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
21
評価数
7
平均
3 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

ほだされ受けの意外な強かさ

今月出た、鷹丘モトナリさんの『察しの悪い犬は嫌いだ』が面白かったので、こちらの新刊も購入してみました。

高校の同級生(成績上位者同士)が
一緒に勉強するうち、Hする仲に。
しかし受けは、女の子とイチャつく攻めを見て
裏切られたと思い込み、攻めを避けるようになる。
数年後、編集者になった受けは
ベストセラー作家の攻めと再会し…。

俺様攻め×ほだされ受けかと思いきや
受けの方が攻めの一途さを弄んでいるようなところもあり、Hシーンも含め駆け引きめいたやり取りが愉しいです。
攻めが「嫌か?」とワンコみたいな顔ですがるシーンや、
受けが攻めに嫉妬され激しく抱かれることに快感を覚えるシーンなど、
キャラの意外な一面にドキッとします。

高校時代、家行ったその日に男同士でエロいことするなんて展開早すぎでは?とか、
女友達の腰に手回すか?とか、
色々と気になるところもありますが
切なさもギャグもエロも揃っており
全体的には楽しく読める一冊でした。

高校のときより感じやすい体になっている受けに
嫉妬する攻めですが、
実は受けはセフレはいても恋人は作ったことがなく
淫乱になるのも攻めに対してだけ。
元セフレが、激しく乱れる受けの声を聞いて
「俺のときと全然違う…」と唖然としている
描き下ろしのエピソードが良かったです。

『察しの悪い犬~』ほどのインパクトはありませんが、こちらはこちらで攻め受けのすれ違いっぷりや受けのデレなど、ラブコメの面白さが詰まった作品だったと思います。

6

大佑が口癖の様に言っていたのは?

「嫌か?」「嫌なのか?」
いちいち大佑が森川に聞いていたのは?
作中、何度も聞いてくるこのセリフが後に響いてきます。何ですか、ちょっとエロい時に吐かれるもんですからこっちはただのエロトーク(言葉攻め的な。)だと思うじゃ無いですか‼︎それを「俺はお前に確認してた。」などと言われましても…ねぇ。
でもまぁ、森川もウジウジウジウジしながら自分の気持ちを伝えて来ないまま、抱かれて来たので。お互い様というか。もぅバカップルですね。
お互い一途な両片想いなんですが、森川ときたら淫乱体質なので。高校時代以来、ちゃんと付き合う事もなくセフレと適当にやってるという爛れた生活をしているようでした。
大佑ほど感じさせてくれる人はいなかったようですが、再会した大佑は乱れまくる森川を見て『クソッ!誰に開発されたんだよ!』と嫉妬しまくりです。笑。そしてまた『嫉妬してる大佑を見てると愛されてるって勘違いしてしまいそうだ…』と切なくなる森川。バカなんですぅ〜。
当て馬くんで登場した森川の元セフレの鮫島さんが気の毒なくらい。描き下ろしで、心配した鮫島さんが、ホテルの廊下にまで聞こえる森川の喘ぎ声の激しさを聞いてしまい、「俺とのときと全然違う…あんな声聞いたことない…」と、おそらく男としての自信まで失わせてしまったであろう事に同情します。ホントはた迷惑な2人。鮫島さんには幸せになって欲しいです。

大佑がやたらとやりたがり、森川も淫乱ですのでエチシーンは多めです♡

0

パワハラ、嫉妬、三角あります(薄味だけど)

高校の時に好きで、いいようにされて、でも女子を選んだ相手…
その男・大窪に、今人気作家と担当編集者として再会した森川。
大窪は傲慢で、仕事を笠にきて再び森川に関係を迫ってきた。
森川は繰り返したくないと思いながら、「嫌か?」と聞かれると「別に…」としか返せず、ずるずると同じ道を進んでしまう…
視点は受けの森川なので、大窪のやりたい放題の傲慢さと、なぜはっきり断らない森川!というモヤモヤが続きます。
大窪は森川に「好きだ」と言い、取り合わない森川の隣の部屋に引っ越しまでしてきて、それでもまだ誠実かどうかもわからず。
それどころか森川には仕事相手でもある装丁家の鮫島というセフレもいて…
森川を取り合う三角関係的な設定もあり。
ただし、嫌と言えないのは大窪に対してだけ。だから勝敗はついちゃってるんですけどね。
読み進めていくと、大窪の傲慢さや女にだらしない、というのはあくまで「森川から見える姿」だという事がだんだん読み取れてくるし、ただ森川だけがヤられるがままという被害者的立ち位置ではないこともわかってはくる。
結局高校時代から色々森川は誤解していた、というオチになって両想いハッピーエンドになるんですけど、思ったよりはマシなだけの大窪の俺様ぶりと、毎回なし崩しに大窪とHする森川の姿、両方にあまり共感できず。
当て馬の鮫島が一人取り残されてお気の毒でした。

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