コミック

  • 夏に恋するぼくのスピカ

夏に恋するぼくのスピカ

natsu ni koisuru boku no spica

  • 電子書籍【PR】
  • 紙書籍【PR】

表題作夏に恋するぼくのスピカ

小牛田誠,秀才の高校3年生,天文部
宍崎小次郎,東京から田舎に越して来た同級生

同時収録作品撃ち抜いてエース様

雄大,高校3年生,弱気なバレー部エース
一平,高校3年生,バレー部主将

同時収録作品青春ライン波キラリ

入江ケイスケ,高校2年生,水泳部
小野寺レイ,独特の雰囲気の先輩,高校3年生

同時収録作品青春ハイロウズ!!

晃生,高校3年生,バレー部,恋人
春助,高校2年生

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下:イラスト・漫画

あらすじ

田舎暮らしに馴染めない宍崎の前に現れたのは、たった一人で天文部の活動を続ける同級生の誠。何故か天文部の謎の活動を手伝うことになって…?天文オタクの秀才×寂しがり屋の都会っ子、全てが正反対なふたりのハートが瞬く星空ロマンスラブ他、熱血ワンコ水泳部×クール美人剣道部、バレー部エース×ツンデレ主将などなど盛りだくさん! 部活×男子×オムニバス=可愛さ悶絶級みずみずしさ全開の4作品を収録!

作品情報

作品名
夏に恋するぼくのスピカ
著者
ツトム 
媒体
漫画(コミック)
出版社
Jパブリッシング(ジュリアンパブリッシング)
レーベル
G-Lish Comics
発売日
ISBN
9784864572217
3.8

(39)

(13)

萌々

(11)

(12)

中立

(3)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
8
得点
148
評価数
39
平均
3.8 / 5
神率
33.3%

レビュー投稿数8

青春BL×4。表題作がすごく好き!

4カプ分のお話が入ってました。全部DK同士、爽やかで絵もストーリーも可愛らしいです。特に表題作が好きでした。

「夏に恋するぼくのスピカ」
田舎に馴染めない転校生と、天文部で一人プラネタリウムを制作する学年トップのお話。一緒に作業していく中で絆が深まっていく感じが良いです。小さくてもちゃんとお互いがお互いの支えになってる関係性が良い!萌える!
最後が卒業して三年後っていうのも好きです。二人ともずっと気持ちは変わってなかったんだな、っていう。残る余韻もキラキラしてる気がしました。

他のカプもみんな部活を頑張ったりやりたいことを探したり、とっても眩しい。
冒頭の一編だけ三角関係?のくっつかない方の描写比率が高くて微妙なラストに思えて引っ掛かりました。掲載順が違えばな…と思いました。

0

流す汗さえもキラキラ輝いてみえるような青春カップルたち

高校の部活に励む4組のカップルを描いた短編集です。

一番気に入ったのが表題作の「夏に恋するぼくのスピカ」
学年一の秀才で天文部にたった一人で在籍している誠と東京から転校して一ヶ月経っても馴染めずに浮いている宍崎。
誠が取り組んでいるお手製のプラネタリウム作りに協力することになった宍崎ですが、この二人の淡い淡い気持ちのやり取りがなんとも言えず良いんです。

素敵だったのが、満点の星空のもとに二人が立って、誠からキスされるシーン。
キスといっても唇ではなく、目(瞼)にするんですっ!
目に、星が、きれい・・・って。

くわーっ・・・なんてロマンチックなのっっ!!

日々のあれこれですっかり爛れちまった私には、この初々しさに心洗われる思いというか下手な告白シーンよりも破壊力がありました。

その次に気に入ったのが「青春ライン波キラリ」
これはワンコ攻めが好きな方なら気にいると思います。
私の大好物である「ワンコはクールな人の心を溶かす」系のお話です。

絵柄からいっても、エロ満載とかそういうものをお求めの方には到底オススメできませんが、
流す汗さえもキラキラ輝いてみえるような(しかも汗臭くはない)、もう失われた青春時代の甘酸っぱさを堪能されたい方にはおすすめです。

1

青春、ラムネ味

タイトルの「夏」、部活、高校生。
シュワシュワして、きらきらして、ラムネのような短編集。

「撃ち抜いてエース様」
バレーボール部が舞台。
どヘタレのエース君は、大好きな顧問の先生が転任すると聞いて試合にも身が入らず、部も辞めると言い出す。主将君が『おれが居るだろう』と引き留めて…
BLじゃなくても青春のいちパターンっていう感じかな?

「青春ライン波キラリ」
見知らぬ美人先輩 x 水泳部2年。
タイムとか良くないけど、とにかく泳ぐのが好きでみんなが帰った後も自主練してるケイスケ。ある日急に『おれも入っていい?』とプールにやって来た見知らぬ3年生。
2人だけの秘密練習みたいで、ケイスケは泳ぐことがますます楽しくなってタイムも伸びてきた。小野寺先輩も楽しく思ってくれればいいのに、と思っていたが…
小野寺先輩の抱えていた出口の見えないような苦しみ、孤立感を知って、その上で明るく隣に立つケイスケ。ケイスケとならまた立ち上がれるネ、先輩。
長く弓道を究めていた先輩はカラダの線もなかなかセクシーです。

「夏に恋するぼくのスピカ」
田舎高校一の秀才 x 都会から引っ越してきた子
転校生の宍崎はクラスに馴染めない。ある日校舎の空き教室でプラネタリウムを手作りしてる小牛田と出会い、プラネタリウム作りを手伝うようになる。
淡い淡い淡い交流があって、在学中は2人とも心の内を見せずに卒業したけど、3年後の再会で…
在学中に何もないところがとってもいいんだな!星空と共に在る思い出とこれから。美しい〜!

「青春ハイロウズ!!」
バレーボール部3年の晃生 x ゲーム好きの2年春助。春助は2話目のケイスケの同級生です。
最近晃生と距離を感じる春助は、バレーに打ち込む晃生の姿を初めて見て寂しがってばかりの自分が恥ずかしくなり、なぜか応援団へ!青春だなぁ。
ラストはちょ〜っととってつけたような?Hシーンとなります。描写は軽めです。

3

キラキラ眩しい夏向けの一冊

夏らしい爽やかなのが読みたくて、タイトルと表紙だけで選びました。
部活を題材にした青春BLで、3話構成の長めのお話が1作と、読み切りの短編が3作入っています。

お気に入りはこれ!
他の作品よりページが多い分、起承転結がしっかりあって面白かったです。

『青春ライン波キラリ』(全3話)
【水泳部員(入江)×元弓道部員(小野寺)】
いいタイムは出せないけど泳ぐのが大好きな水泳部員〔入江〕が、一人居残って練習しているところにふらりとやってきたひとつ上の先輩〔小野寺〕に惹かれていくお話です。
放課後自分と過ごしている時とは別人のような雰囲気を纏ってクラスから孤立している昼間の小野寺に戸惑いながらも、自分だけに見せてくれる楽しそうな表情を嬉しく思い、泳ぎにもいい影響が出始める入江。
そんな折、突然キスしてきた先輩とそのまま最後までして入江は舞い上がるのですが、翌日から先輩は学校に来なくなって………
爽やかな中にピリッと悲しい影が潜むストーリーに惹き込まれました。
弓道着姿の小野寺の袴の脇から手を差し込んで触るシーンが、小野寺の色気と相俟って妙にエロっちくてドキドキしました。

一番青春っぽかったのはこれかな。

『夏に恋するぼくのスピカ』
【たった一人の天文部員(小牛田)×田舎に馴染めない都会っ子(宍崎)】
やりたいことがなくて冷めた都会っ子の〔宍崎〕が、一人で黙々とプラネタリウムを作っている天文部員の〔小牛田〕と一緒に過ごすことで少しずつ感化されていくお話。
見開きドン!な満点の星空と、そこでのキスシーンが良いです。
最初から最後まですっごく青春だった!

他に、バレー部員同士、バレー部員×応援団員(こちらはカップル)が入っています。

部活モノと言っても汗臭かったりヘンに熱血だったりすることはなくて、10代の迷いとキラキラが詰まった爽やかな一冊でした。

4

幾変化

適切な物言いかどうかは判りませんが、
どこを切っても二人で育てて収穫して
美味しく食べようという健やかさを
感じられる好ましい短篇集でした。

ただ一点非常に申し訳ないのですが、
冒頭の一作になんとなくな既視感を
感じてしまいました。
本当になんとなくですので読み返す内に
気にはならなくなりましたが。

率直に言えば評者はこの方の作品に
色気を求めてはおりません。
甘酸っぱさとどんでん返しを求めております。
ですのでこの一冊は丁度良かったかなと。

4

この作品が収納されている本棚

マンスリーレビューランキング(コミック)一覧を見る>>

PAGE TOP