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表題作いじわるだけど溺愛系

小早川颯哉,大学生,ホテルグループ御曹司,20歳
高宮愛斗,兄のレストランを手伝う専門学校生,20歳

その他の収録作品

  • 小早川颯哉のひそかな告白
  • あとがき

あらすじ

小さなレストランを兄と守る愛斗と、ホテルグループの御曹司・颯哉は幼馴染。颯哉は愛斗に何かと絡んできて!?

作品情報

作品名
いじわるだけど溺愛系
著者
真船るのあ 
イラスト
こうじま奈月 
媒体
小説
出版社
白泉社
レーベル
花丸文庫
発売日
ISBN
9784592877356
3.1

(6)

(0)

萌々

(1)

(5)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
3
得点
19
評価数
6
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数3

頑固爺攻め、面白い!!

兄とレストランを切り盛りする愛斗(受け)。
兄の結婚が決まり、家を出て自活することを
考えていたら、セレブな幼馴染み・颯哉(攻め)に
住み込みバイトの話を持ちかけられ…

こちらの作品の攻め、
よくあるセレブ俺様攻めかと思いきや
どこか抜けてて憎めない奴。
愛斗の一人暮らしを心配して
バイトという名目で自宅に呼び寄せたり、
拗ねて愛斗のもとを去ろうとするも
愛斗に引き止めてもらえなかったら
「くそっ、完敗だ!」とか言って引き返してきたりw

あとがきで作家さんも書かれていたように、若いのにやけに心配性で口やかましい感じが、さながら頑固爺のようでした。そんな態度も、愛斗への愛情故だったりするのが微笑ましいです。
愛斗が天然でおっとりしたタイプなので
頑固爺とよくできた孫娘に見えなくもない…w

颯哉提案の「キスの練習」がきっかけで
彼を意識するようになる愛斗。
やがて颯哉の告白(自爆?)によりラブラブに…
という流れです。

ものすごくライトで王道で可愛い、
普段はあまり読まないタイプの作品なのですが
キャラクターが妙にツボに入って
結構楽しく読んじゃいました。
こうじま奈月さんの挿絵も
ハッピー系な作風にぴったりだったと思います☆

4

身分差幼なじみの2人の初恋の成就

祖父の代からの付き合いで幼なじみの2人の初恋の成就までの王道ストーリーです。

兄の経営する洋食屋で手伝いをしながら調理師目指し勉強中の愛斗は天然で奥手。恋愛感情には無頓着です。
幼なじみの颯哉はいずれホテルグループの総帥になる御曹司。

颯哉がどんだけ愛斗を気に入っていて大事い思っているかあからさまなのだけれど、おぼっちゃまでプライドの高い颯哉は常に俺様でデレのないツンばかり。
愛斗はそれでも颯哉のわかりにくい優しさや、褒め言葉をきちんと受け止めることのできる稀有な存在であい、下心も裏も表もない愛斗の存在を何より大事にしているのがよ〜く分かります。
意地っ張りでちょっと意地悪なところも思いが通じたとはそれまで我慢していたタガが外れたかのように溺愛系一直線でした。

颯哉の両親の反応が気になりますが、お爺ちゃんが味方になってくれたので2人の将来は安泰だと思います。

特典ペーパー
砂糖菓子の上に蜂蜜を垂らしたような甘さ増量です。
床暖房の上でのイチャイチャ。

1

攻めのどうしようもなさがクセになる

なんという俺様傲慢プライドの高い攻めでしょう!久しぶりに見ましたよ、ここまですごいのは。
なのに幼なじみの受けは慣れっこで何を言われても怒られても不機嫌になられても、はいはいって動じてなくて。

いつも不機嫌でイライラして俺様なのに、しょっちゅう受けのお店に来ては恩着せがましく、この俺が来てやったとか言ってて。

読んでて受けを好きなんだろうなあ、でも俺様すぎて…そこも可愛いんですけどね。
そう、攻めの傲慢俺様ぶりがなんだか可愛く見えてきちゃうんですよ。
俺様な理由をつけては受けに会いに来たり誘ったり言いなりにしようとしたり。

同居に持ち込んでキスもして、だけど攻めは「練習だ」と。受けは彼女が好きすぎて自分で練習してるんだと思いこんで…。ここのすれ違いや受けが傷つき避けるのが切なかったです。

まあハッピーエンドなんですがね。
あの攻めが実家に戻っちゃった受けに必死で。

短編が攻め視点で、どうしてあんなにイライラしたり不機嫌だったのかがわかりました。
極端過ぎるわ!いつまでも受けへの気持ちを認められず足掻く攻め。なのに受けは天然ですごいね!なんて全然堪えてなくて。
そもそも恋愛で勝ち負けとか…。
でも受けのためなら頭も下げるし負けも認めるし。なかなか面白い攻めでした。

1

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