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表題作メジャーリーグ 後編

メジャーリーガー ウェイド・ヴァレラ
通訳・代理人 相川九尋

あらすじ

ウェイドはブルワースとの契約が終えニューヨーク・メッツへ移籍した。
一方、ウェイドの通訳兼世話役だった九尋も、祖父が亡くなったのを契機にニューヨークでウェイドの代理人のアシスタントをこなす傍ら、大学院へ進むことに。
こうして共に暮らすことになった二人だが、ウェイドの家にストーカーが押し入り、九尋は襲われる。
二人の関係もウェイドが強姦するような形で始まっただけに、二人はぎくしゃくしてしまう。
そんなある日、ウェイドの友人ジェイムズが二人の元に訪れ―。

作品情報

作品名
メジャーリーグ 後編
著者
七地寧 
イラスト
石原理 
媒体
小説
出版社
桜桃書房
レーベル
Eclips romance
発売日
ISBN
9784756713964
4

(2)

(1)

萌々

(0)

(1)

中立

(0)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
50%

レビュー投稿数1

大人の恋物語 (後編)

NYに移って二人で暮らし始めた九尋を襲った災難は、
ウェイドの知名度もあり大きなニュースになり、周囲を騒がせ、新たな事件を引き寄せる・・・
友人達や周囲に起こるちょっとした出来事を重ね、家族になっていった2人。
出逢いから10年が過ぎ、ウェイドが野球界を引退し、第2ステージへと移ったところまでが描かれた後編。

大学院を終え代理人として動き出す九尋の、
アメリカにも馴染み、一層しっかりした雰囲気でウェイドを支えながらの
多方面にわたる、着実な活躍が描かれています。

NYメッツの看板投手として順調なウェイドは、
大きな体と落ち着いた外見とは裏腹に 甘えたがりの可愛い面を覗かせて、
無自覚に周囲にのろける様子が微笑ましい。(笑)

七地さんは家族(血の繋がりに関係なく)を描く事が好きなんだと思います。
ウェイドと九尋も、事故で両親を亡くした女の子を引き取って育てますが、
子供を廻ってドタバタとかはしない、あくまでも人生の出逢いの一つ…といったスタンス。
2人のラブとHだけに集中しないので、この辺がBLでは珍しいのでしょう。

アフリカの大地で、夕日をバックにしたエンディングは
カメラワークが目に浮かぶような、じんわりとした余韻を残してて、映画のラストのようです。

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