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表題作So Sweet So Tight

王子谷龍大,酒蔵の御曹司
松田大斗,日本酒バー経営

同時収録作品No Feint(ノー・フェイント) / No Foul(ノー・ファウル)

澤敦弘,大学のフットサルサークル部員,大学3年生~
目直哉,同サークルの部員,大学1年生~

その他の収録作品

  • あとがき(描き下ろし)

あらすじ

日本酒バーを経営する大斗は酒蔵の御曹司・龍大と出会い、無骨で誠実な龍大に惹かれていく。ある夜、昔の知人が来店し動揺した大斗は、居合わせた龍大と閉店後に飲むことに。そして突然、龍大にキスをされて…?

作品情報

作品名
So Sweet So Tight
著者
山佐木うに 
媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
ISBN
9784041028636
3.5

(57)

(10)

萌々

(20)

(20)

中立

(3)

趣味じゃない

(4)

レビュー数
8
得点
193
評価数
57
平均
3.5 / 5
神率
17.5%

レビュー投稿数8

吟醸酒、飲みたい

電子で買ってみたよ。
でも、やっぱり紙の本の方が良かったかもって、、。
ちゃんとカバー下のおまけマンガも収録されていたし、エロの修正にしても作品の元の描き方が目立つ修正は不要の方向の描き方だし、紙の本とは、内容的には全く変わりないんだと思う。
でも、この、さらっときれいな絵や、王道で読みやすいお話は、PCの画面で読んじゃうと、さらっとしすぎて印象に残らないっぽいような気も無きにあらずで、、、
特に、グレートーンの多用された絵は、PCの画面の明るさの方が見やすいだけに、よけいにするする読めちゃうと言うか、目の前を滑って通り過ぎちゃう感じ。
どちらの作品も、キャラの設定もストーリーの展開も自然でエチへの盛り上がり方も無理なところが無くて、作品としては萌×2.
ただ、多分、これ読んだ事、すぐに忘れそう(まあ、忘れちゃうのはお年のせいで、紙も電子も関係ないかも)

4

酒の縁に守られている二人。

山佐木先生というと『一枚越しフェティッシュ』の全身スーツの印象が強烈ですが、今作は酒にまつわる暖かみのある話で何度も読み返してます。
最初に大学生の話、表題作はその後に収録されています。

●「So Sweet So Tight」表題作
酒蔵の跡取り・龍大(たつひろ)と、「たいと」という日本酒バーを営む大斗(たいと)。
(※バーの「たいと」は龍×3の上に雲×3が一文字になった総画数84画の最も複雑と言われる漢字です)
ゲイの大斗にとって龍大は好みど真ん中!しかも酒を仕入れ、龍大がバーの常連客になって親しくなると、龍大はぶっきらぼうに見えて「酒のことはまだよくわからないけど勉強したい」と気取ったところがなくて、大斗はますます龍大に惹かれていく。
そんな時、大斗の元カレがバーにやってきて何かを察知した龍大は「他の男に渡したくない」とキス(それも深いの)を!
大斗のほうが年上なのに龍大に惹かれていくのもキスされて慌てちゃうのもなんかかわいくて、でも酒蔵跡取りをゲイにしちゃダメだと龍大の告白を受け入れない大人の優しさもあって、大斗の気持ちに寄り添いながら読んでます。
そして龍大は、二人が一緒にいるためにちゃんと筋を通して大斗と向き合おうとする、その一本気がすごく頼もしい!さすが「ビッグドラゴン」と呼ばれていた男!
酒蔵の季節サイクル、利き酒など、日本酒の専門知識もくどくない程度に詳しく書かれているのが物語に奥行き感を持たせています。
「酒の縁に守られている」は作中で大斗が龍大を励ます言葉ですが、物づくりも物を売るのも人と人との縁があって広がっていくもので、大斗も、二人の関係も酒の縁に守られてるように思えます。

●「No Feint/No Fou」
同じ男に恋していた大学フットサル部の先輩・澤と後輩・目(さっか)。
その男がデキ婚することになって、目の気持ちに気付いた澤は慰めてるうちに身代わりに…
始まりは身代わりエッチでもお互い想いあっている、嫉妬しちゃう先輩と一途な後輩のラブストーリー。感じやすい目がかわいい。

『純縛スウィーター』まで読んでこのレビュー書いてます。
山佐木先生は話作りのために細かく色々調べて、凝った話を作られてる印象があります。凝った作品ももちろん良いけれど、気持ちの変化を描くのもうまいので、奇をてらいすぎない普通な話ももっと読みたいです。

2

フットサル&お酒のお話。

美しい表紙の絵と雰囲気に惹かれて購入。
読んでみると中身は、
表紙から期待したほどは良くなかった…が正直なところです。
(すみません…)
でも、
あとがきで「たくさん取材した」と書いていただけあって、
フットサルとお酒のこと、へぇ~そうなんだ~!と思うことが多くて、
そういう面では楽しめた本でした♪

掲載順に☆
■「ノーフェイント」「ノーファール」
大学のフットサルサークルの先輩 × 後輩のお話。
2人共そのサークルの元主将のことが好きで、
その主将のデキ婚の祝賀会に出席したの後、酔った勢いもあって、
エッチなことをしてしまいます。
攻めが主将の声に似てるということで、
童貞の後輩の受けに、目隠しをして、主将との疑似エッチを。
ここ、
ちょっと切ないモードになるのかと思ったら、
攻めは受けの初々しさと、妙な色気を目の当たりにして結構ノリノリ~w
そんなんで、
主将よりもお互いが気になってしまって…
でもその気持ちをすんなり言うことはできず……そんな展開でした。

童貞受けの、
健気な感じとオロオロしつつもエッチでは妙に色っぽいところが、
可愛くて、よかったな。
表題作よりこっちの方が好きでした。


■表題作「ソースイート・ソータイト」3話
受けが経営している日本酒バーに、先の作品の2人が客で来ていたり、
この攻めもサッカーをしていたりと、ちょっと繋がっている感じです。

大柄で実直な年下ワンコ(表紙右)× ひかえめなバー店主(表紙右)
ゲイの受けは、最初に会った時から攻めをいいな~と思うのだけど、
酒蔵の次期跡取りと知って恋心は封印しようと…
でも、
受けの元カレが現れて、受けに惹かれていた攻めは……

意外とするすると進んでしまって、ちょっと物足りなかったなぁ~
でも、攻めの熱い真っ直ぐな思いには好感が持てましたよ。
あと、
吟醸酒からカクテルまで色々でてきて、
お酒は飲めないのですが、ものすごく飲みたくなりましたw

6

きれいな絵柄で読み易い

きれいな水色の表紙に目を奪われ、
あらすじとこちらでのレビューを確認した上で購入しました。

二つのお話が収録されていて、ストーリー自体はどちらも王道だけど
舞台設定(学生フットサルサークル、日本酒バー&酒蔵)が面白いし
絵もきれいでとても読み易かったです。

どちらの物語も、まっすぐにお互いを想い合っているCPなので
とても好印象なのですが、私的萌えは、脇役たちにありました。
フットサルのお話からは、受けくんの双子の弟の
『10年後の高校生の双子』が可愛くて可愛くて....
双子ながら、お兄ちゃんたちの関係に気付いた時期に
ズレがあるなんて、もう可愛すぎます(ビジュアルもイイ)。
是非、彼らのお話も読んでみたい!
日本酒のお話の方からは、あとがきで攻めくんの義兄が
酒蔵での弟たちふたりを偶然見ていたときの
『そうだったんだ...☆(赤くなりながらのあたたかいまなざし)』に
キュンときました。

絵柄、舞台設定以外にも+αで私的見どころがあり
結果、大満足の読み終わりでした。
次回作も期待したい注目の作家さんのお一人です。

6

日本酒ってやっぱりいいですね

帯に「恋もしたたる日本酒男子」とあって、日本酒大好き人間の私としては大変興味を惹かれました。
ページを開くと、まずはフットサルサークルの先輩x後輩のお話でした。

「No Feint」「No Foul」
同じ男に恋してて、同時に失恋した4年の澤敦弘と1年の目(さっか)直哉。
お互い酔って「代わりに」〜みたいな感覚でHしてしまう。そんな始まりだったけどフットサルの練習などを通じてどんどん好きになって…
という感じで、誰も傷付かないハッピーな両想い。Hシーンも可愛いエロい感じです。

「So sweet So Tight」
こちらが日本酒BLとなります。(フットサルの2人もちょっと出てきます)
かなり日本酒の取材をされたようで、物語中日本酒の豆知識的なものが沢山散りばめられています。
CPは、蔵元の跡取りさんx実家酒屋で日本酒バーをやっているゲイ。年下攻め。
攻めの龍大は別にゲイという設定ではなさそうだったのにかなり天然というか、酔って?受けの大斗に迫ったりします。大斗は勿論龍大に惹かれますが、龍大の気持ちがわからないので途中はすれ違い展開。両想いになった後はちょっと唐突にHシーンとなりますが、描写はなかなか甘エロかったです。

2作とも優しい作風で傷付く人がいなくて、読後感は良いです。

4

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