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表題作夜の獣~鬼に愛でられる猫~

朝比奈魁,前世の恋人を探す鬼
上條冬継,18歳,金花猫の血を引く高校3年生

その他の収録作品

  • あとがき 橘かおる
  • あとがき 亜喜良のりかず

あらすじ

愛の恋人を亡くし憤怒で鬼と化した朝比奈魁。
一方、金花猫の血を引く冬継は高校三年生。
父・冬也の便利屋の手伝いをしていた冬継は、ある日ストーカー被害の訴えがあり、
冬継が乗り出すとそこへ現れたのは朝比奈だった。
依頼主を守るために朝比奈の前に立ちはだかるが、喘がせイかせられてしまい――!?

作品情報

作品名
夜の獣~鬼に愛でられる猫~
著者
橘かおる 
イラスト
亜樹良のりかず 
媒体
小説
出版社
海王社
レーベル
ガッシュ文庫
シリーズ
支配者は愛猫と戯れる
発売日
ISBN
9784796407090
3.1

(8)

(0)

萌々

(2)

(5)

中立

(1)

趣味じゃない

(0)

レビュー数
2
得点
24
評価数
8
平均
3.1 / 5
神率
0%

レビュー投稿数2

鬼 × 黒ヒョウの年の差カプに萌!

「支配者は愛猫と戯れる」のスピンオフで、前作カプの息子が主人公。
前作未読でも読めますが、父親カプのイチャついてるシーンも少し出てくるので、既読の方がより楽しめるかもしれません。

金花猫(黒ヒョウ)の血を引く高校生・冬継(受け)は、便利屋を営む父親の手伝いで、ストーカーに悩む美少年・颯真のボディガードを務めることに。
颯真に付きまとう鬼・朝比奈(攻め)は、颯真とは前世で恋人同士だったらしく……


朝比奈は、前世で誤って恋人に呪いをかけてしまい
その呪いで生まれ変わりの颯真が不幸になるのを防ぐため影でアレコレ手を回している健気な鬼。

子ども(子猫)の頃の冬継とも知り合いで
彼を愛していたのですが
冬継は交通事故で朝比奈のことを忘れてしまいます。
再会後の朝比奈は傲慢な態度で冬継に接しますが
子猫の頃の冬継そっくりの使役魔を
側においているあたり、
かなりの寂しがり屋なのではないかと思いますw

冬継は、そんな朝比奈に対しどこまでも直球にぶつかっていく非常にいいキャラでした。
黒ヒョウですが属性はワンコ?
結界の中に無断で侵入してきたり、
なりふり構わず朝比奈を守ろうとしたり、
とにかくまっすぐで男前な性格が読んでいて気持ち良かったです。

朝比奈と冬継が昔知り合いだったことについて
あまり感動の再会!的な盛り上がりがないのが
ちょっと物足りない感じがしました。
子猫→黒ヒョウに成長した冬継を
朝比奈が愛でるようなシーンがもっとあっても
良かったんではないかと。

とは言え、高身長同士、男前同士でカップリング的には非常に好みだったので、ガッシュ文庫10周年の全サ小冊子はこの二人の話が読めるといいなと期待しております♪

7

男前な年下攻めに萌えます

『支配者は愛猫と戯れる』で主役カップルだった、金花猫の血を引く冬也と金花猫の統領の胤継の息子のお話になります。と言っても、あとがきを読むまでは全然気付きませんでした(苦笑)前作も好きだったのに、すっかり忘れてました…(汗)

お話は、そんな統領の息子・冬嗣と、小さい頃から可愛がってくれた鬼・朝比奈のラブストーリーです。
途中、冬嗣が記憶を無くしたり、朝比奈の前世の恋人が登場したり、2人が惹かれ合ってるのは分かるのに、なかなか上手くいかずにジレジレして切ないです。

そして、朝比奈は過去の辛い経験から人間不信で、何かあると幸せから離れようとします。そんな朝比奈に、昔も今も真っ直ぐにぶつかっていく冬嗣。
この冬嗣が、真っ直ぐな性格で男前でカッコ良くて、好きなキャラでした。
もちろん朝比奈も、自分を全力で慕ってくれる冬嗣から離れることはできなくて…。

最後は、冬嗣の力技と粘り勝ちという感じだけど、意外と嫉妬深かった朝比奈が可愛くて萌えます。
面白かったけど、残念なのは冬嗣の記憶が最後まで戻らなかったことです。なぜ朝比奈の記憶だけ無くしたのか謎だし…。できれば途中で思い出して、もっとイチャイチャする2人が見たかったです。

7

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