2丁目の小さな魚

2choume no chiisana sakana

2丁目の小さな魚
  • NOT BL
  • E-BOOK ONLY
  • R18
  • 神13
  • 萌×211
  • 萌4
  • 中立2
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
123
評価数
30件
平均
4.2 / 5
神率
43.3%
著者
 
媒体
コミック
出版社
リブレ
シリーズ
ビーボーイコミックス~BE×BOYCOMICS~(コミック・リブレ)
発売日
価格
ISBN
9784799725245

あらすじ

「あなたの為なら…俺の人生なんて捨ててしまってよかった。」
高校時代つるんでいた春信先輩に言えない恋心を抱いていた憲二。
気持ちを隠し続けることに限界がきた頃、憲二は地元から姿を消しニューハーフパブで働き始める。
数年後、客として来店した春信先輩に出会い、忘れようとしていた感情がざわめき始めて―――?

珠玉の切ない恋物語、4話収録!

表題作2丁目の小さな魚

姫川春信,化粧品メーカーの営業,受の高校の先輩
憲二,ニューハーフパブ勤務,元ヤン

同時収録作品阿佐ヶ谷南四丁目

名前記載なし,インド人,建設会社勤務
三船,サラリーマン

同時収録作品サニーサイド

高山,受の母親のスナックの常連,会社員
秀,学生

その他の収録作品

  • 2丁目の小さな魚 番外編
  • 曙1丁目にて。
  • 西葛西三丁目の出来事。阿佐ヶ谷南四丁目 番外編(描き下ろし)
  • あとがき(描き下ろし)

評価・レビューする

レビュー投稿数7

可愛い、美人、男前の見事なバランス!

自分がレビューを完全にストップさせた本。なにって、この本の印象を2016年の本がいまだに越えられてないんです・・・。
何がいけないってこのケンジが完全にオカマなのかと思うと元々かなりオラオラなのもあって男らしさを残しているし、かなり大柄でもあるのに普通に女装姿は美人で、好きだったとほろほろ泣くところは可愛い。
それだけを見たくて、あ、それから完全に先輩は好きだよって言ってるのにエッチに対して引くんじゃ?引くんじゃ?と物凄い後ずさりなこと言う可愛さを見たくて何回読んだことか。

あと、エッチに望む姫川先輩のこのセリフ。
「歴代の彼女にしてきたこと。お前にも全部するよ。愛されて当然というツラになるまで。お前がもう嫌だと泣き出しても。」
経験がないことを尊びがちな恋愛ものにおいて、経験があるからこそ価値が高まるこのセリフ!!!
一度は口に出したい日本語です。

3

先輩かっこいーっす

この方の描く中高生くらいの男の子が好きです。これって、ショタといわれる分野になるのかな?
でも、今回はもっと大人のお話でした。
表題作は帯に「貴方のために女になりたい」と書いてありましたが、その台詞通り切ないお話でした。受けが180センチと言うこともあり、小さくて可愛らしい女の子に憧れるところとか、大好きな先輩の歴代の彼女を羨ましがるところとかとてもいじらしかった。ようやく結ばれて、先輩が「おまえにもするよ?歴代彼女にしてきたのと同じコト全部」「俺に愛されても当然!ってツラになるまで」って言う台詞がしびれました。
同時収録の「阿佐ヶ谷南四丁目」は、インド人との恋のお話。情熱的なお国柄のイメージがあるのでそれだけでムフフと妄想膨らみますが優しいお話でしたね。華やかさはないけれど、幸せを感じられるお話でした。

0

ノリが合わなかった……

全部で4つのお話が収録されており、どのお話も設定は大好きなものでした。

特に表題作のノンケ×ゲイ。
高校時代、密かに片想いしていた先輩(攻め)から逃げ、先輩を想ってニューハーフとなった受け、なんてもう切なくて泣ける大好きな設定です!

こちらのお話は、受けが攻めの歴代彼女に嫉妬したり、歴代彼女と自分を比べて落ち込んだり、と展開も大好きなものが盛り沢山でした。

同時収録作も、
しっとりとした雰囲気の中進む、大人の必死な恋愛話や、
小さくて狭い田舎で育まれる、大人と子どもの危うい恋事情など、
どちらも大好きな設定&世界観です。

もう1つ、2ページほどの短いお話も収録されているのですが、そちらは短過ぎてちょっと面食らってしまいました。
違うコミックスに収録されている作品の小話なのかな、とも思ったのですが、どうなんでしょう……?
よく分からない部分も多いのですが、三角関係ものらしく、こちらもまた私の好きな設定なんじゃないかと思っています。


何度も言いますが、どのお話も設定は本当に大好きなものばかりでした。
ストーリー展開も嫌いじゃないですし、むしろ続き好きです。

ただ残念ながら、河井英槻さんの独特の間やテンポ、キャラクターのノリなど、そう言ったものが私には合いませんでした。

完全に好みの問題だと思うので、仕方ないと思いつつ、時間が経てばもしかしたら大好きになるんじゃないかと期待しています。

1

「サニーサイド」一点買いでした。

実は結構早めに読んでいたんですが、先にレビューされた方とあまりに正反対の感想になってしまい・・・江名さんすみません!!
や、これはどう考えても、私がマイナーすぎなんです。
今回メインの表題作やボリュームで表題作に次ぐ「阿佐ヶ谷南四丁目」じゃなくて、10年以上前の作品かつ僅か24ページしかない「サニーサイド」が一番好きだった、という。
さすがに「サニーサイド」一点買いはないよな・・・というところでレビューを躊躇してしまいました。
ただ、やっぱりこの作品がとても好きだったので、相当偏ってるの覚悟で感想を。
人の好みは十人十色ということで、ご容赦ください。

◆「2丁目の小さな魚」・「阿佐ヶ谷南四丁目」◆

雰囲気は好きなんですが、どちらも入り込めない。
攻めの心理描写が少なく、攻めに魅力を感じられないのが私にとっては致命的でした。
特に「阿佐ヶ谷南~」は眼ヂカラの弱さのせいか攻めの印象が薄く、攻めに関しては不自由な日本語くらいしか印象に残っていません。
どちらの作品も受けはとても可愛くて、揺れる男心が細やかに描写されているんですが・・・詳細は他の方のレビューを読んで続きいただけたらと思います。

◆「サニーサイド」◆

とにかくこのテの、起伏がなく淡々と暗い話をこよなく愛する私に、うってつけの作品。
これを機に河井さんの昔の作品を読みあさってみたくなりました。
主人公の少年・秀が何歳なのかは、知らないほうが良さそうです(笑)
とりあえず、学生服を着る年齢(幅6年)ということだけ。
秀の、幼さの残る儚げな横顔にも惹きつけられたのですが、私にとって一番大きかったのは、舞台が福井だということ。

北陸三県が舞台だというだけで、大好きな宮本輝の小説の世界にワープしてしまうというか・・・鈍色の日本海を一人眺めるような、哀愁とノスタルジーに浸り切りながら(←)読みました。
これは北陸と宮本輝が直結している私に固有の「北陸効果」なんだと思いますが、この作品にはそんな哀愁がとても似合う気がします。

タイトルは「サニーサイド」ではあるものの、宮本輝の「幻の光」よろしく、光は遠く彼方にかすかに見えている感じ。
彼らが今立っている場所は、光ある場所ではありません。遠くに見えている気がしているものも、或いは幻かもしれない。
でも――明るいほうへ 明るいほうへ。
「サニーサイド」というタイトルは、暗がりの中でもがいているからこその手探りの思い、そんなニュアンスに捉えました。

秀は両親の離婚で幼い頃に父と別れ、水商売をしている母とも離れて、祖母と2人で暮らしています。
祖母が眠った後、秀を訪ねてくる男・高山・・・彼は秀の母親の愛人だったようですが、いつの間にか秀の男に。
親子ほども年の離れた男と孫の関係を、とがめる祖母。
高山をめぐる、街の悪い噂。
愛なのか人恋しさだけなのかも分からず、刹那的で未来の見えない2人の関係ですが、一見秀を弄んでいるようにしか見えない高山が見せる思わぬ誠意に、こわばっていた気持ちがすっとほぐれていく気がするラスト。
2人に明日はないけれど、かすかな温もりだけは秀の心に刻まれた――そんな手ごたえを感じます。

真夜中に書いた詩のような、ひたすらセンチメンタルで抒情的な作品。
相当マイナーだと思いますが、同人誌っぽくて、こういうの好きです。
この一冊に限って言えば、絵に関しても「サニーサイド」が一番好きでした。

全体に、受けに共感して読みたい人向きだと思います。
些末なことですが、擬音語は手書き文字のほうが雰囲気出るなぁ・・・と思った箇所がいくつかありました。

3

江名

あ! コメントも頂いていたんですね、
気づかず、レビューにまっしぐらでしたw
それぞれ感想は違うからこそ面白いですよね、
ご容赦なんてとんでもないです!
わたしもyoshiakiさんに見倣って、上手に自分の感想を言葉にできるようになりたいです~これからも素敵なレビューを沢山読ませてくださいませ☆

江名

わたしの頭ではよく理解できなかった「サニーサイド」を、
深く掘り下げて読み解いて広がりを示してくれて、感激です!
やっぱり色んな方のレビューを読めるってステキですね~~
5回くらいyoshiakiさんのレビューをじっくり読んでから、
「サニーサイド」を味わうようにして再読したいと思います(*´ω`*)
深いレビューを読ませていただいて、本当にうれしいです、
ありがとうございました m(__)m

切なく甘く……

体は大きいのに、泣けるほど健気な「小さな魚」。
そんな憲二が諦めていた夢みていた幸せを掴む話。
という表題作のほか、大きく分けで2つの話が収められている。

ノスタルジックで、仄暗くて、切なくて、でも甘い。
細かいところでは突っ込みどころもあるし
絵も美麗とかすごく上手というのではないが、
河井さんの描く世界は、独特の強い魅力があり
新作をとても楽しみにしている。
(でも、遅筆でめったに新作が出ない作家さん……)

まずは、ストーリーには直接関係ないように思うが
口絵がとても素敵!
窓際でキスせんとする二人(♂♂一人メガネ)を、
バラを一輪手に眺める美少年。

ストーリーについては江名様が詳しく書いて下さっているが
なんと言っても、元ヤンキーの憲二の春信先輩への
報われないとわかりながらのひたすらな想いがいい。
昭和の演歌みたいな世界なんだけれど、
憲二の方が背がずっと高かったり、
ちょっとしたところが可笑しかったり、それだけじゃあない味わい。

純な憲二の赤くなったり泣いたり、
本当に可愛いく色っぽい初夜は、悶える。
自分の体を見て先続き輩に我にかえるのではと泣く憲二。
ただ、あなたに愛されたいだけなのに……という回想が
あまりにも切なく、胸を締め付けられる。


日本に来ているインド人とメガネの三船さんのお話、
「阿佐ヶ谷南4丁目」は、ちょっと不思議な味わい。

「サニーサイド」は、古い作品。
大きく雰囲気や絵の変わっていない作家さんだと思うが
こうして読むと、確かに以前の河井節だと思う。
救いがないようでいながら、どこか突き抜けた明るさがある。


全体的な完成度、と言われると首をひねるのだけれど
この独特な切なさと雰囲気はやはりとても好き。
なんだか、やっとやっとまとめた一冊という感じも否めないのだけれど
新作が読めたことを喜びたい。


6

江名

snowblackさん、コメントありがとうございました。

そうか~やっぱり高山さんかぁ、
見た感じはどう見ても高山さんですしね。
姿は見えないのに繰り返し、父が…親父が…と出てくるので、
実はお父さんと高山さんがすごく似ていて、本当はお父さんに埋めてもらいたかった寂しさを高山さんが埋めてて、だから…とか色々考えてしまってました(;^ω^)
ああいう温かな思い出もあったし、辛いばかりじゃない…
という素直な解釈でよかったんですね、
ありがとうございましたm(__)m
snowblackさんのレビューも読めて嬉しかったです~

いじらしく、愛おしい。

上司にニューハーフパブに連れて行かれたノンケの攻めは、
そこで女の格好をして働いている高校時代の後輩(受け)と再会。

よく一緒につるんでいた元ヤンの後輩が、
店で「女」をやっているのは、
ノンケの先輩のことが、ただただずっと好きだから。

10年も、そして、男の人生なんて捨ててしまえるほどに。

望みなんてないと思いながらも、女の格好をすることで、
ひょっとしたら、もしかしたら、奇跡でも起こって…
先輩の彼女の存在に深く傷つきつつも、そう思い続けていた受け。
それを知って攻めは…という、これは切なくも温かなお話。

「2丁目の小さな魚」このタイトルがとても上手いと思う。

攻めよりも背が頭半分くらい高くて長身なのに、
受けは攻めの前では途端に可愛く、そしてすぐ不安でいっぱいになる。
まるで少ない水の中で、ぴちゃぴちゃ跳ねてもがいているよう。

最初に読んだ時は、受けの視点に立って一緒に切なくなって、
繰り返し読むと、今度は自然に攻め視点になって、
受けのころころ変わる表情や、そのいじらしさが愛おしくて、
何度読んでも胸がきゅーーっとなりま続きした。

一番萌えたのは、初めてのエッチの時のこと。
昔、攻めが彼女と過ごす夜を想像してすごく苦しかった…
その時のことを思い出して、目に涙をためる受けに、
「 おまえにもするよ? 歴代彼女にしてきたのと同じこと全部。
 …俺に愛されても当然!って顔になるまで。」
そんなことを言う攻めの、力の抜けた男前なところがすごく格好いい。

このお話が、ちょうど本の半分くらいで、
次に載っているのは、ほぼ一目惚れ同士のようにして始まった、
インドから来た外国人 × 美人メガネリーマンのお話。

大出血しても平気なフリで、巨根の攻めと繋がろうとしたりと、
受けはいじらしいんだけど、なんだか危うい。
そんな受けを攻めの外国人が、
その頼もしい身体と純朴さと、サラリと話す面白い日本語で包む。
そして、受けの後輩くんの片想いも絡んで、ちょっと切なさもあったり。
どこかの街で起きていそうな、自然な空気が満ちていて素敵でした。

最後のお話は、2004年に雑誌掲載されたもので、絵柄も古い。
これ、ちょっとよく分からなかったんですよね、
最後に「帰るぞ」って言っているのはお父さん??

最後のお話がなくて、
残りのふたつの作品がその分もうちょっと長く読めたら、
神評価にしていたと思います、河井さん、やっぱりすごくいいなぁ。

9

yoshiaki

江名さん

すみません!!お騒がせしました。コメントありがとうございます!
そう言えば以前トジツキハジメさんの「前略」のレビューを書こうとして、江名さんのレビューを読んでやめたことを思い出しました。
あの短編集の「暗夜行」が好きな人が私だと思ってください。
そのへんが、多分ハートフルであたたかい江名さんとバッドエンドOKの私との好みの差になってるんだろうなと思います。
河井さん初めて読みました。「月曜日の約束」も読んでみようと思ってます☆彡

yoshiaki

江名さん

こんにちは。
レビューを書こうと思ったら、感想が江名さんと真逆だったのでビックリ!! でも、ちょっと笑ってしまいました( *´艸`)
こんなことってあるんですね! 今まで江名さんとはそんなに大きな好みの違いはないように感じていたので、意外でした。
マイナーな好みのヤツということで、なにとぞご容赦ください<(_ _)>

snowblack

江名さま、こんばんは。
「サニーサイド」について。
最後の3ページは、その前の「もう随分経って……
それほどイヤな思い出でもない」を受けていて、
高山さんとの思い出の一コマなのではないでしょうか?
つまり「帰るぞ」って言っているのは高山さん。

ひさびさ

久しぶりに河井英槻さんの作品読んでみましたが、やっぱりこの人の描く話好きだなーと思いました。

そして表題作読んでる途中で泣きそうというか泣きました(と言っても私が単に涙もろいだけで普通なら多分泣かない)笑。
でも、ホントに受けの子が健気で…可愛すぎる…!

表題作の他にも短編がいくつかあって、そっちも面白かったです。ただ、個人的には表題作の話をもう少しやって欲しかったという気持ちもありますが。

そして私にとって一番の吉報は連載が止まっていた「王子と乞食」が再開されることです!やったー!
王子と乞食の1巻買ったの何年前だよ、って感じですがとにかく嬉しいです(^^)

2

aster

snowblack様、コメントありがとうございます。
やっぱり皆さん「王子と乞食」の続き気になりますよね!
もう続きは出ないのかしら…と諦めモードだったので本当に楽しみです\(^^)/

snowblack

aster様、こんにちは。
本編も良かったのですが、私もあとがきを読んで「やったー!
待ってます!待ってます!」という感じでした。
『王子と乞食』首を長くして待っいる一人です。
本当に楽しみですね!

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