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猫田リコ先生は大好きなコミック作家さんの一人。
なんと言うか、読めば読むほどジンワリ沁みてくる感じの作家さんという印象。
猫田先生の描くちょっと捻くれたというか、天邪鬼なキャラクターが特に大好きで。
吹上はまさに、この天邪鬼で可愛げがない、なのに妙に可愛いという。
私の大好物な要素満載のキャラクターです。
お話はスーパーの企画・営業側という、リーマン達のお話です。
吹上が入社して間もない頃、比良子主任が男子ロッカールームで「吹上なら男でもつきあってもいい」と皆の前で冗談を言った事を発端に、何故かつきあう事になった二人。
でも形だけのつきあい、しかもそんな関係が三年間も続きます。
吹上に指一本触れてこない比良子ですが、何故かまだつきあっているつもりのまま。
業を煮やした吹上は、キツイ言葉で別れを告げます。
その言葉にキレた比良子は、吹上を…?
キレてからの比良子主任の行動言動が、かなり面白いです♪
おいおい、あらまぁ!と突っ込みたくなる事だらけ。
ですがこの人、酷い事する割にはなんとも健気でして。
やってる事はかなり悪い事なのに、ちょっと可哀想になってしまいます。
しかし、三年間も吹上を生殺しにしていた罪な男でもあります。
吹上はたぶん、普通に接していたらそんなに悪い奴では無いのですが。
比良子の煮え切らない三年間のせいで、まったく素直になれない捻くれ者に。
かなり捻くれ者というか、天邪鬼具合が私の超好みなキャラクターです。
この吹上が素直になった時、思わず「キャ~♪」と叫びたくなりました!
こういうギャップのふり幅が激しいキャラ、たまらんです。
この本を四月から、もう何十回と読み返しています。
それは私が「萌えスランプ」に陥る度に、必ず手にするから。
内容は何も難しい話ではなく、ただ二人のすれ違いにやきもきするだけ。
でもそのじれったさ、ねじれ具合がもう、兎に角たまらんのです。
あげればキリがないほどお気に入りシーンがあります。
ネタバレしすぎる&エロすぎるので書けませんが☆
今年初読みのBLコミック本も、やはりこの一冊になりました。
こんなに読み返しているのにレビューしないのは勿体ないと思いまして。
今年初のレビューは、この本となりました。
次回のアワードにこの本が入る事は無さそうですが。
私には、今年度これほどツボにハマった作品は他にはありません。
猫田リコ先生に感謝!!
※ネタバレお気に入りシーンをコメント欄に少し書きました。
いやあ~~~!面白かったです。
勢いのまま思わずレビュー。
個人的に猫田さん=短編作家さんというイメージですが、こちら丸々1冊丁寧に描かれています。
普段は大正ロマン系だったり、テンポの良いギャグがあったり、まあ基本そんなテイストなんですが、この作品はいつもと一味違う!
受け攻めどちらもお互い好きなのですが、ほんの少しの態度や言葉で絡み合っていきます。3年間なんにもなかったのですが、別れ話を持ち出してから体の関係はあるけど、それでもこじれてしまっている2人は思いを口にできない、でもその間お互いをずっと見ているので、甘いのが好きとか、筆跡で書いたのが分かるとかもう和解できるフラグがたくさんあるのにそれでもなおすれ違うので読者はいじいじしてしまってたまりません(笑)しかし、素直に言葉にするって素敵ですね~3年間はなんだったのかという位後半で距離が縮まっていきます。甘いです。
猫田さんは本当に昔から大好きだったのですが、(デビューの頃から)最近の作品はなんだか合わず、私も歳とったなぁとか思ってたのでこんな作品も描かれるんだ!やっぱり最高!面白い!ってなりました。本当にうれしいです。
ワタシにとって、元祖神作品は何と言ってもコレです!初めて鞄に忍ばせて自宅以外(職場、旅行、買い物、ランチなど)でも常時携帯した作品です。拘束時間が長く、世間的にもキツいと言われる仕事をしていますが、心が折れそうになったら「トイレいってきます」と嘘ついて(トイレさえ許可制…(汗))この本を開いていました。
最初、先輩はどうしてあんなに後輩をいじったのでしようか?そしてそれを承けた後輩も、どうしてあそこまで怒ったのでしょうか?最初は気まぐれだったのかもしれないけど、全く気持ちのないところに『始まり』は存在しないはず。猫田先生の作品としては、エロが増える(あざーす!)転機となった作品ではないでしょうか?
猫田先生のことを知らなかったなんて、今までわたし、損をしていました。
他作品の『できる男』を先に読んで、なにやら浅からぬセンスを感じてこちらも購入。あちらはコメディ要素が強いですが、こちらはシリアス要素が目立ちます。
受けの吹上も、攻めの比良子も一癖あるため、というか単に素直じゃないがためにずーっとすれ違ったままというこじれた関係ができてしまったって感じです。
どちらが悪いというわけではなく、どっちもどっち。素直になれないのは、相手の気持ちを知るのが怖いから。もしかして自分のことを本当に好いてくれているのでは、と淡い期待を浮かべては自分でそれを消していく、もしくは相手にへし折られる。というのが何回もあります。いわゆる両片思いというやつですけど、中盤辺りから早くも期待できそうな展開が。読書中私は、お、そろそろ展開が終盤に差し掛かってきたな、と思いページ数をみると、なんとやっと半分。え、まだここなんだ、こんなに濃い内容なのに!
とまあ、夢中になって読んでいたようです。
後半、攻めの目線に切り替わるのがまた良い。シリアス展開が一気にあまあま展開に。
攻めの包容力と、受けのツンツンツンツンツンツン…デレ。
この分かりにくいデレに攻めが気づいたとき、包容力発揮!
あまあまへの急展開です。
ひとつ残念なのは、表紙です。軽いエロエロ系と誤解されそう。。。
これ、いいですよ。ほんと、おすすめです。
roseーlily
ネタバレ注意☆
お気に入りシーンの一部紹介です。
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吹上:
顔射された顔も拭かず、階下で去って行く比良子の背中を窓から眺めながら「背中大きいなー いいなーいいなー」と思う場面。
この次の日、つーんとした感じで比良子に朝の挨拶をして「どーよこの平常心」と自己満足にニヤリ。
ひねくれてますね~ww
でもそんな吹上が好きっす♪
比良子:
なぜ別れてくれなかったのかと詰め寄る吹上に「離したくなかったんだよお前の事」と言った後、腰に手をあて妙に格好つけた背中。
なんだこのキメポーズみたいなんは?と思いつつお気に入り♪
比良子は背中が格好良いです!